市街地ギャオ 衿さやか「毎日は書けない Vol.1」の感想
小説の学校で出会って。お互いを知り合って。研鑽し合って。高めあった二人。世の中に認知されはじめた今、現在地点にいるからこそに作り出せた文学フリマ用の共著。
新鮮で美しい気持ちたち。
なかなか見ることが出来ない流れ星のよう。
素晴らしいのひと言しかない。
小説、エッセイ、往復書簡の構成もいい。
小説
・「子供たち」市街地ギャオ
就職氷河期世代の男性が主人公。スマホのアプリゲームにはまっていく書き方がうまい
・「お皿の上の 宝物を見せて」衿さやか
文章がとにかくきれい。小さな離島の兄弟と都会で働く女性の対比が深く胸に迫ってくる。
エッセイ
二人の本とのかかわりかた。大阪文学学校のこと。読書遍歴。
往復書簡 まさにライブ感。その時々の気持ちや思いが詰まっている。
色んな人に読んでもらいたい。おすすめの一冊。
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