「他人軸」で生きてきたアラサー女が、自分のなりたい未来を見つけ、転職活動を成功させた話。


はじめに

ポジウィルに入会し約半年間。 トレーナーさんと二人三脚でトレーニングを積み、転職先も決まり、無事先日卒業することができました。 こういった誰かに読んでもらうような文章を書くのは初めてなので読みにくい部分があるかもしれませんが、 その時の気持ちがどうだったのか、何を考えてどう行動したのか、 なるべくわかりやすい言葉で伝えられたらと思います。
今回卒業にあたってnoteに「卒業論文」を書こうと思ったのは、自分で決めて自分でやった事を形として残しておこうと思ったからです。
無意識のうちに「他人軸」で生きてきた私が、この半年間で「自分軸」を意識できるようになり、なりたい未来に向けて一歩踏み出す、そんなお話です。

トレーニング前までの私

今年でちょうど転職3社目&勤続年数7年目、今いる会社の事はある程度分かっていて、仕事もそこそこにできるようになり、自分自身も30代に突入。謎の焦り(苦笑)もありましたが、そろそろ先の事を考えないとなと思いつつ、コロナが流行り、父親の介護と死別、母親の体調不良…自分の事は後回しで、未来に向けた行動を起こすタイミングが数年間ありませんでした。

ところがちょうど1年前の夏、会社の就業形態・給与体制等が大きく変わる説明を上司から受けました。ただし少し悪い方向に。
その時上司に言われた

「5年後、10年後どうなっていたいかよく考えて」

という言葉は、思った以上に自分に突き刺さり、そこでやっと自分の事、自分の未来の事を意識しました。「これ以上環境が悪くなるならより良い環境のところに勤めたい、けれど、私は5年後、10年後どうなっていたいんだろう…。」
ただこの時は、自分の事なのに自分のやりたい事がわからず、かといってテキトーな会社に入社して失敗したくない、どこに向かっていけば良いか全く分からない状態のまま数か月経ちました。

そんな中Instagramでたまたま見た投稿で「キャリアコーチング」という言葉を知り、そこでポジウィルと出会いました。

ただの転職サービスとは違う、「どう生きていきたいのか」を一緒に考えてくれるとあり、もしかしたらここでなら自分自身のやりたい事、行きたい会社が見つかるかもしれないとほんのり期待している自分が居ました。

無料カウンセリングでは、自分が今何に悩んでいて理想はどうなっていたいのか、自分の事や自分の経歴、全く考えがまとまっていないまま思いつく限りの言葉で今の自分を伝えました。
たったの1時間ちょっと話をしただけなのに、不思議な事に、自分が実はこう思っていたという事を言語化してくれて、「あっ、そうかもしれないです」と他人事のように驚いていました。(笑)

カウンセリングを受けてヒントはもらえたけど、結局私は自分で自分を分かってあげられるのか、後悔しない転職、キャリアを選択できるのか、まったく自信がありませんでした。
これまで何かあった時は対処療法的に苦難を切り抜けてきた私は、本当はどうやって生きていきたかったのか、どうしたら幸せになれるのか、カウンセリングを受け終わっても自問自答し続けていました。ただずっと一人で考えても解決はせず、今はわからないけど知りたい、幸せになりたい、
転職の前に自分自身もしっかり見つめ直す機会はもう今しかないかもしれないと、思いました。
決して安くはない金額でしたが、この時ちょうど脱毛やパーソナルトレーニングを始めて効果が出始めたころ。ええいこれが最後の自己投資だ!!…と、一週間ほどお時間を頂いて直前まで悩みに悩んで、入会を決断しました。

トレーニング中の私

入会して担当トレーナーとして伴走してくださることになったのは藤井なつみさん。
実は無料カウンセリングの時に話を聞いていただいた方で、カウンセリングの時から私がうまく言葉にできないような事もわかりやすく言語化してくれたり、考える時間が長くてもどんな話をしてもそうなんですねと傾聴してくれました。とても話しやすく、入会するならこの人が良いな…と思っていたので、運良くそのまま担当になってくださったことはとても嬉しかったし、何よりとても心強かったのを覚えています。

様々なトレーニングがあったのですが、特に印象に残っているのが2つ。
・自分の「思考の癖」を見つける
・自分のモチベーションの源泉はどこか

思考の癖というのは幼少期に形成され、そこから今の自分の価値観としてなっていくそうです。私の場合は弟が小学生後半で不登校になり、今まで良かった家族仲もなんとなくギスギスしたような雰囲気に変わってしまった…と感じていました。親は荒れていく弟に手を焼き、家で怒鳴りあいはしょっちゅうでした。このあたりから私は、自分自身を変えていくのではなく、家族や周りの人が快適に、より喜んでもらえるにはどうするべきかを考えて動くようになっていて、いわゆる「他人軸」な思考になっていたのです。人から言われる「優しい」「ありがとう」と言われることが嬉しくて、私がこの人にしてきた事で感謝された→もっと喜んでほしいという思考が今でもずっと根っこにあり、トレーニングで指摘されるまで意識する事がありませんでした。

また、私のモチベーションがあがる場面はどんなところなのか、源泉をたどっていくと前述の思考の癖と繋がったのです。「”私が”相手の事を考えてしてきた事」が評価されて、それが自分にもまわりにもポジティブな変化をもたらし、目に見えて実感できるようになる事がモチベーションの源泉だったのです。
それが顕著に出ていたのが大学生時代で、所属していたサークルでの活動において一つの目標に向けて自ら考えて行動し、同じ気持ちで成長していけると実感できていました。

10年越しに大学生の時に気づけなかった自分の事を今やっと知ることができ、「これが私です!」と自信をもって言えることができたことで、新卒時より充実した転職活動だったと心から思います。

転職活動中の私

私の経歴はインテリア家具・雑貨の販売→不動産の営業事務→住宅CADオペレーターと、大学を卒業してから今まで家に関係した業界・職種に携わってきました。

やってきたトレーニングを踏まえて、今回の転職では今の経験を生かしつつ、自ら主体者となって目の前の人を笑顔にし、形に残る仕事をやっていきたいと思い、住宅の設計やコーディネーター職を中心に求人情報を探していきました。
自分で探しつつ転職エージェントにも登録をし、仕事をしながらでも転職活動ができるように動いていきました。その間も藤井さんと自己分析を進めながら、面接の練習もしていただき、久しぶりにスーツに袖を通したのです。
最終面接ラッシュの中コロナに罹るという事件もありましたが(苦笑)、20社中7社書類選考が通り、そこから5社内定を頂けるという結果になりました。

新卒時の時よりも多く内定を頂けてすごく驚いた半面、こんなに自分の事を分析して「私はこういう人間です!」と自信をもって言えた自分が本当に誇らしく、またこれもポジティブ体験の一つとなったなと心から嬉しく思いま
した。

転職活動を終えた今の私

転職活動を終えて約半年、住宅設計として新しい職場で大変ながらも充実した毎日を過ごしています。今までの転職で味わったことのない「自分がやりたい事をやれている」という実感が、日々の業務のモチベーションになっていると強く思います。今まで以上に専門的な知識や経験が必要だと実感しつつ、仕事だけでなく資格取得に向けて勉強も頑張ることが今の目標です。

ポジウィルのトレーニングを終えて思うことは、何気ないちょっとの事でも人生が大きく変わる体験になり得るということです。
家族にも友達にも自分の気持ちを100%本音で伝えたことが無く、当時嫌だった気持ちを思い出したくない、そんな風に思う人はきっと私だけじゃないと思います。けれど自分のことを知るにはどこかで過去の自分と向き合う時が必要で、ただそれは必ずしも自分ひとりで振り返る必要はないんだなと思いました。 家族でも友達でもない、いわば赤の他人だけれど、だからこそネガティブにならず、俯瞰的に自分を振り返ることができました。自分を知ることで納得のいく転職活動もでき、「私が、なりたい自分になれる企業を、自分で選べた」事が自信になりましたし、私も自分でなりたい未来を描けるんだ!と今は晴れ晴れとした気持ちでいます。

トレーナーの藤井さんも言っていましたが、思考の癖はすぐに治せるものではないそうで、私自身もそうだろうなと思います。ただ、「他人軸」な私は自分自身で特別嫌いとは思っていなくて、完全に治したいとも思っていないのです。相手の事を思いやる気持ちは持ちつつ、自分の意見を少しずつで良いから周りに伝えていく、といったように上手く付き合っていけたらなと思います。

きっとまたちょっとした事で人生も未来も変わるし、これからも思い出したくないほど嫌な出来事もあるでしょう。それでもその時の経験一つ一つが未来の自分にとって必要な事だったんだと、フラットな気持ちで振り替えられる自分であり続けようと強く思いました。

おわりに

最後になってしまいましたが、ここまで読んでくださって現状に悩みこんでしまっている方、周りに自分の気持ちを吐き出してこれなかった方、何かしたいけどどうすれば良いか分からない方、ぜひ無料カウンセリングを受けていただきたいです。(無料なので…ぜひ…!)

言葉がペラペラ出てこなくても、どんなに周りに話しにくい過去でも、未来でどうなっていたいか分からなくても大丈夫です。トレーナーさんが受け止めて、引き出してくれます。どんな選択でも尊重してくれます。自分のペースに合わせて一緒に歩いてくれます。カウンセリングを受けて申し込みをするかしないかは、すぐ決断できなくても大丈夫です。 どんな選択であれ、何かを始めることできっと今見えている景色が変わるはずです。

まずは第一歩踏み出してみませんか?


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