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【21日目】寒過ぎて死にそうな時飲んだお茶が世界で1番うまい。


12kmもの道のり、秋の夜長をチャリで爆走することになった。

俺は末端冷え性なので途中で感覚がなくなってくる。

寒い。

寒い。


寒い。

そんな中飲んだほうじ茶が死ぬほどうまかった。

人間限界近くまで追い込まれた時こそ、幸せの最大値が大きくなるのだと思う。

0度の富士山の頂上で飲んだおしるこは最高に幸せだったし、何度も勝てずに諦めようとした時に掴んだ勝利は何事にも換えられない自信になったし、小学校時代ハブられた時に差し伸べられた手は何よりも温かかった。

今は長いトンネルの中かもしれない。

それでも歩み続ければ、光が見られるって。

中学時代に読んだ金色のガッシュの1シーンにこんなセリフがあった。


だから辛い時ほど歩みを止めないことが、人生の喜びにつながる。

だから、俺はその時まで諦めない。

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