独身公務員のグルメ~東大和の大盛カツ煮定食
土曜日の14時。テニス終わりに、がっつり飯食いたいなあ。
朝は、コメダのモーニングで済ましてしまったので、さっきから、腹の虫がおさまらない。
ん?うまそうなにおいがするなあ。おお蕎麦か。
ランチどきを過ぎてたからか、客は俺一人。
メニューは、カツ煮があるじゃないか!
蕎麦屋のカツ煮は絶対うまいに決まっている。
「あのー、大盛にできますか?」
「あいよ。」
着丼。
・・・ん?
米多くないか?
そばのどんぶりに入れちゃってるじゃないか。これは、カツ煮ちゃんのバランスが大事だなあ。
まずは冷えた体にお味噌汁。んー、染みるぜ。
そしてメインのカツ煮。
これこれ!そばつゆがじっくり染みたカツはたまらん!俺はサクサクの衣より、しっとりした衣の方が好きだ。
危ない危ない。単体で食べるところだった。
ご飯の上に載せて、米をかき込む。
米をすきなだけ食う背徳感はたまらねぇなあ。
「すいません、お会計で。」
婆「あらあ、全部食べれたのね。」
「はい、出されたものはもちろん全部食べますよ。え、もともとが多かった感じですか?」
婆「だって、大盛って言ったから。」
やっぱり店のごはんの量の相場は調べておくべきだった。
婆「全部きれいに食べてくれてありがとね」
なんかほっこりしたから、まあいいか。終わり。