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俺が負けたヒロインが多すぎる③~添い寝フレンドの証明~


それから毎日のようにラインが続いた。

二回目のソフレ。今回は平日の花金仕事帰りにやってきた。

ベガちゃん「ああ、夜がつらいです。」

夜って長いからね。

ベガちゃん「うん。ま、源さんでいっか。」

「でいっかってなんだよ。笑」

ベガちゃん「今特に相手いないし。」

源「ふーん、それで家に来てるわけね。でいっかとか言ってるけど、俺は何点くらいなの?」

ベガちゃん「うーん75点?笑」

源「ひくっ!じゃあ、いつも話に出る親友の○○君は?」

ベガちゃん「70点?笑」

源「たかっ!それ友達?」

ベガちゃん「はい、友達ですよ。」

どうやら小悪魔女子のいうことはあまり真に受けない方がいいらしい。

ベガちゃん「源さんは私のこと何点?」

ワイは性格がとてもいい謙虚公務員なので、90点って出かけたが、80点にしといた。
ベガちゃん「えー、結構高い!前の彼女さんは?」

源「言うわけないだろ笑」

正直、犬の件があってからは70点を下回っていたが、太陽ちゃんのためにもそこは黙っておいた。

そして、よーし寝れたと思ったら、相手の髪の毛が鼻に入って起こされたりする。

ああ、あの瞬間だ。

ニトリに行ったとき、合理性でシングルベッドを買うのでなく、下心であの時ダブルベッドを買うんだった。

ベガちゃんを起こさないように、トイレに行き、帰ってきたときにそうっとあらかじめ置いてあった敷布団で寝ることにした。

ああ。1人ってなんて素晴らしいのだろう。



朝起きると、

うん、いつもの天井。

そしてベッドだ。

なぜか敷布団でベガちゃんが寝ている。

あれ、俺達、

入れ替わってる?(君の名は)

記憶の改ざんはこうして起こるのだろう。

多分そういう行為はしてないはずだ。パッケージのゴミが落ちていないことが論より証拠。

朝は、近くの星野源珈琲に行った。

源「ほんとに何もしなかったでしょ?」

ベガちゃん「いや・・・まあ。はい。」

源「え!?笑」

ベガちゃん「まあ、なんもなかったです笑」

多少含みがあるが、ゾロの何もなかったまでは言っていないことだろう。

3回目は、家でご飯を作って、宅飲みをすることになった。

源「あのさ、前回飲んだときに分かったと思うんだけど、俺めちゃくちゃ酒弱いんだよね。だから、多分このお酒は2杯飲んだら、大変なことになると思う。」

ベガちゃん「そしたら、職場に言いつけるんで大丈夫ですよ笑」

源「いや、全然大丈夫じゃねぇwwwん、まあだからあんま飲まないようにするね。」

乾杯。

「ちなみに午後ティーで割ると、めちゃくちゃ美味しいんです。」

そう。うますぎるのだ。

源「おれもうにはいだからむりだ。」

ベガちゃん「ま、飲みましょ。」

源。ここから記憶があいまいになる。



ベガちゃん「私、源さんでいいや。」

源「はいはい。」

そこからは、週1ご飯に行き泊まりに来る関係になった。

毎日1時間以上電話した。

次のおススメは、

「んー、サマータイムレンダかな。」

今回も一緒に見てくれますか?

正直言うと、ベガちゃんにばっかり時間を使っていたので、少し自分の時間が欲しいなと思っていたころだった。

X回目

ドライヤーで髪乾かすの大変なんだけど。
髪切ってくれ。
いや、私ショート死ぬほどにあわないんですよ。
いや、ベガちゃんならかわいいでしょ。
えー。やった~!

源さんそこにゴミ置かないでくれます?
あーごめん。
捨てときますね。

ベガちゃん服忘れてるけど大丈夫?
あー、それ大事なやつなんで、朝源さんち寄ってからいきます。


そんなこんなで、俺の家は、ベガちゃんの私物が日に日に増えていった。

・・・これでまだ付き合ってないんだぜ。終わり。




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