ばあちゃんのお見舞い2日目〜でかいいとこ兄のガッツリ朝食〜
土曜日の宮城の朝は清々しい。
余計な音がない。自然の音と、朝日で起きるのでめちゃくちゃ目覚めがいい。
6時半ごろ、下に降りてそう思っていると、
いとこ兄が降りてくる。
いとこ兄「おい。飯作るぞ。」
俺はとりあえず米を炊く。
すると、いとこ弟が降りてくる。
え、すげぇ。
いとこ弟は、寝坊系クズでもあったので(そのせいで大学二留)、なんか感動した。
いとこ兄「今から、うまい朝飯作る。お前コンビニで、ウィンナーとパルメザンチーズとにんにくチューブとモンスター買ってきてくれ。」
パシリである。宮城なのでここから10分は走らないとコンビニはない。
だが、俺はランニング大好き人間なので、喜んで行くことにした。
「いとこ弟よ。欲しいものあるか?」
「飲むヨーグルトだ。あとまあ待て。」
靴にすでに履き替えた俺の方に歩いてきて、ピン札の一万円札を渡すなり、
「お前もこれで好きなもん買ってこい。」
いや、社長かよ!あざす!
いとこ弟「いや、お釣りは返せよ!」
朝の宮城は気持ちがいい。ちなみに俺は昨日のうちに買いたいものはコンビニで買っていたので、特に買わなかった。
家に着くなり、材料を渡すと、香ばしい匂いが漂ってきた。
いとこ兄制作、ウィンナー丼。なんか朝にニンニク決めると、体の調子が整うらしい。ただ、めちゃくちゃご飯が進むが、めちゃくちゃ重い。いとこ兄は、モンスターで流し込んでいた。
いとこ弟は、「朝からこんなの食えるか!」と吐き捨て、テレビを見ていた。そもそもいとこ兄は2人分しか作ってなかった。
いとこ弟「よし、行くか。」
朝8時に出発した。
ばあちゃんの数値はさらに安定し、本人が水を飲みたいと何度もせがんだ結果、直接水を飲むことがOKなところまで回復した。
いとこ弟「ばあちゃん。遺産は全部俺に渡すって言ってくれ。録音すっから。」
ネタだろうけど唐突すぎるだろwww
ばあちゃん「ああ、分かった。あんたは、
源ちゃんだよね?」
そこにいた全員が爆笑。
いとこ兄「じゃあお前遺産もらえないやんww」
いとこ母「じゃあ、遺産は源ちゃんのかぁ。」
俺「いやいや、俺金はいらないっす。だって....公務員なんで(ドヤ)るほどのことではない。)」
いとこ兄「じゃあ、1番金持ってないの俺だから、俺のもんな!」
いとこ弟「俺も金はいらんから、家はくれ。俺宮城に帰りてぇ。そもそも金は孫じゃなくて、娘2人に入るんじゃね。」
俺「金の話はこじれるから、正式な手続き踏んでくれ....。てか今この場で金の話すんなwww」
とりあえず、男3人が定期的に手を握って「だーれだ。」を繰り返し、70%の正解率までは上がった。
そして、土曜日の夜、帰り際、いとこ弟の手を握って一言。
「なんだ、あんたやーわいこと。」
いとこ弟苦笑。
そして俺の手を握って一言。
「...源ちゃん。あんたの手は堅いね。これは仕事してる職人の手だあ。」
....ばあちゃん、そんなはずはない。俺公務員だから、1番やわいはずやで...。
多分、これテニスしてるからや。
って2日目の夜も不謹慎ながらも、ワイワイしながら帰った夜。