アラサーに恋のチャンスは2度来ない〜今踏み出す終わりなき旅〜
もし、タイムマシンがあったら、「あの時の、あの瞬間」だろう。
オレは2択を間違えた。ただ、今この瞬間残っているのは、「悔しい」を通り越して、「もうどうでもいい」という境地だ。
あれは、11月下旬のことだった。
「横浜の食べ放題に行こう!」
高校の部活仲間とのラインで決まった。1人は結婚し順風満帆、残りのオレ含めた3人はバリバリ独身だ。
中華を食べ終わり、既婚者は言った。
「奥さんと友達が一緒にいるらしいから、合流してみない?」
オレは正直どっちでも良かったので、生返事で「いいんじゃなーい!」と言った。
なぜなら、この後都内でマッチングした女の子と飲む約束があったからだ。
そう、前々回のブログでも言った通り、オレはマッチングアプリwi○hを始めたのだ。ちなみに相手は24歳のシェアハウス済みの子だった。
夕方5時。横浜駅で6人で飲むことになった。シェアハウス女子とは8時からなので、まあまあ時間はある。
適当に焼き鳥を頼んでたら、「おまたせー!」既婚者奥さんと友達到着。
あれ??
え??
めっちゃかわいいやないかーーーーい!
これをショートにした感じの、小動物系女子だった。セカオワのさおりさんにちょっと似ている感じ。オレの目の前に座り、久方ぶりにテンション爆上げだった。
飲み会中も、その子はめちゃくちゃ楽しそうに話を聞いてくれる。何に対しても全肯定。笑顔が絶えない。目が合うとニコッとしてくる。
あーやってんなぁと思いつつも、単純なオレはメロメロだった。
7時になってしまったので、
「ごめん!職場の後輩と飯行くから帰るわ!」
と言うと、
「えー、もうちょっと飲もうよ〜!」
とサオリさんが絡んでくる。
一瞬の間に色々考えた。
これ、二次会行けば、もしかすると、この子と付き合えるんじゃないか??
いや、待て待て。これはやってるんだ!誰にでもやってるはずだ。思わせぶりなんだ。それに、マッチング女子とも仲良くなれば可能性は広がるし...!
「すまん!大事な後輩なんだ!!」
水を飲むように嘘をつき、そそくさと出ていった。後で、さおりさんのLINEを聞こう。
そして、都内への電車に乗ってる時に、既婚者からラインが来た。
「さおりちゃん、お前のこと1番よかったってよ!気に入ってるぞ!!!!」
脈アリだったんすか!!きたーーーーー!!!!!
有頂天になったオレは、LINEを教えてくれと頼むも、
「まあ、待て。ゆっくり行こうや。」
!?!?!?
続けて、新年会やるから待ってろ!とのこと。
まあ、既婚者だもんな。これが良策なのだろう。
シェアハウス女子との飲みもあったので、特に追従しなかった。
そして、シェアハウス女子と会うも、なんだか上の空になってしまった。
アプリ内の写真と20%くらい異なるのもあったが、本当に申し訳ないが、
オレの心はサオリちゃんで埋め尽くされていたのだ。
飲み会もあまり盛り上がらず、この後会うこともなかった。ごめんよ。オレの心はもうサオリちゃん一色なんだ。
クリスマスは我慢した。サオリちゃん何してるかなぁーとか思いながら。ひたすら12月は、仕事に打ち込んだ。、ジムに通い自分を鍛えたりした。
新年になった。
待ってましたよ。既婚者に新年会企画してくれと頼んだ。
「オッケー!企画するから待っとけ!楽しみにしてろよ!」
もちろん楽しみだぜ相棒!!
2週間が経った。
なぜ、新年会が開かれないのだ。
嫌な直感が働いた。
やわらかーく、どうなったか聞いた。
すると、
「あー、サオリちゃん、新年早々に彼氏ができたらしいんだよね!すまんな!」
なぁにいいいいいいいいいいいいいいいいいい!マジかぁああああああああああああああああ。うおおおおおおおお!
とりあえず書店が近くにあったので、直感でヤケ買いした。酒は飲めないので、ヤケ酒できないのだ。
タイムマシンがあったなら、戻るなら二次会前のあの瞬間だったのだろう。あそこで、2次会に行き、LINE交換していれば、クリスマスにだって誘えた!
あぁ、そしたら新年になってサオリちゃんの隣にいたのはオレだったのかなあ。
と、もう叶うはずのない未来を悔いている。まあ、そもそも、付き合ってもなんでもないんだけどねwwww
徒然なるままに、日暮らし、スマホに向かいてそこはかとなく書き繕ったので、大分まとまりのない文章になってしまった。
大戸屋のちきん母さん煮が食べたくなった。大戸屋で今続きを書いています。
ミスチルの「終わりなき旅」にこんな歌詞がある。
高ければ高い壁の方が、登った時気持ちいいもんな。
壁にぶち当たってばかりの人生だが、最後に高い壁をよじ登って笑える日が来ることを、夢見て頑張っていこうと思う。
あの時の選択は間違いじゃなかったと思えるように。
サオリちゃん。ときめきをくれてありがとう。そしてさようなら。幸せになってね。
ちょうど今チキン母さん煮が届いた。ああうまい。ちょっぴり塩味だった。(嘘です)