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天皇がめでてぇから、リア充の巣窟系スパに独身アラサー男二人で行ってみた。
ありのまま今起こったことを話すぜ。
『おれはスパでメンタルを回復していたと思ったら、いつのまにか削っていた』
何を言っているのかわからねぇと思うが
おれも何をされたのかわからなかった。
頭がどうにかなりそうだった。
結婚式に行った時に独身アラサーのオレに向かって、「プロポーズの予定は?」とか子どものトークをされるだとか、ナイトプールだとか
そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ。
天皇誕生日おめでとう。そして、オレ仕事お疲れ。
ということで、スパで癒しを自分にプレゼントすることに決めた。
今滞在しているスパジアムジャポンは「東久留米駅」という、東京23区にも入らないやや田舎にある。正直次住むならここがいいなと思ってる。
カフェも充実してるし、程よい田舎だし、テニスコートもたくさんある。
空いてると思いきや、オアシスに飢えている埼玉県民たちが多いのか、10時半に来たのに、45分も待たせやがった。お前は、ディズニーの時間稼ぎ用のイッツアスモールワールドよりは、ボリュームあるけど、メインにはできないカリブとかホーンテッドマンション系のアトラクションか!
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スパジャポは、もちろん温泉施設に合わせて、豊富な岩盤浴エリア、インスタ映えしそうな料理が並ぶ食事エリア、そしてリア充のためにあるリラックスエリアで分かれている。
イメージでいうと後楽園のラクーアよりカジュアルで、大宮のお風呂カフェに雰囲気は似てるが、施設を充実させ3倍くらいの規模にした感じだ。
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そして、客層のスパカーストは、次のように分かれる。(アラサー調べ)
カップル(男女二人組)3割=>家族1割>男女グループ1割>同性グループ2割=インスタ映え女子二人組2割=>孤高の一人客0.2割>漫画目当てのオタク組0.7割>アラサー男二人組(0.1割)
そう、俺たちは最下層なのだ。
そして、天竜人(カップル)にだけ許されるゾーンがある。
人々(オレ)はこう呼んでいる。
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「天空のとりかご。」である。
とにかく、そこでのイチャイチャがめちゃくちゃ目立つのだ。これでもかというくらい見せつけてくるカップル。いつかそこに入りたい。
他上流階級(カップル)は、ソファーみたいな個室スペースで愛をはぐくんでいる。いつかそこに入りたい。
ちなみに、今オレは居場所のない一人客と、パソコンユーザーが存在することを許される、「スタバ風窓際エリア」にいる。
一方、さらに中心の目立つスタバにいる中尾は自分を仕事ができる天竜人だと思っているのか、ワイヤレスイヤホンをして、一瞬飯を一緒に食ったものの、来てからずっと仕事をしている。
.....「スパ」とは?
そして、なぜオレもブログを書き始めたか説明しよう。
そう、職場のイケイケ系の後輩(男)に会ったのだ。
思わず二度見した。絶対あいつやん。
プライベートだし、話しかけるか一瞬迷ったが、単純に職場以外で会える偶然がうれしかったから肩を叩いて話しかけた。ここが、どんな場所だかも忘れて。
「おお!なんでいるの?」
「おおお!来てたんですね!」
ここで、オレは禁断の質問をしてしまった。
「誰と来たの?」
(絶対聞いちゃだめよ。あなたはスパカーストの最底辺なのよ。)と、心の天使がささやくのを無視して聞いてしまった。
「あー、・・・彼女っす!」
ああ・・・
淡い期待をしてしまった。
ここで、男友達でと返ってきてたら、仕事疲れたもんなとか、いいねーとかいくらでも返す言葉はあったはずだ。
沈黙1秒
「アラサーさんは誰と来たんですか?」
心の悪魔が囁いた。
(女の子と来たことにすればよくね?wwww)
「あー、友達友達!」
架空の女友達を作り上げて乗り切るとするか!
「ここ入るのに結構時間かかりましたよね?」
「ね、10時半くらいにきたんだけど、40分くらいかかっt
どうやら、不穏な影が近づいてくる。
中尾だ。
なぜか、半笑いでニヤニヤしながら近づいてくる。
(落ち着け中尾、お前の知り合いじゃない。あと5秒待ってくれ)
願いは通じず、なぜか中尾が、じろじろと俺の後輩をいぶかしげに覗き込んだ。
!?!?!?
「あー、俺の友達!こっちは職場の後輩!」
微妙な空気になったのでお互いの紹介をした。
これから、合コン会場に向かうんだったらどんなによかったかと切に願う。
中尾が会釈をする。
後で行動の意図を聞くと、どうやら、俺の知り合い=二人の知り合いと思ったらしい。なぜそうなる。
そして、中尾がこう言った。
「誰と来てるんですか?」
!?!?!?
「あー・・・・・彼女っす!」
中尾が沈黙した。なんかしゃべれwww
オレ「ここはこういう場所だからな!じゃ、また職場で!」
俺の返しも意味不明だ、結局彼女の顔見れなかったな。いや、見なくてよかったかもしれない。
後輩から離れて、しばらくたった後、中尾が言った。
「こういうのをなんていうか知ってる?」
何をもったいぶってるんだ。
「何?笑」
「気まずいっていうんだよ。」
今、この瞬間、2023年お前が言うな大賞ノミネートされました。
全国の女性のみなさん。まだ、間に合います。願わくば、俺がいるスタバゾーンで、隣に「ごめん。待った?」と座っていただけないでしょうか。
次後輩に会ったときが、本当の死亡だと思います。「あ・・・」って感じになります。そこのあなた!共感性羞恥感じますよね。中尾は、18時まで仕事するとかほざいています。
私は20人に1人に星野源と言われる逸材です!
そうですか。そうですよね。それならせめて、