全世界待望!俺のいとこ界(あと甥っ子)で、誰がいちばんまともか選手権開催したin宮城

火葬が終わった後、会が開かれた。

今回いた若い衆でいたのは全部で5人。
それぞれの近況や、やらかした話をしあい、話に花を咲かせた後、
いとこ兄「ほんと、やべぇやつばっかだな。こん中で誰が一番まともかなぁ。」

俺「どう考えても、公務員の俺だろ。」


いやいやお前はないwwwと飛び交う。

いとこ兄「お前、もし公務員じゃなかったらただの変人だぞ?そうだな、昆虫採集家とかな。」
いとこ兄弟のいとこ「自分でいうやつが一番まともじゃないww」
いとこ弟「お前、つかまんなよ。やっぱ俺が一番まともだな。」

俺「大学寝坊して、二留するやつは絶対まともじゃねぇだろwww」

いとこ兄弟のいとこ「じゃあ、俺かなぁ。」

確かに見た目はまともだ。
しかし、こいつはお笑いの道を志し芸人になり、毎年Rー1に出場している。得意の漫談で、いつも俺たちを笑わせてくれた。ちなみに、なぜか毎回1回戦敗退である。

ちなみに、漫談やれ!と振ったら、
「最近ネギラーメン食べたんですよ。ネギとラーメンだからネギラーメンですよね。でもチャーシューメンって、ラーがつかないですよね。チャーシューのくせに主張強すぎ。ラーをけすなってね。」

いとこ一同「・・・おおおう。」

単に語感じゃね?と突っ込むのはこらえて、日常を切り取るハイセンスの漫談なのに、なかなか売れないのだ。そして、こいつは声がいい。個性を生かして在宅でコールセンターをしているらしい。

話を戻す。

じゃあ、まともなのは芸人いとこだな、とまとまる瞬間、マスクを外した。その下には、

仙人みたいなもじゃ黒ひげがあった。


いとこ一同「こいつはまともじゃねぇ!!!」


いとこ兄は割愛。というか誰も触れない。

いとこ弟「やっぱまともなのは、甥っ子君だけだよ。結婚はお前に託した。」と、ポンポンと肩をたたく。

甥っ子「うす。」

20歳らしい。黒髪短髪の好青年・・・いや、やけに貫禄があるな。ただ、日焼け具合から予想した通り、指定校推薦で大学野球をやっている。
じゃあ、一番まともやん。

いとこ弟「甥っ子よ、源ちゃんにお前のインスタ見せてやれ。」

甥っ子「うす。」

そこに映っていたのは、
車を運転している、湘南乃風風のサングラスをかけた金髪のヤンキー。なんかハワイアンみたいなポーズをとっている。横には可愛い金髪ギャル。

俺「え、誰これ。」

甥っ子「俺っす。」


・・・・・。


(こいつが一番まともじゃねぇ!!!)



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