等温線を作図しよう!【第59回-実技1-問4(1)① 気象予報士試験の解説】
第59回気象予報士試験の実技1を解説していきます。
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1人でも多くの人に、気象について興味を持ってもらえたらうれしいです。
問題
等温線を引こう
さて、12℃の等温線を引きます。
詳しい引き方は専門書にゆずりますが、
私が考えるポイントは次のとおりです。
12℃未満の地点と12℃超の地点が、きれいに線で分かれるようにしよう。
→ 今回の場合は、12℃未満の地点が線の北西・左側、
12℃超の地点が線の南東・右側に来るようにします。
→ 10℃線=12℃線の間に、例えば13.2℃の地点を入れてはダメです。わかりやすい端から攻略しよう。
→ 今回でいうと、茨城県の11.9℃(北茨城)、12.1℃(日立)の間から
攻めていくとスムーズです。周りの等温線のカーブを真似しよう。
→ そばにクネクネしている別の等温線があれば、
自分も真似してクネクネ引くのが無難です。
→ 今回でいうと、12℃線の群馬県付近、神奈川県相模原市付近のクネクネ
以上を踏まえると、出題者の解答例は、次の図のとおりです。
なお、等温線を解答図の枠まで伸ばすべきかどうかですが、
まったく指示がありません。
14℃線を真似して、枠にまで伸ばさなくてよいと思います。
また、引いた線のそばに「12」と表記すべきかどうかですが、
これもまた、まったく指示がありません。
14℃線を真似して書いても、解答例のように書かなくても、
どちらでも良いと思います。
まとめ
いかがでしたか?😀
超ざっくりとした解説ですみません。
このあたりは、参考書におまかせしたいと思います。
ただ、上記のポイント3点は、
私がこの手の問題で常に意識していますので、
参考にしていただけるとうれしいです!
出典など
※ 本記事における解答や解法は、個人の見解であり、(一財)気象業務支援センターとは関係ありません。