Mirror Brothers (Vintage)
MH2のカードは、Mirror Shopsにも変革を与えることとなった。何と、兄弟で活躍するデッキとなった。まずはMH2参入後にMTGOで入賞していたデッキを多少いじったレシピを紹介します。
デッキレシピ(★は注目すべきカード)
Creature (5)
4 Golos, Tireless Pilgrim
1 Lodestone Golem
Artifact (25)
1 Black Lotus
1 Chalice of the Void
3 Helm of Obedience
1 Mana Crypt
4 Mirage Mirror
1 Mox Emerald
1 Mox Jet
1 Mox Pearl
1 Mox Ruby
1 Mox Sapphire
★1 Pithing Needle
1 Sol Ring
4 Sphere of Resistance
1 Thorn of Amethyst
1 Time Vault
1 Sorcerous Spyglass
1 Trinisphere
Enchantment (4)
4 Leyline of the Void
Land (26)
4 Ancient Tomb
3 Dark Depths
1 Karakas
4 Mishra's Workshop
1 Strip Mine
1 The Tabernacle at Pendrell Vale
3 Thespian's Stage
1 Tolarian Academy
1 Urborg, Tomb of Yawgmoth
★3 Urza's Saga
4 Wasteland
Sideboard (15)
1 The Tabernacle at Pendrell Vale
1 Bojuka Bog
3 Grafdigger’sCage
2 Stonecoil Serpent
★2 Archive Trap
3 Mindbreak Trap
★1 Soulguide Lantern
★2 Void Mirror
兄弟戦争の2人が共闘!?
兄弟戦争のウルザとミシュラ。この二人の土地が、とうとうヴィンテージのMUDで共闘することとなった。
MH2の発売前は、[[Mishra's workshop]]と共に[[Mishra's Factory]]は採用されていたが、ウルザの土地は入ることが無かった。ミシュラ単独の時代は終わり、敵対していたはずのウルザが手を貸してくれる時代が来たのである。
鏡も兄弟!?
実は、Mirror Shopsのキーカードである[[Mirage Mirror]]の他に、新しい鏡[[Void mirror]]がサイドボードに入ることとなった。スポイラー時はフェアデッキが「MUDを倒すカード」と思われていたはずが、意外にもMUD自身が使うカードなのである。
意外にもあまり使われない強力カード
・Karn, the Great Creator
PW初の制限カードであり、自分のアーティファクトを生物化して打点を上げたり、
状況に応じてサイドボードか追放領域から好きなアーティファクトを持ってくる。
[[Urza's Saga]]が採用されるようになったため、この[[Karn]]は抜かれる
ことが多くなったようである。Mirror Shopsは高速コンボを決めることが理想で
あるため、[[Karn]]が出せる状況になる前に勝負が決まることも多い。
・Mystic Forge
MUDの[[Necropotence]]とも言われた制限カード。ライブラリートップから
土地以外の無色系が何でも唱えられる上に、占術もどきまで出来る優れ物。
ただ、Mirror Shopsは土地が多く、[[Urza's Saga]]の採用によりさらに
土地の枚数が増えたため、[[Mystic Forge]]は抜かれがちのようである。
・Inventor's Fare
わずかながら毎ターンライフを回復しながら、アーティファクトをサーチ
することもできる優れた伝説の土地。 MH2後は[[Urza's Saga]]が
マナコストも払わずにサーチしてくるようになったため、[[Fare]]は
抜かれるようになった。入れているレシピもあるが、実はサイド戦で
サイドアウトされることが非常に多い。確かに万能な土地だが、サーチに
かかるマナコストが結構重いのが難点。
カード解説
今回は、変化点となった★のついたカードだけ紹介いたします。
従来のMirror Shopsのカードの件は、過去の記事をご覧下さい。
https://note.com/forceofmasah/n/n023c469f0512
・Urza's Saga
今回最もMUDに革命を与えてくれたカード。2体の構築物を生成できる。
しかも[[Karn, Scion of Urza]]が生成するフィニッシャー級の物と同じ。
[[Mox]]系や[[Ancient Tomb]]などが無いと1T目に置いた[[Urza's Saga]]で
2T目にトークンを生成できないことには注意。
さらに、第3章で⓪か①のアーティファクトをライブラリーから出せるのも強力。
サーチするのは、マナ源である[[Sol Ring]]や[[Pithing Needle]]がほとんど。
また、サイド後は墓地対策である[[Tormod's Crypt]]や[[Void Mirror]]
の自分への影響を減らすために色マナの出る[[Mox]]をサーチしてくることもある。
[[Soulguide Lantern]]や[[Expedition Map]]をサーチする場合もある。
・Pithing Needle
特筆すべきは、この針がメインボードに1枚刺しな点。
従来は[[Sorcerous Spyglass]]が2~3積みされていた。
針が1枚だけ入っている理由は言うまでもなく
[[Urza's Saga]]でサーチできるため。
脅威を与えているPWがいるときにはこの針をサーチしたい。
・Void Mirror
「MUDやドレッジを倒すカードだ」「多分制限になるだろう」と言われていた
このカードは、何と実際にはMUDでサイドボードに採用されるにとどまっている。
デッキレシピ見る限りは、フェアデッキがMUD対策に採用する事例は実は無い。
「MUDがMUDやドレッジ、ピッチヴァインを倒す」ために使われている。
相手もMUDの場合、相手が色マナを確保する手段が無ければ大きく優位に立てる。
ドレッジやピッチヴァイン相手には、マナを払わない呪文を打ち消してくれる。
自分は[[Mox]]系や[[Karakas]]、[[Urborg]]、[[Academy]]により色マナを
確保する。MUDやドレッジ相手には[[Bojuka Bog]]をインすることも追い風。
ドレッジやピッチヴァイン相手には[[Sphere of Resistance]]など
マナ拘束系とディスシナジーになってしまうように見えるが、
そのようなBazaar系デッキは[[Wasteland]]や[[Strip Mine]]など色マナの
出ないマナ土地を使うことが多いので、そこまで気にすることではない。
[[Gaea's Cradle]]や[[Dakmor Salvage]]を入れている場合もあるので、
そのような相手にはマナ拘束と[[Void Mirror]]を同時に引かないことを
祈るしかない。
ホガークヴァインなど、色マナを出せる土地が多く使われるデッキ相手には
インしないように注意。特に、相手に[[Ouph]]を出されたら、[[Mox]]で
色マナが出せなくなり、[[Void Mirror]]で自滅してしまいかねない。
フェアデッキで使用されない大きな理由は、MOX系の枚数が抑えられるため、
[[Void Mirror]]を1T目に設置できる可能性が低いからである。
また、フェアデッキ側も[[FoW]]や[[FoV]]などピッチ呪文を使うため、
自分の首を絞めてしまう可能性もあることも向かい風のようである。
・Archive Trap
このカードはMH2発売の影響ではないが、時々MUDでもサイドに2~4枚積む。
[[Doomsday]]対策であり、相手が5枚ライブラリーを作ってからドロー
を打った時に、この罠を打つことにより返り討ちにできるというもの。
私個人は、このカードは使おうと思ったことが無い。[[Mindbreak Trap]]
があれば充分であると感じている。
最後に、[[Urza's Saga]]でサーチする目的で積まれるカードを紹介。
この辺は個々人の好みによって変わるので、各自で試してみるといい。
・Soulguide Lantern
墓地追放を[[Urza's Saga]]からサーチしてくることを考えることもある。
このLanternは、墓地対策が十分な時はドローに変えることもできるので便利。
ただ、Mirror Shopsは[[Leyline]]などで墓地を使うデッキ相手にはメイン
から優位に戦えるので、ここまでする必要はない気がする。
・Tormod's Crypt
これも[[Urza's Saga]]でサーチできる墓地追放。素で引いてしまっても
[[Lantern]]よりも軽く出せる。
・Expedition Map
Mirror Shopsは[[Dark Depths]]のコンボで勝つデッキなので、この地図で
土地サーチをすることを考える人もいる。
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