ラベジャーショップ解説
2019年後半、[[大いなる創造者、カーン]]と[[神秘の炉]]が制限にされてから、茶単はラベジャーショップに戻ることを余儀なくされた。
そして、同時に、ゴロスショップという形も生まれたが、依然とラベジャ―ショップの方が、大会のtop8に多く残っている。
そんなラベジャーショップの解説を、カード別にまとめてみた。
ラベジャーショップの基本レシピ(2019年末頃)
17 LANDS
4 Ancient Tomb
3 Mishra's Factory
4 Mishra's Workshop
1 Strip Mine
1 Tolarian Academy
4 Wasteland
27 CREATURES
4 Arcbound Ravager
4 Foundry Inspector
2 Hangarback Walker
1 Lodestone Golem
4 Phyrexian Revoker
1 Precursor Golem
4 Stonecoil Serpent
3 Traxos, Scourge of Kroog
4 Walking Ballista
16 OTHER SPELLS
1 Black Lotus
1 Chalice of the Void
1 Mana Crypt
1 Mox Emerald
1 Mox Jet
1 Mox Pearl
1 Mox Ruby
1 Mox Sapphire
1 Mystic Forge
1 Sol Ring
4 Sphere of Resistance
1 Thorn of Amethyst
1 Trinisphere
SIDEBOARD
4 Grafdigger's Cage
2 Powder Keg
2 Precursor Golem
2 Ratchet Bomb
2 Tormod's Crypt
1 Wurmcoil Engine
2 Dismember
土地の解説
・Mishra’s Workshop, Ancient Tomb, Tolarian Academy
MUDでは、これらをMAXで積むのは定番。
MUDは、複数のマナを出せる土地を基準に動く必要がある。
・Mizhra’s Factory
2/2のアタッカーか3/3のブロッカーとして活躍してくれる。
ただし、セットしたばかりは召喚酔いしていて、3/3のブロッカーにはなれない。
攻撃してきたアルカニストを一方的に返り討ちにできる。
アルカニストによって墓地にある稲妻や剣を鋤にを打たれても、
生物化する前のこの土地を狙うことはできない。
2019年前半は4積が多かったが、2019年末は3積が多い。
・Strip Mine, Wasteland
言うまでもなく、MUDなら必ずMAXで積む。
相手の土地を攻めながら戦うのもMUDでは基本。
生物(クリーチャー)の解説
・Arcbound Ravager
ラベジャーショップという名前の通り、この生物が主体である。
他の生物の強化や、[[Walking Ballista]]や[[Hangarback Walker]]
など、+1/+1カウンターとのシナジーにも利用できる。
[[ダク・フェイデン]]に奪われそうになったパーマネントを食べることも可能。
・Foundry Inspector
3点クロックとコストダウンを同時にこなしてくれる優れた生物。
1T目に4マナ出せる状態なら、Inspectorに加えて2マナのマナ拘束を唱え、
さながら[[Lodestone Golem]]のような状態に持ち込むことも可能。
・Hangarback Walker
[[Walking Ballista]]や[[Traxos]]に立場を奪われたと思いきや、
[[活性の力]]が登場してから、見直された生物。
・Lodestone Golem
MUDにおいて、これほど理想的な生物はいない。
高い打点と呪文妨害を一枚でこなしてくれる。
さすがは、生物初の制限カード。
ただし、逆説相手に、マナファクトの置き直しを妨害できない点は注意。
・Phyrexian Revoker
[[ダク]]など、強力なPWが登場してからは、必須パーツとなっている。
真髄の針や魔術遠眼鏡との違いは、これはMOXなどのマナ能力を止められるが、
土地の起動能力は止められない点。
ドレッジなど、土地のマナ以外の起動能力を多用する相手には、困ることも。
レンと六番により簡単に倒されてしまうので注意。
RUG相手には、最初にレンと六番を指定する必要がある。
・Precursor Golem
[[Lodestone Golem]]が制限になってからは、デメリットが軽くなった。
5マナ9点クロックは強力であるし、相手が除去が多いなら、[[Precursor]]
の本物だけを[[Ravager]]に食べさせてしまえばいい。
[[活性の力]]で対象を2つ取ると、単一のゴーレムを対象にしたことには
ならないので、ゴーレムをまとめて倒すことができない点もポイント。
・Stonecoil Serpent
[[タルモゴイフ]]にサイズで勝てる、[[ダク]]に奪われず、
[[三角エイの捕食者]]や[[鋼の風のスフィンクス]]をも止められる。
最近は、RUG PWコントロールも多いせいか、この蛇はゴロスショップでも必須。
・Traxos, Scourge of Kroog
アーティファクトだらけのMUDでは、7/7トランプル&警戒も同様。
[[活性の力]]ではあっさり死んでしまうので注意。
・Walking Ballista
MUDにおいて、本体火力&生物除去をしてくれる貴重な存在。
MUDのフィニッシャー。[[Ravager]]と合わせて即勝ちできる。
※時々採用される生物(デッキ外)
・Steel Overseer
数の暴力で生物を横並びさせるラベジャーショップでは、非常に強い。
[[Walking Ballista]]や[[Hangarback Walker]]など、
+1/+1カウンターとのシナジーにも利用できる。
採用が控えられやすいのは、[[溜め込みやのアウフ]]や[[無のロッド]]で
1/1のバニラになりやすい上、[[レンと六番]]の存在もあるのでしょう。
・Scrapyard Recombiner
接合を持っているために、無駄になりにくく、最後のとどめとして
[[Walking Ballista]]をサーチしてくるために採用される。
採用が控えられやすいのは、[[溜め込みやのアウフ]]や[[無のロッド]]で
能力が無効になり、2/2のバニラ程度になりやすいからでしょう。
・Chief of the Foundry
ロード効果が強力であり、素のサイズも2/3と悪くない。
採用されているレシピも少なくないようだ。
置物系の解説
・Black Lotus, Mana Crypt, Mox5種, Sol Ring
1T目の展開が重要なMUDにとっては、言うまでもなく必須パーツ。
・Chalice of the Void
先手1T目にX=0で置けば、相手だけMOXが使用できなくなるし、
後手ならば、X=1で置くことで、フェアデッキの多くは大きな痛手になる。
さすがは制限カード。
・Sphere of Resistance
MUDでは核となる重要なカード。
このカードにより、相手の動きを大きく制限し、優位に立てる。
・Thorn of Amethyst
生物以外をコスト増させる、マナ拘束系の置物。
フェアデッキの多くは、生物以外の呪文でデッキを回すため、非常によく刺さる。
・Trinisphere
数少ない、MUDでワンキルできるレベルの制限カード。
先手1T目に置ければ、相手がMUDでない限り、勝利も同然。
・Mystic Forge
MUDのために作られた[[ネクロポーテンス]]と言っても過言ではない。
これ一枚で、劇的なアドが取れる。
サイドボードの解説
・Grafdigger's Cage
[[ボーラスの城塞]]、オース、ドレッジなど、1マナでありながら万能な対策。
・Powder Keg
・Ratchet Bomb
主に逆説対策。[[Null Rod]]を代わりに使うこともある。
[[Null Rod]]よりも、自分に対して刺さらない。
[[Ratchet Bomb]]は、[[ドルイドの誓い]]を破壊できる可能性もある。
・Precursor Golem
単体除去が少なく、ビートだけで倒せそうな相手には、数を増やすといい。
・Tormod's Crypt
一時的な墓地除去。ドレッジやサバイバル相手に入れることが多い。
ただし、[[溜め込み屋のアウフ]]で無効になってしまうことには注意しよう。
・Wurmcoil Engine
MUDでは最強の生物だが、[[ダク]]を懸念してか、メインに入れにくい。
相手が[[ダク]]を使わないデッキなら、迷わずサイドインしよう。
ライフアドがすごく、[[タルモゴイフ]]にも負けない。
[[活性の力]]で破壊されても、分裂して打点が変わらない。
・Dismember
MUDでも使える生物除去。相手のブロッカーの除去に主に使う。
[[溜め込み屋のアウフ]]を倒せる点も大きい。
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