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どうしてあなたがすきなのか
昨日はモーツァルト
今日はシューベルト
グレン・グールド
クララ・ハスキル
高橋アキ
クリスチャン・ツィメルマン
この四人が自分の中でのクラシック音楽ピアニストの四天王
イングリット・ヘブラー
アルフレート・ブレンデル
ルドルフ・ゼルキン
クリストフ・エシェンバッハ
そしてこの四人が続く
それから
アンドラーシュ・シフ(1953-)
ゾルタン・コチシュ(1952-2016)
デジュー・ラーンキ(1951-)
デビュー当時、この三人はハンガリー若手ピアニスト三羽烏と言われて日本でも若さとルックスでちょっとしたブームになったせいで、ほとんど洋楽とフォーク、ニューミュージックしか聴かなかった頃に自分もFMをエアチェックして聴いていたが、特にシフはバルトークの演奏に惹かれて今も3枚バルトークとスカルラッティのCDがある。
彼はバッハ、モーツァルト、ベートーヴェンも網羅的に録音しているが、自分の好きなこの作曲家の曲を演奏するCD・レコードは1枚も持っていない。
なぜか?耳が拒絶するからだ。一時期まではどのピアニストよりも好きな音を出していたのに、デビューからしばらくしてシフの音は一言で言うと不快でしかない音になった。
そのときはずいぶん悲しくて歯痒くて最後は落胆したものだ。(右上の1987録音のスカルラッティにもその兆しが現れていた。)
それでもたまにApple Music で聴いてみる。好きが嫌いになるなら時が経てば嫌いが好きになる、そういうことは作家でも画家でも映画でもよくあることだからだが、今はその時は訪れない。
アレクシス・ワイセンベルク
自分の中のダークホース。東欧のスパイのようなルックスも好きだ。
持っているのはシューマンの『子供のためのアルバム』のレコード1枚だけだがApple Music で聴くバッハ、ハイドンも好きだ。こうして聴いていると今年はワイセンベルクかと思う。
活動期間が短かったとはいえもっとピアニスト単独で評価されていいといつも思うが、カラヤンと緊密な関係にあったことが仇になったのかもしれない。
追記
ここnoteのワイセンベルクについてのあるピアニストの方の記事を読んで彼とグールドがつながることを知る。