ソフトバンクが見出しているプロスポーツの価値 ソフトバンクG(孫正義)のソフトバンクホークス活用法を分析
2020年ソフトバンクホークスが日本シリーズを4連勝で制し2018年から続いている連勝を12に伸ばした
内容もすごいもので
「ソフトバンクホークスの野球は5年先を行っている」
と評論する野球解説者も多い
ソフトバンクホークスはなぜ強いのか
「ソフトバンクG(グループ)はお金を持っていてホークスにお金をかけているから強い」
という方も多い
これはある意味で正しいと思う
ではなぜソフトバンクGは野球チームソフトバンクホークスに多額の金を投資するのか?
それは他のチームと違いソフトバンクGがソフトバンクホークスと言う組織の価値の見出し方が根本的に違うのではないかと分析する
日本のプロ野球チームのほとんど(例外もあるが…)は親会社が広告費や企業認知向上として価値を見出しそういう価値の元投資をし運営にも携わっている
あらゆるスポーツの日本のプロチームのほとんどがこういう価値判断の元運営されている
なので親企業の経営が少し怪しくなるとまずは広告費削ろうとし
それを企業努力の一環としてプロスポーツチームを解散したりする
これは当たり前の構図でありプロスポーツチームはそれほどの価値しかないのだ
しかしソフトバンクGのソフトバンクホークスの価値の見出し方使い方はちょっと違うと分析する
それを説明するにはまずソフトバンクホークスの親会社ソフトバンクG(グループ)とはどういう会社なのかそれを説明するところから始めなければならない
ソフトバンクG(グループ)は私たちが普段の生活で使っている携帯のソフトバンクの会社とは違う
ソフトバンクGは投資会社であり
携帯を運営するソフトバンクの親会社なのだ
携帯のソフトバンクの親会社ソフトバンクGの代表取締役が孫正義さんであり
このソフトバンクGがソフトバンクホークス運営母体でオーナーは孫正義さんだ
ソフトバンクGはそれ自身が投資会社である
なので株主(投資家)に説明をする決算説明会をとても大事にされている
その決算説明会で孫正義さんから突然このような話があった
決算説明会なのでソフトバンクGの財務のこと
これからどういう物に投資するのか
そのことについて細かな説明がされていた
しかしソフトバンクGが投資している会社はとてつもない数があり
SVF1(ソフトバンクビジョンファンド1)だけでも80近くある
一つ一つすべての投資先全てはもちろん話されない
そのような場で孫正義さんが
「我々は野球チームを持ってます。強いチームを作るには高校をドラフトでとるようなことだけでは足りない。3冠王やトリプルスリーと言った選手もとらなくてはならない」
と発言している
ソフトバンクGはホークスを
自分たちが投資する投資先の象徴としてとらえ
ただの広告塔としての価値という枠組みを超え
自分たちの投資先の組織運営の結果という価値を見出しているのではないか?
ただの広告塔では
例えば例えとしては悪いが
日本ハムファイターズにおいて日本ハムファイターズが負けても
親会社の日本ハムの商品がマズイとか親会社売り上げや運営には関係性がほとんどない
しかしホークスはちょっと違うのではないか?
ホークスの結果は投資会社ソフトバンクGの投資先の組織運営の結果であり実績としての価値を見出しているのではないか?
ホークスが負ける=投資先の失敗の実績
ではないだろうか?
なのでソフトバンクGは死ぬ気でホークスを強くしようとする
資金面の支援はもちろんのこと
財務経営のノウハウ
組織運営のノウハウ
人材育成のノウハウや
人事体制のノウハウなど…
世界を股にかけるソフトバンクGの世界のノウハウが
ホークスの一つ一つの組織構造に垣間見える
孫正義代表取締役は自分たちの会社の株価は低すぎるといつも嘆いている
自分たちが投資する投資先は強い組織になるという実績としてホークスを運営してるのではないか?
なのでソフトバンクGはホークスを強くしようとしているし投資をしていると私は分析する
なので孫正義オーナーはいつもホークスについてこういっている
「ホークスを世界一のチームにする」
これは冗談でもファンへリップサービスでもなく
企業戦略の一部としてホークスの価値を見出した発言ではないかと私は考える
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