valuable【歌詞】
水の流れの中、身を任して
泣いて鳴いてる
下手くそに
また自分を愛せずに生きるのが辛いんでしょ
被害者気取りなんてこれっぽっちもないのに
嗚咽が止まらなくて
それでも好(よ)い?
そんないつも通りの自分でも好(よ)い?
微笑(ほほえ)みたくない
微笑(ほほえ)めない
呼吸が乱れて涙が溢(あふ)れる
自分が勝手に悲しみ連れてきたんでしょ
鏡を見た、写る自分と理想の自分、本当の声はどっち?
嗚呼、愛せない
ふと思った
優しくしてね、誰にもだけど
まず自分にと、言い聞かせる
心の静寂(しじま)に1滴の雫が波紋(はもん)を立てる
乱した心が震え、痛む、傷(いた)む
涙が溢れる、零(こぼ)れる
溢れたコップの水が倒れてテーブルを汚すように心を穢(けが)す
不確かなモノばかりの世界で確かなものを綺麗なものを見つけるのは困難で
抱き締めて、強く抱き締めて
嗚呼、誰かの温もりが今とても必要なの
何から愛せば好(よ)い?
明けない夜は無いなんて、綺麗事はいいから
本当は苦し紛(まぎ)れの為の夜
縋(すが)り付く為の夜
夜はそんな乱した心を教える優しい暗闇
両の手で抱き締めて
自分の心を抱き締めて
誰でも等しく持ってる悲しみに同情なんかはきっと要らない
涙なんかも要らない
笑顔も要らない
間違いばかりの日々には落ち着かせる為の口遊(くちず)さむうた
きっとそんなうたがあれば好(よ)い
苦しむ、後悔、失意
そんな感情に阻止(そし)されて本当の声がわからなくて
けど、それすらも自分のひとつひとりであって
自分じゃないって否定はしないで
自分を愛してあげて
もっと愛してあげて
十分なくらいに
花には水を、心には太陽を雨を
そんな自分でも好(よ)いかって
わからないけど
頬を撫(な)でて、膝を抱(かか)えて小さくなる
私はちっぽけ
私は小さい
私は人が言う程、好(よ)い人じゃない
けど、どうでも好(よ)い人じゃない
ありがとう私
幾通りの私はきっと、そんな間違っていない
間違ってるのは間違ったと思う間違った思考で
肯定したげれるように
人間は不器用で感情で動くけど素晴らしい生き物だ
嗚呼、輝かしい日々
嗚呼、響き渡るうた
嗚呼、微笑ましく過ぎ行く日常
すべては生きる為に
すべては最期の為に
理由付けは好きじゃないけど、産まれてきたんだ