tragicomedy【歌詞】

君は光を見たいのかな

それとも闇が見たいのかな

泥だけになって、灯火(ともしび)にしがみつく

僕には理解出来ないことだらけさ

自分から堕ちて征(ゆ)きながら

涙ぐんで叫んでる、助けてと

そこが僕には解(わか)らない

君は行動と想いが伴(ともな)ってない

それとも傷を付けることに悦(よろこ)びを見出してる?

優しい世界なんてありゃしないわ

私は誰にも彼にも優しくしない

口癖のように自己皮肉、他者皮肉

その闇は毒となって、体内を廻(まわ)る

僕は感化されて、その毒が大好物さ

心地好(よ)い苦しみを頂けますか?

ねえ、君、さて、怯(おび)えてるのは何故?


優しい言葉で地獄谷に堕ちてしまえ

極楽なんて退屈できっと仕方(しかた)無い

なら、共に堕ちよう

心臓が高鳴って、期待が胸を唆(そそ)る

欲望なんて悪じゃない狂気的でもない

唯(ただ)好きなものを好きと狂喜的に言ってるだけ

愛を乞(こ)う祈りは邪魔なのでしまいましょ


何だか寒くなったり、熱くなってみたり

誰かを刺したくなったり

自分を切りたくなったり

願望と煩悩の欲まみれ

君は君でいい、僕は君の崇拝者

傍観者じゃいられない

客観的より主観的に君を眺めていたい

目障(めざわ)りな主義主張

消し去りたい、沁々(しんしん)と思う

夢の彼方へ、飛べるなら


僕は光を見たいのかな

それとも堕ちてく君が見たいのかな

最期(さいご)に慈悲(じひ)を乞(こ)う君が見たい

君には到底理解不能なことなのさ

僕は自分から堕ちることはごめんだね

ただ涙ぐむ君を見るのは快感さ

一致する海馬(かいば)の遥かな記憶

君を傷付けることこの上なく悦楽(えつらく)

君に掛ける優しい言葉なんてありゃしない

君自身が望んでないから

僕の口癖は君は僕の玩具(おもちゃ)で愛してる

吐き出す毒は君の体内を巡回するのさ

涙する君はそれを快楽として嗤(わら)う

純粋たる悪を頂けますか?

さあ、手を取って、君が嘲笑(ちょうしょう)してる


厳(おごそ)かな言葉は君にとって天にも登る心地

地獄に詩を持って散々苦しめられておいで

そう、僕は不干渉者になる

君の世界に僕の干渉は不要だから

欲求なんて善には向いてない狂喜乱舞

唯(ただ)、君の世界の神になろうと思ってるだけだよ

命を乞(こ)う希求は僕にも君にも有象無象(うぞうむぞう)


黙秘を貫いてみたり、喋り倒したり

精神が少し不安定なんだね

誰かを迷わせたくなったり

自分を裏切らせたくなったり

絶望と失望の落胆まみれ

君は君じゃなくちゃ、僕はその崇拝者

代弁者にはなれない

悲観的より感嘆(かんたん)的に君を遠くからみたい

だから

お目通(めとお)し願いたいのです

万華鏡の箱の中に閉じ込めたい

その檻の中で離さないから


目障(めざわ)りな正義の味方、先駆者

微睡(まどろ)みの淵(ふち)へ追いやりましょ

怯(おび)えさせてあげましょ

目障(めざわ)りな正義の味方、先駆者

微睡(まどろ)みの淵(ふち)へ追いやりましょ

怯(おび)えさせてあげましょ

悲喜劇(ひきげき)こそ人生のスパイス

何もか引き摺(ず)り落としましょう

最高の楽園へ飛び立ちましょ

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