oneself【歌詞】
石ころの欠片のような私を誰も愛してくれない
世界は優しくない
私は誰も信じられない
でも、愛してあげなきゃね
私の最初の友達は私って誰かが言ってた
そうだね、私が一番最初に愛するのは私
嫌いになっても、私に私へ喧嘩は出来ないけど
嫌になって否定することは出来るわ
けど、明日にはきっと愛せる
明日がだめなら、明後日
それがだめなら明明後日(しあさって)
きっとだめの繰り返しでも
時間が痛みと共に心の苦しみを薄くしていってくれる
そう信じてる
涙が流れて、止まらない
こんなにも溢(あふ)れて仕方が無い
誰か愛して、こんな私を愛して
私の心ごと、私の体ごと
なら一番に好(よ)いのは私しか居(い)ない
そう思った
私は私のことを全部理解なんて出来ないかもしれないけど
誰よりも側に居(い)て
誰よりも私が欲しがってる優しさを知ってる
誰よりも知ってる
胸の鼓動が高鳴って
心臓が熱くなっていく
心が抉(えぐ)られる程に私が私を守る
私を守る為の強さでも弱さでも好(よ)いから頂戴(ちょうだい)
それは光でも闇でもなくて、私自身
朝陽は眩(まぶ)しくて、夜風は涼しくて
私の心の季節が回る度に私は私を強く愛してる
受け入れることの怖さ
私のすべては私であってもわからない
私の知らない私を知った時
恐れを翻(ひるがえ)して
わかってあげれるのは私が一番最初
気付いてあげなくちゃ
その傷の為の涙なら幾らでも流そう
きっと大きな海になって広大な世界を創り出す
時に寂しさは心を蝕む
時に怒りは心を穢(けが)す
けど、喜びは?
きっと私を大きくする
そんな人生の糧(かて)になると思うの
けど、負の感情全部が悪いわけじゃない
私を私を振り返させて、成長させる
その気付きに時々、思いに耽(ふけ)る
孤独は悪くない
孤独にした私自身も悪くない
誰も傷付けたくないだけ
けどそれじゃ
喜びを分かち合う嬉しさは生まれないのかな
私は私の殻の中でお城を造ってた
私を傷付けない部屋を
ちょっとの傷は腐敗し、巨大化してく
そう、私は誰かを傷付けることも私が傷付くこともどちらも怖い
私が私を愛することには嬉しさを分かち合う誰かが必要
もしも喜びを誰かと分かち合えれば、それは幾重にも重なり喜びは感激に変わる
悲しみは分かち合っても半分にはならないけど、隣に誰かが居(い)るという強みくらいにはなるのかな
何だかわからないけど
世界に生きてる限り、感情の吐き出しは時々必要不可欠で
籠(こ)もっても何処かで感情の大切な部分がぶつかり合う
そんな時、私は私を愛するだけじゃ足りなくなる時が来るだろう
そんな時、一人でもいい
私を叱ってくれる人
私を慰(なぐ)めてくれる人
私の話に何も言わず聞いてくれる人
誰でもいいから私を私の存在を認めてくれる人が欲しくなる
私の生きてる意味が欲しいんじゃない
ただ私の存在価値を肯定してくれる何かが欲しい
意味は無くとも生きてる
私が望む限り
そこに誰かの意思は無くて
私の意思
けど、一生独りは生きてく限り無理な話で
何処か道の途中で幾多の人と交差する
それは好(よ)くも悪くも私に影響を与える
けど、なるべくなら人とは関わりたくない
私は私を愛したい
私の一番の友達を裏切りたくない
けど、私は独りで産まれ生きてきたわけじゃない
そのことは知ってる
そのことは知ってる
だから、私自身を愛したい
同じく人も愛せるような人間になりたい
きっと、なれる
裏切りも悪意も飲み込んで
それでも人に優しくあれる人になれますように
私は祈ってる
ただ祈ってる