powder snow【歌詞】
見上げた曇り空、寒さが身に沁(し)みる頃
両手に息を吐いて
凍(こご)える手を擦(こす)りながら温める
悴(かじか)む赤くなった指先
あなたと今年もまたこの季節を過ごせること居れること
幸せを願ってる
冬風と共にあなたの温(ぬく)もりを感じれる季節が訪れた
歩く道にふたりを照らす街灯
影が長く伸びる
何処までも続く心に咲く久遠(くおん)の光
ふたり笑い合う息が白く
何処までもこんな日々が続けば好(よ)いと思った
粉雪が舞い上がったふたりの視界を閉(と)ざすように
まるで寂しさの涙のように頬を伝(つた)う
けれどあなたと居(い)れば粉雪さえ、ふたり包む静かな雪虫のようで
路(みち)に残るふたつの靴跡がふたりの軌跡のようだった
街に響くオルゴールの音(ね)
この街は夕暮れの時刻を知る
私たちも冷たい手と手を握りながら
共に自然と居(い)れることを『幸せ』と誰が名付けたのだろう
ふたりに幸せという形無いものが降り注いでた
あなたに与えるのじゃなくて、見返りを求めるものじゃなくて
ただ相手を想うことでどれだけ互いの強さになるのか
ふたり寄り添って額(ひたい)を合わせて、ただそれだけ
綺麗な雪空
真っ暗闇でもきっとあなたを見つけられるよ
だって、あなただから
だって、あなたが光だから