閃光【歌詞】

名前を呼ぶのはそなたが素晴らしき哉(かな)

そなたを思い、又見てることを忘れんで

一緒にその道を共に連れて行って欲しきや

笑うときが一緒ならば

嗚呼、泣くときも共に一緒や

あたいはそう思うのでありんす

その肩に乗ったそなたには重い荷物でも

あたいと一緒に別(わ)けて背負(せお)いませぬか

けれどもそなたの心はあたいものでは無いのです

逆にあたいの心もそなたのものでも無いのです

でも、そなたの肩の荷物くらいなら軽くすることが出来ると思うのでありんす

ひとりで背負(せお)うことはないのです

ただ影ながら支えたいと言うあたいの烏滸(おこ)がましさでありんす


あたいはそなたを道連れに生きたいわけではありませぬ

遠く遠くから見てるだけで満足で幸せでありんす

あたいはあたいの道を、そなたはそなたの道を進むだけ

少し交差した場所でそなたを見て、支えたいと思ったのでありんす

憂(う)き身を窶(やつ)すほどにそなたに輝いていて欲しいのです

ただただ其(そ)れだけなのです


この胸の高鳴りをくれた恩返しでありんす

生きる痛み喜びを忘れたあたいに生きることの光をくれたお返しにです

それは生きる糧(かて)のひとつと為(な)ったでありんす

感情溢れる人間味らしきものを貰ったのです

嗚呼、何と素晴らしきこと哉(かな)、人生


旅路を行く先で懐かしきや唄に出会う

それはそなたの心と思うのでありんす

何処までも共にする優しき季節を進むための唄

転(ころ)ぶときが一緒ならば

嗚呼、笑って飛ぶときも一緒に

あたいはそう思うのでありんす

あたいの感情が重荷に成(な)らんことを思い

あたいの感情は別に背負(せお)わないで下され

それはそなたの心はあたいものでは無いのです

逆にあたいの心もそなたのものでも無いのです

だから背負うべきものはそなたの大事な荷物のみで良いと思うのでありんす

そして独り独走することもないのです

ただ辛きことが在(あ)れば、その荷物背負(せお)わせて下されませぬか


あたいはそなたの悲しみ憂いをすべて引き受けたいのではありませぬ

共に別(わ)けて身軽くし、引き受けたいのでありんす

あたいはあたいの心を、そなたはそなたの心を無くさず

自我を持って、その上でお役に立てたら良いと思うのでありんす

憂(う)き身を窶(やつ)すほどにそなたに輝いていて欲しいのです

ただただ其(そ)れだけなのです


生きることは花、その花が満開でありんす

人それぞれ、そなたの生は藤の花のように良い香りがし導かれるのです

そなたの生きるという生命の根源なのでしょ

それが人間味溢れる人を惹き寄せる魅力なのです

それに魅了さてるひとりでありんす


何処までも付いていくでありんす

そなたの笑顔があたいの喜び

そなたの行く末が光り輝く角砂糖のように甘く奇麗な道で在(あ)ることを祈ってるのでありんす

寒空の下、凍(こご)える身ではいけませぬ

そんなときはあたいがそなたの名を呼びましょ

心が温まるような声で

あたいはあたい、そなたはそなた

しかしその肩の重い荷物なら半分頂くでありんす

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