please【歌詞】
悲しみが遠出(とおで)した
追い掛けるのは涙が消えてく気がしたから
涙の代わりなんて居ないよ
夢を見てた
独りじゃないって
友達は光の涙
選んだのは笑うことと、泣くこと
please(プリーズ)、波に洗われて
place(プレイス)、足が濡れても海の中で涙を探してた
暖かい涙の海で包まれてた
何処(どこ)へと揺蕩(たゆた)うのだろう
入道雲が無くなって
闇夜が落ちてくる
嗚呼、涙が眼から落ちてきた
大人振(ぶ)るには少し空回りして
子供振(ぶ)るには経験が有り過ぎて
孤独振(ぶ)るには暖かさを知り過ぎて
すべてが涙でぼやけて昇華した
冴えてく意識
まだ夢の続きを見ていたい
闇夜が青い光に変わってた
白いシーツの中で顔を埋(うず)めた
何でかな、涙が止まらない
嗚咽(おえつ)が止まらない
何となく思った
明日が暖かい日で有りますようにと
笑顔が消えていった
胸が痛くても上手く笑えないのな駄目な気がした
笑みの代わりなんて居ないよ
現(うつつ)で見てた
衰退してく心ってものを
孤独に不意に気付いた
それでも
選んだのは笑うことと、泣くこと
please(プリーズ)、素足で砂利道を歩く
place(プレイス)、
寂しさの後は正反対の感情が帰ってくる
そんな気がして
追い掛けて追い掛けていた
明日の中に希望を見たいから
飛行機雲が消えてく
夕暮れが待ち構えてる
嗚呼、笑みの心が口元で笑った
大人振(ぶ)るには少し暗さを知って
子供振(ぶ)るには少し無邪気さ足りなくて
孤独振(ぶ)るには愛されることで満ち足りて
それが
笑顔に成りかけて頬を赤くした
頬が熱過ぎて
これはまだ夢の中に居るの?
灰色の壁が甘い光に変わってた
カーテンの隙間から光が漏れる
ふと、起きた
シーツが濡れている、涙で
笑って泣いてみる
胸を過(よぎ)ったこと
明後日(あさって)も
この手の温もりが消えないようにと
靡(なび)く髪の毛
潮風が潮の香りと共に流れてた
後悔など無いのに海に来ると
いつになく泣きたくなってしまう
明日だって、こんなにも明るいのに
この手の中には何も無いけど暖かいものが有るの
暖かさが淡い青い炎で胸を熱くする
これはまだ夢の続き?
去って行かないで、夢なら
醒めないでそう願った