universe³【歌詞】
星が廻(まわ)った
暗闇の中に埋もれし光
星は疾走(はし)る
私は追い掛け、息絶え絶(だ)えに
炎のように燃え滾(たぎ)る歌を捧げよう
輝く天(てん)の川
花鳥風月、宇宙(そら)は花となる
風は吹かずとも鳥は羽撃(はばた)く
月が目蓋(まぶた)の裏に光の硝子(がらす)となりて光る
黎明(れいめい)の君
夜明けの音色が鳴る方へ
私を呼ぶ
星は白き月と共に宇宙(そら)に交ざる
odd eye(虹彩異色症)の君が見る宇宙(そら)は
両の眼でどんな風に違(ちご)うて見えとる?
魅えとる?
帳(とばり)が降りる頃、教えて
今日の夜の色々
君の声が闇夜に響く
月が欠けてく
運命が欠けてくような悲哀の薫(かお)りがする
匂い立つなら、捨てれば好(よ)いとて
君との今、この空間をこの両の手に閉じ込める
それは温(ぬる)い風
過去を今を未来を星見(ほしみ)は指差す
命運尽きるまで星は廻(まわ)る
和楽器の音が似合う惑星の歌
私は歌う
星の数え歌
始まりは静かに、起承転結
終わりは仄(ほの)かに強(したた)かと
固く握った掌(てのひら)
君の合いの手
星が微笑(わら)う
絶体絶命
宇宙(そら)は煌(きら)めく
私の命を掛けて、欠けて
宇宙(そら)を手放さない
星が廻(まわ)る度に吐息と共に言の葉が漏れる
振り返れば暁(あかつき)が待っている
その前に星を掴む
君は揺ら揺らと散る星の花々のよう
私は花摘(つ)む光となって
君を包み続ける
私は小さくなる
君は静寂(しじま)に落ちる滴(しずく)となる
閃光(せんこう)は一瞬の灯火(ともしび)
私たちは目蓋(まぶた)を瞑(つむ)る
夜明けはもうすぐ