iron grate【歌詞】
戦わん、生まれたからには生きてるからには
征(ゆ)くぞ、真実を見に
見たら慄(おのの)くのか
下を向いてられない、僕が見るのは前だけだ
下を向いたら、落ちるだけだからな
持ったドアノブを開くだけだ
開いたらきっと、残酷な世界に泣くだけだ
絶望はすぐそこに
きっとがずっとで、続くんだろ?
崖の下に意識的に落ちたいなら、お好きにどうぞ
止めやしないさ
征(ゆ)けばいいさ
目が覚めたら、泣き咽(むせ)ぶ夢だったなんてオチは無い
こちとら、慈善事業(じぜんじぎょう)じゃない
厄介な僕を誰も相手なんかしないさ
当たり前だ、態々(わざわざ)炎に飛び込むことなんかしないだろ
火のないところに煙は立たない
そんな火なんか要らないだろ、普通
無防備な奴くらいだろ、構うのは
一緒に落ちていけ
普通はそれを見て笑うだけだ
此処(ここ)から先は来ない方が好(よ)い
ルーザーはすぐ泣く、鳴くから
想像の中で勝者でも、リアルは敗者
絶望感に苛(さいな)まれるのは僕が駄目な人間だからですか?
そうですかって、言って欲しいですか?
楽園を追いやられてもビクともしない精神を持たないとね
禁断の果実に手を伸ばしてばかり
人のものは羨ましく見える
隣の芝生は青い
見上げた空は曇り
嗚呼、糞(クソ)
流れるのは頬を伝(つた)うもの
涙と言うなら、好きに嗤(わら)えばいいさ
また目が覚める
嗚呼、また夢か
それが何だ、濡れた頬を手で拭(ぬぐ)う
何でも蹴散(けち)らす気持ち
悔(くや)しさ可哀想、お気の毒様
こんな感情が有り余り過ぎて
もう瞼を瞑(つむ)れない
世界の何かを知った気でいた
それがお前の全部だ
何かを知った気で何にも知らない
その手に有るようで何も持ってない
在(あ)るのは嘘と残酷さだけだ
正解が欲しい
嘘でも好(よ)いから
世界に混濁(こんだく)を下さい
世界を相手するのか?
くだらない、それで世界が手に入ったつもりか?
嗚呼、そこで目が覚めた
夢の中の夢
この檻の中で鉄格子(てつこうし)越しに見える太陽が羨ましい