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【マスターデュエル】メルフィー学:第1回 - デッキ構築基礎

メルフィーの森にお住まいの皆様、もしくは移住を検討されている皆様こんにちは。森の隅っこにひっそり暮らしているアルベールです。
マスターデュエルにおけるメルフィー(偶にOCG含め)について解説していきたいと思います。
あくまで一個人の考えなので間違いなどもあるかと思いますが、デッキ構築がてら流し読み程度で大丈夫です、是非受講してみてください。

さて今回はいよいよ第1回です。前回の第0回やマスターデュエルでシーズン3プラチナ1達成記事などもありますのでそちらも読んでいただけると嬉しいです。
プラチナ1到達!純メルフィーデッキ解説【マスターデュエル】
【マスターデュエル・OCG】メルフィー学:第0回 - 序論

※記事は無料で最後まで読めますが、気に入ったら受講料を納めて(購入して)いただけると嬉しいです。

メルフィーのデッキを組むにあたっての前提

現状マスターデュエルでは大きく2パターンの構築があると思います。
1つ目は勿論純メルフィー。他のテーマをなるべく混ぜずにメルフィーメインで戦う型。
2つ目は鉄獣メルフィー(もしくはメルフィー戦線)。鉄獣戦線とメルフィーの混合構築です。
第0回でも多少触れましたが、メルフィー単体では火力も突破力も低いかと思います。そのどちらも補えるのが鉄獣の強み(シュライグを筆頭として)です。
レスキューキャットを更に活かしやすくなったり、パピィキャシィからのリクルート・サーチ先が増えるメリットがあります。
一方で、デッキ枠が半分以上鉄獣になるため、うまく構築・プレイしないと「それ鉄獣戦線で良くない?」と言われてしまうこともあります。
純メルフィーについては(どこまで混ぜ物をしないのが純かと言われれば難しいですが)、どうしてもその火力や突破力を補うための手段が必要となります。たとえば獣王アルファや未界域のビッグフット、もしくは手札誘発や罠カードなど。
いずれにせよある程度勝つ(ランク戦でプラチナやダイヤモンドを目標とする)には、可愛いだけでは難しいのが現実です。
時と場合によってはアーゼウスを使用する必要も出てきますので、その辺りを受け入れる覚悟をしてからメルフィーの森へ移住してください。
※強いデッキに勝つことを目標としないのであれば別ですが、私は負けるのが悔しいです

ただ今回にあたっては、第1回ですのでなるべくスタンダードな純メルフィー構築を紹介します。
決してとても強い構築ではないかもしれませんが、
・メルフィーの動きを覚える
・メルフィーデッキでできることの基礎を覚える
・回しやすい
・低ランク帯などではそれなりに戦える
・URの枚数を多少抑える
を重点的に考えてみました。
ゆくゆくは踏み込んだ構築や鉄獣混合なども触れていければと考えています。
もし踏み込んだ構築を先取りしたい方は、少し古い記事にはなりますがシーズン3プラチナ1到達のデッキ解説をまずご確認ください。

メルフィーデッキレシピ:第1回

では早速デッキレシピを貼ります。

URの枚数は
灰流うらら 2
レスキューキャット 3
獣王アルファ 1
ハーピィの羽根箒
墓穴の指名者 2
無限影泡 2
森のメルフィーズ 2
わくわくメルフィーズ 2
天霆號アーゼウス 1
で合計16枚です。
その中でもレスキューキャット、森のメルフィーズ、わくわくメルフィーズは必須ですので最優先で揃えてください。また灰流うららと無限影泡はセット商品で1枚入手できます。

SRの枚数は
森の聖獣カラントーサ 3
森の聖獣ヴァレリフォーン 1
素早いビーバー 3
ホップイヤー飛行隊 1
魔獣の懐柔 3
虹光の宣告者 1
神騎セイントレア 1
ミセス・レディエント 1
で合計14枚です。
こちらはカラントーサ2枚、ヴァレリフォーン、素早いビーバー、魔獣の懐柔が必須カードです。

その他R・Nは
メルフィー・フェニィ 2
メルフィー・キャシィ 3
メルフィー・パピィ 3
メルフィー・ポニィ 1
メルフィーのかくれんぼ 2
メルフィーのおいかけっこ 2
激流葬 2
バージェストマ・ディノミスクス 2
メルフィー・タイム 1
No.64 古狸三太夫 1
キャット・シャーク 2
No.29 マネキンキャット
です。

カードを揃える方法ですが、シークレットパック「フォレスト・アニマルズ」を回すと、レスキューキャット、森のメルフィーズ、わくわくメルフィーズ、カラントーサ、ヴァレリフォーンをUR・SR枠で揃えることができます。
SRポイントを30貯めてカラントーサを生成することでシークレットパックが出現しますので、そこから10連を何回か回すのがオススメです。

回し方について

初動

まずモンスターの初動展開方法について説明します。
基本的には先攻を想定しています。

①魔獣の懐柔スタート
自分フィールドにモンスターがいない場合しか使えないため、手札にある場合一番最初に使います。
この時増殖するG・灰流うららは警戒しなければなりません。こちらが墓穴の指名者を発動できれば良いですが、できない場合で展開が変わります。
※対策に抹殺の指名者を入れるのも選択肢です

灰流うららは仕方ないですが、魔獣の懐柔を2枚持っていたり、他にレスキューキャットや素早いビーバーを持っていれば後から初動にできます。
増殖するGを打たれた場合、なるべく展開したくないため
1.魔獣の懐柔でパピィ・キャシィ・カラントーサを特殊召喚
2.3体を素材にわくわくメルフィーズを守備表示でエクシーズ召喚
し、相手にターンを渡します。これで相手のドローを2枚に抑えつつ、2〜3妨害できたりします。妨害手段については後述します。
なお先攻1ターン目でわくわくを守備表示にするのはライトニング・ストーム対策です。先攻のターンでなければ攻撃表示で大丈夫です。

もし妨害されなかった場合、
1.魔獣の懐柔でパピィ・別のメルフィー・カラントーサを特殊召喚
2.パピィともう1体のメルフィーで森のメルフィーズを守備表示でエクシーズ召喚
3.素材のパピィを取り除き、森のメルフィーズ効果を発動してメルフィーのおいかけっこをサーチ
4.メルフィーのおいかけっこを発動し、墓地のパピィを蘇生
5.パピィとカラントーサでわくわくメルフィーズを守備表示でエクシーズ召喚
という展開で、森のメルフィーズとわくわくメルフィーズを場に並べることができます。やはり2〜3妨害が可能です。
またこの際手札に他のレベル2モンスターが存在する場合、通常召喚権が余っているため、そちらを召喚して森の素材にし、森のサーチ先を他のメルフィーやメルフィーのかくれんぼに変更することができます。
特に激流葬が手札にある場合、かくれんぼで保護することで一方的に相手のモンスターを破壊することができるため、森でかくれんぼをサーチする動きも良いと思います。

②レスキューキャットスタート
この場合も森にするかわくわくにするかの選択肢があります。
わくわくメルフィーズにする場合はパピィとカラントーサ。
森にする場合はどれでも良いですがすぐに使わなさそうなメルフィー2体でしょうか。
森にした場合は効果でパピィをサーチすると良いです。
ちなみにどちらでも良い場合、私の場合初動は森にして破壊以外の妨害も用意します。
いずれにせよ先攻ならどちらも守備表示です。

③素早いビーバースタート
1.素早いビーバーを通常召喚
2.効果でデッキの素早いビーバーを特殊召喚
3.2体で森のメルフィーズを守備表示で特殊召喚
4.パピィをサーチ、もしくは手札にパピィがいる場合キャシィをサーチ
とします。
盤面は森とパピィのため、1〜1.5妨害程度は成立すると思います。

④上記①〜③が引けず、メルフィーだけの場合
手札に1体だけの場合、エンドフェイズに特殊召喚することで増殖するGを使わせつつ1枚ドローだけに抑えることができます。
2体の場合、1体は通常召喚して(どちらかと言うといらない方が良いです。攻撃表示のため)、1体はエンドフェイズ特殊召喚でやはり増殖するG警戒ができます。
3体以上の場合も2体の時同様ですが、増殖するGを使われていたら3体目に出さなくても良いモンスター(最初はポニィなど)を出さずに、2体で終わらせるのも良いです。
Gを使われていなければなるべく次のターンに繋げたいため、多めに特殊召喚します。

⑤上記①〜③のうち2種類が引けている場合
魔獣の懐柔がある場合、そちらが最優先です。その際はうららで止められない限りは他のカードを温存しておきましょう。
次の優先としては素早いビーバーです。森のメルフィーズを作る場合、レスキューキャットの先が勿体無いからです。
どうしてもおいかけっこをセットして墓地のメルフィーを蘇生したい場合はキャットでも良いですが、序盤でその戦法を取る事は無いと思います。
レスキューキャットは2ターン目の展開に取っておきましょう。

⑥どれも引けなかった場合
諦めましょう。

また他のメルフィーが手札に存在している場合、わくわくの効果で2〜3枠メインモンスターゾーンを使用することを念頭に置きながら、空いているゾーンにエンドフェイズで自身の効果を使用して特殊召喚していきます。

先攻で返した相手ターン

大体の場合、森の+メルフィー、パピィ、わくわくのうちどれか、もしくはそれ以上がいる盤面で相手にターンを返していると思います。
それぞれの妨害手段について解説します。

①森のメルフィーズ+メルフィーメインモンスターが存在する場合
②メルフィー・パピィが存在する場合
相手の召喚・特殊召喚に反応してメルフィーは手札に戻ります。その際、森の効果で相手の表側表示モンスターに永続で攻撃不可とフィールド効果無効の制約を課します。
これにより相手の大型モンスターなどを機能停止させることができます。

なので、もしメルフィーがパピィ以外だった場合、止めるべきは展開後の大型モンスターになることが多いです。展開前だと止めてもその後リンクなど素材にされて結局止まらない場合があります。
もしくはどうしても止めたい起動効果持ち(召喚・特殊召喚時に発動などの誘発即時が無く、また「相手ターンでも使用できる」の記載が無い効果)に対しても使用します。
攻撃した際に発動するタイプの効果を1回止めたい場合でも発動します。
例で言うと、大型だとエルドリッチやサンダードラゴン、ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴンなど。どうしても止めたい起動効果は幻影騎士団ラスティ・バルディッシュやスクラップ・ラプター、もしくは機巧蛇-叢雲遠呂智などの破壊効果やその他諸々シンクロ・エクシーズ・リンクモンスター。
攻撃と関連する効果は閃刀姫ハヤテなど。
どれも効果破壊はあまり影響しませんが、攻撃不可とフィールド効果無効を付与することで相手のプランを崩すことができます。

もしメルフィーがパピィだった場合で、上記のようなモンスター群ではなくフィールドに残したくない、効果破壊が有効なモンスターが相手だった場合にはパピィからカラントーサを特殊召喚することで1破壊に変換できます。
これはどちらかといえば展開前の小型が多いかもしれません。プランキッズなど召喚権を使うデッキは止まる場合があります。そしてこれに関しても起動効果を間接的に止めることができます。
また相手が先にフィールド魔法や永続魔法などを貼ってから展開してきた場合、そちらを破壊する手段を取ることがあります。
そうするとカラントーサでフィールド魔法を破壊しつつ、モンスターにはパピィが戻った際の森効果で攻撃不可と効果無効を付与することも可能です。
相手がモンスターを2体展開してからパピィが戻るのも有効です。

➂素材にカラントーサとパピィのあるわくわくメルフィーズが存在する場合
わくわくメルフィーズは相手ターン中、獣族エクシーズモンスターをエクストラデッキに戻すことでその素材分レベル2以下獣族を墓地から特殊召喚できます。
この効果は墓地のモンスターを対象に取らず、特殊召喚できるモンスターの最低数も限定されていません。
つまり効果解決時に墓地にいれば良いため、素材として持っていたモンスターがレベル2獣族であれば、戻す→その素材が墓地に落ちる→そのまま素材を墓地から特殊召喚、という流れができます。
わくわくメルフィーズ自身を対象に取ってエクストラデッキに戻すと、完全再利用のような形になります。
ここで活きてくるのがカラントーサです。わくわくメルフィーズが獣族で、その効果で特殊召喚するため実質フリーチェーンの1破壊が相手ターンに打てることになります。
またパピィも素材に持っていた場合、更に相手が召喚・特殊召喚するとデッキからもう1体カラントーサを特殊召喚でき、追加で1枚破壊を行うこともできます。

注意点としては、わくわくメルフィーズがフリーチェーンだからといって相手が動かない(フィールドに何も出さない)状態で効果を使おうとすると、無限泡影を手札から打たれて無力化されたりします。
また、たとえば炎舞-天キなどの発動時に効果が適用される永続魔法や暴走魔法陣などのフィールド魔法に対しサイクロンを打つと効果を止められますが、わくわくからカラントーサの場合はチェーンが一回途切れるため、止められません。
チェーン1発動:天キ
チェーン2発動:わくわく

チェーン2解決:わくわく分離、カラントーサ特殊召喚
チェーン1解決:天キで獣戦士族サーチ

チェーン1発動:カラントーサ効果で破壊対象選択
チェーン1解決:カラントーサ効果で破壊
となってしまいます。

その後の流れ

自分ターンが回ってきたら、わくわくメルフィーズを作りましょう。
相手のフィールドを荒らしているはずなので、自分の展開は通しやすくなっていると思います。
もし更に作れるならキャット・シャークがおすすめです。
わくわくに効果を使うことで攻撃力4000になってくれます。
更にもしわくわくのエクシーズ素材を取り除く効果を使った場合、直接攻撃も可能になります。
ただわくわくの効果を使うとわくわく自身のエクシーズ素材が減るため、次のターンの妨害手段が減ります。ここはよく考えて使いましょう。

攻撃で更に荒らしたり、もしくはわくわくを作るだけで止めて、次ターンでまたわくわくを分離して破壊し、相手リソースを削るという手段も考えられます。
メルフィーというデッキは少しずつ相手のリソースを削りつつ、自分は展開してリソースを稼ぐといった地道な戦いになると思います。

ただ最終的にはやはりわくわく+キャット・シャークの4000直接攻撃が有効に働く場面が多かったです。

まとめ

この構築をしっかり回せるようになった頃には、メルフィーの森の住人として色々なカードを試したくなってくると思います。
なので、この構築で多少勝てるようにまずは練習してみてください。全ての決闘に勝てる必要はありません。というか勝てません。
特にメルフィーは動くタイミングが独特なので、そこに慣れるまでは勝てないこともそれなりにあると思っています。
いずれにせよ、基本的な回し方を覚えることでそこから戦術に幅が出てきます。

講義はまだ続く予定ですので、引き続きお付き合いください。
そこで少しでもメルフィーと戯れるお手伝いができればと思います。
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