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0.「大きくなったあなたへ」

初めまして、こんにちは。
このブログは、2018年生まれの息子を持つ母の、将来大きく育つであろう息子へ宛てた手紙のような日記のようなブログです。

今日はまず、このブログを書こうと思ったきっかけについて。


私は大学の時に家を出ましたが、多くの荷物は実家に置きっ放しにしていました。
結婚を機にそれらを片付けていたのですが、そんな時私の部屋のクローゼットの隅っこに、古い写真や本がたくさん詰め込まれている箱を見つけました。

母もその存在を忘れていたらしく、一緒にその日記を見返すことに。

兄がお腹に宿った時。
エコーで大きくなっていく様子。
生まれた後の、寝かしつけの大変さ。
熱が出た時は心配でたまらなかったこと。
それより何よりも、可愛くて仕方がないということ。

それは、今まであまり具体的には想像ができなかった「母」というものが、とても身近に感じるものでもありました。

私は4人兄弟の3番目で、母子手帳でさえ最低限の記録のみで、ほとんど文章は見当たりませんでした。
3人とも歳が近い上に父は育児に協力的ではなかったため、(今なら)それがどんなに大変だったことか伺い知れます。


(ただ、その時はまだ育児の大変さもあまり分かっていなかったため、「こういう日記が残っているのは羨ましいなぁ」と思っただけでしたが。)


「羨ましい」と思ったからこそ、私は自分の子に「こんなことを思いながら、あなたと過ごしていたんだよ」という記録を残してあげたいと考えました。

昨年実際に母になり、この思いはより強くなっていきました。
日記を書いたり、アルバムを作ったり、記録を残す方法は様々あると思います。ただ私は、自分が好きで続けられる方法として、「漫画と文章(ブログ)」という形を選ぶことにしました。

小さい頃の記憶は、消え去ってしまうものです。
私が覚えていると思っている記憶は、やはり物心ついた後に見た写真や動画などによって刷り込まれた記憶が多いのではないかと思っています。

私は両親にとても大切に育てられたので、勿論「愛されている」ことは理解しています。
ただ、自分の子供が生まれた時の嬉しさや、育っていくことへの喜び、ほんの小さなことでも愛しいと思う沢山の瞬間は、自分が味わってみて初めて「こんなにも愛が溢れるものなのか」と思うほどでした。
と同時に、「私もこんなにも、愛されていたんだろうか」とも。


母の長男育児日記には、その愛が溢れていました。
それは、物心ついた後に理解していた愛とは、また少し違うように思ったのです。
私は、成長した我が子に少しでも、「あなたの記憶にないところでも、あなたはこんなにも愛されていたんだよ」という記録を残したい。


これが、このブログを始めたきっかけです。


(ブログとして公開する意味は、「3日坊主にしないため」。根性のない私ですが、最低でも1週間に1回は更新できることを目指します。)

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