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#17 孤独たちよ、何を語る?
こんにちは。
多摩川車庫前です。
本日もnote、出庫します🚎
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シブツタ特設フォトスポット
相変わらず展示の規模がすごい…笑
【2025,2/4(火) 今日の1曲】
♪孤独たちよ/日向坂46
(作曲:水流雄一郎・suekiki・Ryo Ito、編曲:水流雄一郎、センター:小坂菜緒)
1月29日(水)、日向坂46の13枚目となるSingle『卒業写真だけが知ってる』がリリースされました。
今回は、13th Single収録曲の中から、表題曲と同じメンバーで歌唱している1曲『孤独たちよ』について書いていきたいと思います。
■『孤独たちよ』歌唱メンバー一覧
佐々木美玲、佐々木久美、小坂菜緒、金村美玖、河田陽菜、松田好花、上村ひなの、森本茉莉、山口陽世、正源司陽子、藤嶌果歩、平尾帆夏、宮地すみれ、山下葉留花
以上、13th Single選抜メンバー14名
■曲について
作曲は水流雄一郎氏とsuekiki氏、Ryo Ito氏によるコライト、編曲は水流雄一郎氏。
日向坂46『Cage』で作曲家デビュー、最近では櫻坂46『TOKYO SNOW』なども制作された水流氏による楽曲。
ピアノとギターの音色が美しい1曲となっています。
歌始まりの楽曲ですが、その裏で鳴るギターの音、ドラムの入り方からしてもう好み。 笑
2番のラストサビ前、音数を減らして小坂さんの歌声を聴かせるところはまさに『引き算の美学』。
そこからの転調も気持ちいい。
サビ終わりのメロディラインが個人的にたまらないです…✨
そして最後のピアノ7音、なんですかあの終わり方は😳😳
最高すぎるでしょうが。 笑
余談ですが、最初の歌い出しのメロディライン、あの感じどこかで聞き覚えあるな…と思ったら、西武池袋線・清瀬駅の発車メロディ『セカンド・ラブ』(中森明菜さんの楽曲)でした。
ちょっとだけ似てると感じるのは自分だけでしょうか…?笑
■歌詞について
作詞はおなじみ秋元康氏。
ここから全力で 春を走り抜けろ!
振り向くな 真っ直ぐに進め!
孤独たちよ
先ほど『歌始まりの楽曲』と書きましたが、歌い出しはこのようなフレーズで始まります。
『振り向くな 真っ直ぐに進め!』
まさにこれからの時期、新生活などを迎えるのにもぴったりな雰囲気。
それは、一期生全員の『卒業』という再スタートの意味も、きっと含まれているのでしょう。
話し相手は僕にいないと思ってた
この教室では
自分の存在を消して 下校のチャイムを待った
嫌われたくはないから 愛想笑いして
いつも廊下側の一番後ろで寝てた
このブロックでは、孤独たちよ、というタイトルの『孤独』の部分を描き出すようなフレーズが並びます。
ここの歌詞を聴いた時、ふと、ある楽曲のMVが思い浮かびました。
それは、この曲が収録されている13th Singleの表題曲『卒業写真だけが知ってる』のMV。
イントロが流れる前のシーン。
そこに映るのは、卒業式を終えた後(or始まる前)の教室と、まわりの雰囲気に馴染めずに一人でいる、センター・小坂菜緒ちゃんの姿。
どことなく、小坂さんの姿と『孤独たちよ』の歌詞がリンクしているような感じがするのです。
孤独たちよ 仲間になろう!
その後のシーンで、イントロとともに桜の花びらが降ってきて、正源司陽子ちゃんと藤嶌果歩ちゃんが、一人でいる小坂さんを呼んでどこかへと連れ出していきます。
その姿も、まさに『仲間になろう!』と誘っているようで。
表題曲と同じメンバーで歌唱している、ということもありますが、もしかしたら、この曲は表題曲のMVの『Side B』を映し出した1曲でもあるのかな?なんて思います😌
僕は君で 君は僕だ
合わせ鏡みたい
誰もが同じように不安に生きてる Oh…
分かり合えなくていいんだ 自分らしくあれば…
寂しさを抱えているのは僕だけじゃない
君もかい?
個人的に一番好きだなあ…と思うのが、このブロック。
特に『合わせ鏡みたい』というフレーズが面白いな、と感じて。
君は僕の過去みたいだな
僕は君の未来になるよ
櫻坂46の楽曲『Start over!』にも同じように、象徴的なフレーズが出てきますね。
『合わせ鏡』
もしかしたら、自分たちは無意識のうちに、推しメンやほかのメンバー、また楽曲の歌詞に対しても、そう感じている節があるんじゃないか。
そんな風に思ったのです。
親友なんかいないって 僕だけだと思ってた
そう そこにある空気みたいに
気づかれないことこそ 一番楽だった
見えぬように 無関心のバリアを張ってしまうけど
放っといてほしいだけだ
孤独たちよ 何を語る?
誰もが思い悩むんじゃないか
クラスでの人間関係
気を遣うわざとらしさに
僕は疲れてしまった
和気藹々なんて 一瞬の幻想
本当は分かってる
だけど 自分は臆病だ
(中略)
この世界できっとずっと僕だけが一人ぼっち
寂しがることないんだ
孤独たちよ 仲間になろう!
自分がこの曲いいな、と感じた大きな理由。
それは、歌詞がほぼそのまま、過去の自分の姿だったから。
主人公の生き方から感じる不器用さに、共感できるところがあります。
そして、歌詞から感じる不器用さは、この曲のセンター、小坂さん自身の姿でもあるんじゃないか、と。
今まで自分が推してきた人たちの大半に共通するのは『等身大の不器用さ』。
推しとなる人たちに出会った時、無意識のうちに自分と重なるところを感じて、勝手に親近感を持つことって、皆さんにもありませんでしたか?
自分にとって、それは『不器用さ』だったみたいで。
小坂さんはもちろんのこと、最近だと櫻坂46の三期生、山下瞳月(しづき)ちゃんからも同じ要素を感じ始めています。
『僕は君で 君は僕だ 合わせ鏡みたい』
きっと、どこかしらでそう感じたから、自分たちはそれぞれのメンバーやグループの楽曲を推している節がある。
『孤独たちよ』という楽曲を聴きながら、ヲタクとしての本質的な部分(?)に気づいて、ハッとさせられました。
壁ばかりを作ってても
気持ちは通じ合えない
向こう側 同じように
本当の気持ち 見せず…
ただ じっと距離を取っていたって
何も始まりはしない
(Oh Oh)
孤独たちよ 集まれ!
落ちサビの小坂さんのソロパートがもう本当に、たまらなく大好きで…
歌声だけであんなに切なさや儚さを感じさせられるの、凄いですよ😳
それはきっと、歌詞に想いを乗せているからこそ。
センターを務めていなかったこの数年間で、本当に歌が上手になったんだなあ…と。
感動ですよ。
心が震えるって、こういうことなんだな…
■おわりに
ということで、今回は日向坂46の13th Single収録曲の中から『孤独たちよ』について書いてみました。
『青春の馬』と同様、なんで表題にならんかった??系の神カップリング曲。 笑
いやぁ、いい曲ですね😌
個人的には、櫻坂46の三期生曲で欲しかったなあ…と感じます。
もしかしたら、『孤独たち』はそれぞれのメンバーにとっての『同期』でもあるのでしょうか。
年齢などに関係なく、きっと誰にでもある『孤独』。
今まさに孤独を抱えてる人たちに、この曲が届くことを願って。
![](https://assets.st-note.com/img/1738555002-9bLn4tOR5HiQzkDdKgeCfVsJ.jpg?width=1200)
ちなみに、配信でSpecial editionを一通り聴いて、特に『孤独たちよ』が好きだったことから、この曲が収録されているType-AのCDを勢いで発売日に購入しちゃいました。 笑
日向坂46のCDを買ったのは、9th Single『One choice』以来、実に4作ぶり。
久しぶりの封入生写真は正源司陽子ちゃんでした。
ジャケット写真のデザインも実は好みだったり。
では、今回はここまで。
See you soon…🌸
~お読みいただき、ありがとうございました。 多摩川車庫前、終点でございます。~
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