自己紹介とバス停のおばあさん
普段外出する時は、自宅近くからバスを利用して目的地に向かうことが多い。
京都には至る所にバス停があり、乗りこなせるようになればとても便利だ。
電車とバスを乗り継げばもっと早く目的地に行くことができる。しかし、頑なに
乗り継ぎはしない。目的地近くまでバスで行き、そこから歩く。
理由は2つ。
1つ目は、節約のため。なんせ現在大学1年、1人暮らし。バイトをしているものの、交通費にお金をかけたくない。時間をお金で買えるのは、立派に働いている
大人ができること。給与口座に1、2万の給料が入っただけでニコニコしている
ようなかわいい大学生だ。
2つ目は、外の景色を眺めたいためである。大学の関係で京都に引っ越してきた
ため、まだまだ知らない道や建物がたくさんある。イヤホンから流れる音楽を
聴きながら窓の外を眺めるのは、非常に楽しい。電車に乗るとつい外の景色よりも人間観察をしてしまう。それはそれで面白いのだが。
そんなバスを有意義に利用しようと、今日もバス停へ向かう。
若い女の人がバスの時刻表を見ている。他に誰もいない。女の人と少し間を
空けて斜め後ろら辺に並ぶ。その時、女の人に向かってくるおばあさん。
知り合いか?
近くまで来ると、女の人に向かって手でしっしっと、追い払うような仕草をする。女の人が道の真ん中あたりから時刻表をのぞいているから、邪魔なのだろう。
女の人が気づくまで3秒。
この3秒。
観ていてとても不快だ。
確かに道は狭いし、女の人が道を塞いでいないわけでもない。しかし、女の人の
後ろはコンビニの駐車場だ。車もいないし、確実におばあさんは、数歩動いて
後ろを通ればいいだけの話。あるいは、そんなにも我が道を行きたければ、
「少しいいですか」と、一声かけてどいてもらえばいいだろう。
これは客観的に観ているからこのように考えられるだけで、実際おばあさんの立場になれば、我が道を行きたくなるのか。ぜひ、その場で「後ろに回り込んで通るという選択肢はありましたか?」と聞いてみたいものだ。
そして女の人は、さっと退いておばあさんを通す。
少しだけ女の人が、退かないことを期待してしまった。
そう考えてしまう事にがっかりし、バスを待つ。
では、バスが来たので時間をお金で買える大人になるための勉強にいってきます。
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これからいろんなことを書いていこうと思います。ぜひ、道徳のような話を読んでいただけたら幸いです。ハートやフォローよろしくお願いします。