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シャニマスのコミュ全部読む【Part11】

はじめに

「いつだって僕らは」、良~~~~~~!!!私は基本的に新曲はCD買うまで可能な限り聴かずにいるタイプなので、ほとんど初めて聴いたんですけどめちゃめちゃ正統派のバンドミュージックやってて、歌詞も良いし単純に曲が好きでしたね。1番のBメロで「かすかに希望の音が聴こえたんだ」だったのが落ちサビの前では「確かに希望の音が聴こえたんだ」になってるのとか成長が感じられてグッときます。
方・遊の話もしたいですが、さすがに脱線が過ぎるので自重します。CD付属のオーディオドラマとかも改めて聴き直したいんですが、途中からめんどくさがって配信で曲を買ってたりしてるので、集めなおすのが大変だなーと思って放置してしまってる部分があります。

概要

・全カードのコミュを少しずつ読んでいく。
 ※ただし自分の持っているカードに限る。
・コミュを見て感想を書く。ある程度まとまったらnoteにアップする。
 ※多い、少ない、正しい、間違ってるは気にしない。思ったことを書く。
・絞込み機能の「リリース順」「昇順」を使い、サポート→プロデュースの順番で見ていく。
 ※ただし【283プロのヒナ】など同時実装のカードは適宜ユニット順序を整理して読む。

今回見たカード

・【熱血指導!】有栖川夏葉
・【迷走チョコロード】園田智代子
・【意地っ張りサンセット】西城樹里

【熱血指導!】有栖川夏葉

ダウンロード (25)

専属トレーナー誕生!?

「暇だなぁ...」
夏葉にも凛世にもスルーされてしまう智代子。誰かといる状況でも読書に没頭できる夏葉や凛世と、誰かといるなら何かしらお話をしていたい智代子はちょっとした対比になってますね。

(あったあった、やることもないし...チョコでも食べちゃおうっと♪)
やることないからチョコ食べるっていう発想がもう太る人のやつじゃん。あとお菓子食べるときにカロリー数を口に出されるの嫌すぎる。

「あら、やめなくていいのよ?食べた分だけ動けばいいんだから」
「できるのか、なんて考えなくていいの」
「やればいいだけなんだから」
「...ん?んん?」
言ってることが割とサイコパスな夏葉。ただ智代子のためにトレーニングメニューを考えてくれることといい、基本は善意というか親切心から来てる提案なんですよね。まあだからこそ怖いみたいなとこは無いでもないですが。

スパルタトレーニング

夏葉の通うジムへと向かう3人。果穂は「トレーニング」「特訓マシーン」みたいなワードに特撮のニュアンスを感じてワクワクしてるようです。特訓して強さを得るっていうのは昭和の特撮っぽい考え方です。果穂ってその辺カバーしてる範囲が広いというか手抜かりが無さすぎて、特撮好きは兄からというより果穂パパからの影響だったりするのかもなと思ってしまいます。

(考えてきたメニューを変更して、
 筋肉をつけることに重点を置いたほうがよさそうね)
このモノローグ見たとき、ゆるい4コマ特有の「筋肉は脂肪より重いので前よりも体重増えちゃった~!?」オチをやろうとしてらっしゃる?と思っちゃいました。そんなことは無かったです。

(やっぱり、智代子には少しきつかったのかしら)
(でも、ここでやめたら意味がなくなってしまうわ...
 だから、今だけは頑張って頂戴...!)
「休憩終わり!再開するわよ!」
智代子を厳しくコーチングする夏葉ですが、その根底には優しさがあると分かります。特に前2つのモノローグを夏葉が口に出していたら、智代子も「やっぱり私にはきつかったんだ」と甘えてしまって最後まで頑張り切れなかったんじゃないでしょうか。
心配はしつつも本人を外から規定してしまうような言葉は口に出さず、その子の頑張りを見守るという手法にプロデューサーと似た信念を感じるのは偶然ではない気がしています。

みんなで運動!

(それにしても、今までひとりで通っていた場所に
 みんながいるのは、なんだか変な感じね)
今まで普通に遊んだり仲良くしたりといった友達はいても、ジムなど夏葉のかなりハードなトレーニングへ一緒に参加してくれるタイプの人っていうのはあまり居なかったんでしょうね(まあそりゃなかなか居ない)。自分の趣味を通して放クラのみんなと交流するっていう文脈は、果穂の【ヒーローインザパーク】に近いものがあります。

(今までは自分のメニューばかりだったけれど)
(みんなのメニューを考えるのも、なかなか面白いものね)
夏葉は自分を高めるためにトレーニングのメニューを考えたり、ジムに言ったりしているんですけど、放クラと一緒にジムに行くことをきっかけに、培った自分の知識と経験を自分以外の誰かのために使うっていう新たな経験をしているんですよね。
放クラに誘われて犬と触れ合い「好き」を手に入れた【ふれんど日和】の凛世や、果穂に誘われてヒーローショーに夢中になった【ヒーローインザパーク】の樹里や夏葉を見るに、放クラの初期SR、SSRには「一緒に挑戦することで世界が広がる」といったテーマがあるような気がします。

イラストのシーン。ポニテな夏葉とぐう辛そうな智代子が目を引きます。風景的にも内装的にも良い感じのジムで、アイドル5人で来てるってとこも含めると会員制のジムだったりするのでしょうか。

あとこのカード含めて初期のカードって凛世が藁人形持ってることが多いんですけど、途中からあんまり藁人形を持ってる印象がないんですよね。この辺は何か法則性とか意図があるのかどうか気になります。

現れる成果

みんなでトレーニングしたことでレッスンでも息があってきた5人。果穂が夏葉の隠れた頑張りに気付くという展開、めちゃくちゃ良い~~。【283プロのヒナ】の「普段のお嬢様」にも通じる部分があります。最年少でありながら夏葉のスゴイところを見つけて褒めてあげられる果穂はやはりリーダーの器があるんだよな。

そしてそれはそれとして果穂がリーダーってことを意識すると、小学生がリーダーになることになった経緯とか、その時夏葉がどういう心境だったのかとか、結成秘話的な部分はやっぱり気になってしまいます。凛世の恋心に対するスタンスとか、結構放クラって語られてない部分が多いですよね。

凛世がウォーキングマシンを謎に気に入ってるのかわいいな。

【迷走チョコロード】園田智代子

ダウンロード (26)

普通の女子高生?

「個性...個性か...いや、私らしい個性って何...?
 うーん...チョコもお菓子も外付けだし...」
チョコアイドルが「チョコもお菓子も外付けだし...」ってセリフを言うの凄くない?智代子って「園田智代子」というアイドルをめちゃめちゃ客観的に見てるんですよね。自分の個性に悩むという命題も含めて、智代子ってキャラクターとしてのアイドルよりも現実のアイドルに近い気がします。実在性が高いというか。

放クラのみんなを語るときの分析力と語彙力、明らかに普通を逸脱しています。自分を「普通」と自称するところや、凄く正統派なアイドルの道を進んでいるところから、やっぱり天海春香が頭に思い浮かびますね。

「...すぐ、言葉にするのは...」
私が感じる智代子の魅力って他者への目配りの細かさだったり、キャラクターとしての実在性の高さだったり、アイドル「園田智代子」を形作ろうとする努力の正統派感だったり、ファンとしてではなくプロデューサーとして感じるものが多くて、個性という形に記号化するのは実際難しい気がします。

感情が豊かのくだり、普通に演技が上手くて笑っちゃう。智代子コメント力が強すぎてずるい。

待ってるだけじゃダメ

たまたま通りがかったところを雑に招集される樹里。じゅりちょこ、同い年なのもあってお互い良い感じに扱いが雑です。雑貨屋で智代子が色んなものを買ってきた後、凛世が「...いっぱいで楽しいですね」ってあまりにもざっくりとした感想言ってるのじわじわくる。

イラストのシーン。テーブルの真下から3人を見上げてる構図ですね。最初見たときは何がなんだかよく分からなかったです。そしてまず猫耳凛世!!かわいい!!!【ふらここのうた】特訓後においても見られる猫耳凛世ですが、どう考えてもSSR級のかわいさがあります。

そして智代子のぐるぐる目もかわいいですね。私はシンデレラガールズの森久保乃々が大好きなんですけど、そのせいでぐるぐる目はもう無条件に好きみたいなところがあります。

実在性の高さゆえに記号的な個性がなく、様々な記号を付け足そうとしている智代子の隣に、無表情キャラ+和服キャラの制服姿+猫耳というデータベース消費の権化というか、記号のかたまりみたいな凛世を置いているのはわざとだったりするのでしょうか。多分そんなことはない。

左上の音楽プレーヤー、位置的には樹里のものですが、デザイン的には智代子のっぽい感じがします。あと凛世の飲み物の位置にソーサーが置かれてて、順当にいけば紅茶かコーヒーかの2択だと思われるんですが、個人的にはコーヒーじゃないかなと思っています。凛世って営業終わった後のティータイムを見るとウィンナーコーヒーみたいなの飲んでるんですよね。

私について

智代子のためにアクセサリーを買ってきた樹里と凛世。夏葉と果穂は個性を足すようなものではなく普通に可愛いアクセサリーを選びますが、智代子はその意図を掴みかねます。智代子の「自分の魅力に対して鈍感」という特性はちょっとイルミネの3人に近いものを感じます。それだけ主人公性が強いということかもしれません。

「...どう?可愛いかな」
「お似合い、です」
「可愛いし、よく似合ってる」
樹里がめちゃめちゃストレートに褒めててドキドキしますね。樹里が裏で「チョコは可愛い」と言ってたことを凛世がバラすの、いちゃつきが多重に絡まってますね。

【意地っ張りサンセット】西城樹里

ダウンロード (27)

ふたりのサンセット

はい偶然街中でアイドルが出会うやつ!!(同じ事務所に通ってんだからそんなにおかしなことではないけど)

「そう。つまり休息をとるのね」
「でも、運動をできるほどではないから休むんでしょう?」
なんか夏葉絶妙に煽り性能が高いな。樹里が熱くなりやすいのも合わさって一瞬で発火しますねこの2人。

イラストのシーン。このイラストは桜ヶ丘公園のゆうひの丘展望台という場所をモデルにしていて、樹里と夏葉が出会った聖蹟桜ヶ丘駅前から2キロくらい離れた場所ですね。夏葉と樹里が対抗しながらスピードを上げた状態で2キロも走るのめっちゃキツそうです。

「ふふ、今日はありがとう、いつもより楽しかったわ」
「アタシもだ。こんなに走ったのは久しぶりだったけど...」
全力で人と競い合うというのは夏葉にとっては新鮮なことで、樹里にとっては懐かしいことなんですよね。お互い「全力で走るのは楽しい」という部分では共通しつつも、その「楽しさ」へのスタンスの部分で対比を提示してくるのはキャラクターを描くのが上手いなという感じです。

意地っ張りyou&me

桜ヶ丘公園まで全力疾走した後迷子になってたのか。2人であの後は大変だったと愚痴を言い合っていますが、心なしか楽しかったと言ってるようにも聞こえます。

「そういう夏葉も痛そうにしてただろ」
「してない!」
「いーや、たまに痛そうに顔をしかめてただろ」
「...してない」
かわいい。樹里と一緒にいるときの夏葉はかなり意地っ張りというか子供っぽいですよね。
夏葉の「高みを目指す」っていう姿勢、子供のころの「誰かに勝ちたい」っていう負けず嫌いから生まれたものなのかもしれません。ただ大人になるにつれ競い合う相手がいなくなり、目的を失った「高みを目指す」という姿勢だけが残り、何となく張り合いがないと感じていたある日友人にアイドルのライブへ誘われ...って考えると結構リアリティないですか?ちなみにこの文章の中で公式なの「友人にアイドルのライブへ誘われ」のとこだけです。(ファーストガイドブックより)

「...ははっ」
「...ふふっ」
「あーあ、ほんとアタシたち子どもみたいだな」
お互い子どものように意地を張り合っていることに、クスリと笑ってしまう2人。バスケから離れた樹里も大人になった夏葉も張り合いのある相手を求めていて、お互いが自分にとって求めていた相手だと気付くのと同時に、「この人は自分と同じだ」という共感を覚えている気がします。

横一列・たどり着いた先の景色

「やっぱり、ひとりで走るより、その...楽しいもんだな」
前回とは打って変わってのんびりとジョギングを楽しむ2人。ぶつかり合った先で共感したからこそ、お互い素直に気持ちを伝えあえるんだろうな。

「トップになるなら、みんなと目指した方がいい」
「ひとりじゃ無理かもしんねーけど、
 みんなと一緒なら行けそうな気がする」
ここは放クラらしいセリフですね。みんなと挑戦することでひとりでは気付けなかったことに気付けたり、ひとりでは出来なかったことが出来たり、という流れは前回や今回の放クラのカードの中でずっと一貫していて、放クラの初期サポートのテーマなんでしょうね。
イルミネのお互いへの尊敬、アンティーカの相互理解、そして放クラの一緒だから出来ること、という各ユニット毎でテーマが一貫していることに気付けたのはこうやって一気に読んだからこそなので、企画をやった甲斐があるな、と自分で自分に自己満足してるところがあります。

おわりに

今回のお気に入りは【迷走チョコロード】です。やりとりとかツッコミとかいちいち面白くて、智代子のコミュは単純に読んでて楽しくなってしまう。
今回で読んだサポートカードの数が35枚になりました。私の持ってるサポートカードが142枚なのでおおよそ1/4が終わった計算になります。この企画永遠に終わらないと思ってたんですけど、1ヶ月半でここまで進んだと考えるとサポートカードだけであと4ヶ月半、それに加えてプロデュースカード123枚......うん、やっぱ永遠に終わらんかもしれん。のんびりやります。

次回読むカードは
・【彩りファッションドール】大崎甜花
・【先生のお時間】桑山千雪
・【秘密のがんばり】大崎甘奈
です。アルストロメリアが終わったら2018/4/24実装分のプロデュースカードを読んでいく予定です。今後ともよろしくお願いします。


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