シャニマスのコミュ全部読む【Part16】
はじめに
この記事自体が5ヶ月ぶりです。日々の忙しさとか色々あるけど習慣って一度やめるとその習慣が消えるまで一瞬ですね...。書きたいことは色々あるんですが、11月あたりに書いてた序文が残ってたので、もったいないしとりあえず今回はそのまま流用しておこうと思います。
以下11月前半に書いた文章
アイドルマスター ポップリンクスが発表されましたね。ポップリンクスをやるかどうかはともかく、既存のゲームにアイマスのキャラを当てはめていくっていうのは今までにあんまりやってない方向性でちょっと楽しみですね。
アイマスって基本ゲーム部分がつまらない(語弊)印象なので、桃鉄とか、シミュレーションRPGとか、いつものアイマスとは違うタイプのゲームにアイマスのキャラを使ったやつとかが出てきたら面白そうなんだけどなっていうのはずっと思ってて、ポップリンクスがそのさきがけになってくれれば良いなという気持ちでいます。
あと下にリンク貼っとくので見てない人は見てみて欲しいんですけど、イラストに釣られて始めてしまいそうなくらいに絵柄がめっっっちゃ好みです。シャイニーカラーズも最初プレイしてたのはイラストに釣られた部分が大きかったので、リリースされたらそこそこの間はプレイするんだろうなという自覚がある。
概要
・全カードのコミュを少しずつ読んでいく。
※ただし自分の持っているカードに限る。
・コミュを見て感想を書く。ある程度まとまったらnoteにアップする。
※多い、少ない、正しい、間違ってるは気にしない。思ったことを書く。
・絞込み機能の「リリース順」「昇順」を使い、サポート→プロデュースの順番で見ていく。
※ただし【283プロのヒナ】など同時実装のカードは適宜ユニット順序を整理して読む。
この企画の記事は下記リンクのマガジンにまとめているので、最初から読みたい方はこちらから読んでいただけると嬉しいです!
今回見たカード
・【ばってん長崎恋岬】月岡恋鐘
・【裏腹あまのじゃく】田中摩美々
【ばってん長崎恋岬】月岡恋鐘
うちんすごか腕前
「おなか空いとーと?なら、うちがなにか作っちゃる!」
「いや、適当に済ませるから大丈夫だよ。恋鐘に悪いし...」
プロデューサーの自分に対して無頓着なところが出てますね。アイドルの優先順位が高いがゆえなんでしょうが、自分を疎かにすることでむしろアイドルに心配をかけてしまうこともありますね。
個人的に甘奈・三峰・めぐる・恋鐘辺りが、プロデューサーのそういうところをきちんと見ててくれる子という印象がある。プロデューサーも様々な出来事を通して成長した結果、アイドルの好意に甘えたり、自分を大切にしたりということがだんだんと出来るようになっている感じがして、こういう変遷もこの企画でコミュを追う中で拾っていけたら良いなと思ってます。
イラストのシーン。バジルソースみたいなやつが死ぬほどこぼれてるが。
にしても料理の方向性が定食屋さんの看板娘やってた子のそれじゃないですね。どちらかというとフレンチの見た目で、独学でレシピとかかなり勉強したんだろうな。それでも魚がメインなのは漁港近くの定食屋さんという恋鐘の原点が意識されてる気もする。
長崎よかとこ
仕事終わり、ショッピングモールへ長崎フェアを見にいく二人。
「事務所のみんなにお土産を買っていこう...俺も食べたいし」
直前のコミュで食べ物を食べたときも反応が素直だったし、食べ物に関してはプロデューサーの素が出やすいイメージです。
個人的な話なのですが、私は『仮面ライダー555』や『アンナチュラル』などで登場人物たちが一緒に食事をとるシーンが大好きで、それは食事というそれぞれのパーソナルが強く出る場面を、共有することの特別さを凄く意識して作られているからなんですね。シャイニーカラーズにおいても食べることが、その人のパーソナルな部分と深く繋がっている気がします。
【小さな夜のトロイメライ】ではコーヒーとココアというのが社会人としての『プロデューサー』と一人の大人としてのプロデューサーを考える鍵になっていますし、『くもりガラスの銀曜日』ではたい焼き屋のスタンプカードがプロデューサーのパーソナルな部分の一つの象徴として提示されます。
そういう意味では恋鐘がプロデューサーに料理をつくってあげて、それを食べることでプロデューサーが『プロデューサー』としてではない、素直な反応をしたり、パーソナルな部分を解放出来たりするというのは一つの救いであり、恋鐘やプロデューサーが思っているよりもプロデューサーの無意識な部分を助けているのかもしれません。
筆が乗ったので書き散らしてみましたが思った以上によく分からない文になりましたね。ただシャニマスにおける食事とアイドルとプロデューサーの関係っていうのは絶対強く意識されてる部分ではあると思っていて、直近で言うなら【ギンコ・ビローバ】で素っぽいところを出すのも料理してるときなんですよね。プロデューサーの変遷と合わせてこれからも考えていきたいところではあります。
楽しい家なんだろうな
「うん、最高よ!うちは家族んことばーり好いとーけん!」
「ばってん、実家に帰る前に...
ここで、アイドルとして成功せんばいけんけどね!」
恋鐘、眩しい...。WING序盤の恋鐘はお父さんと喧嘩中ですが、それでも衒いなく家族のことが好きと言えるまっすぐさがカッコいいですね。
仕事で行くかもしれない
「まかせとって!一緒にどこ行こうかね~」
(恋鐘の案内で巡る長崎か...楽しそうだな)
というか実家にきてほしいって言われてるんですが、選択肢三つともアイドルとプロデューサーの線引きみたいなことを口に出してないですね。恋鐘もそういう意識で言ってないからっていうのもあるし、どちらかというと「実家にきて」って言われるだけで恋愛的な変換をしてしまう私のギャルゲー脳に問題があるのかも。
どうせなら事務所のみんなと
「事務所のみんながユニットを超えて、もっと親睦を深められるだろうし」
「よかね~、みんなと一緒ならばり楽しそうたい!」
「ユニットを超えて、もっと親睦を」ってはっきりセリフで言う辺り、ちょっと製作者の存在を感じるというか、そういう部分もちゃんと意識していますよっていう意思表示にも見えます。
あと「仕事で」とか「みんなと」という選択肢のラインナップ、やっぱりかなり意識して距離を置きに行ってますよね。
いつか帰る日
「そうだな、けど...恋鐘ならもっと大きなステージにだって立てるさ」
「だから、もっと上を目指そう!」
「...うん...そうやね!」
やり取り自体はいつものアイドルマスターですが、「...そうやね!」の部分の声の震えが恋鐘の気持ちを何より語ってます。繊細な機微が描かれることの多いアンティーカにおいて恋鐘のことを「大ざっぱ」で「メンタルが強い子」みたいに考えてしまうんですが、家を飛び出し慣れない都会でアイドルをやろうとする19歳の女の子が傷ついてない訳がないし、不安に思ってない訳もないんですよね。
それでも胸を張って、「うちにアイドルばやらせたら 右に出るもんはおらんもんね!」と言い張って、努力し、失敗しながらも、それを実現しようと前へ前へ進んでいく姿がかっこいい。
[長崎の大砲]ばり好いとーよ
衣装名:『ワンダーランドラビット』
ステージ上でドジをする一幕。恋鐘って冷静に見つめると明るくて前向きで可愛くてスタイル良い完璧アイドルなんですよね。要素だけで言えばめぐると共通点が多い気がします。そこにドジとか天然とかの要素が入ることで精神的に距離が近づくというか、親近感が湧いてくる感じ。
自分の中で完璧すぎるキャラだとなんか共感できないという気持ちが出てきて、そういうキャラに何かしらのギャップが見えてくると嬉しくなったり、一気に引き寄せられたりするんですが、その分GRADでドジな自分が愛されていることをわかった上で、ステージの上だけではちゃんと、アイドルになりたいという恋鐘の気持ちが凄く胸に刺さった記憶があります。
無意識のうちにキャラクターにキャラクターであることを押し付けてるんだなって感じたし、283プロのみんながキャラ造形の力学みたいなものをどんどん相対化していってくれたら嬉しいって思いたいし、そのキャラクターを見て自分はどう感じるかってとこを含めて楽しんでみたいなという気持ちでいる。
【裏腹あまのじゃく】田中摩美々
摩美々・夜明け前
シンプルにレッスンに来ないし連絡がつかない。バッドガール感ゼロの樹里と違って普通にバッドガールですね。
「そんなに私のこと
心配で探してくれてたんですかぁ?」
はい、かわいい。心配してもらえてめっちゃ嬉しそうな声なんだよな。
「私のこと、心配してくれたりするじゃないですかぁ」
「家族でもないのに、なんでそこまで...?」
隙自語りするんですが、家族からの愛を確信できてないと「なんで?」って疑問が湧いてくるんですよ。「なんでこの人は自分を育ててるんだろう?」
みたいな。で、それを直接聞く勇気がないから自分の中で補完する。「自分がテストで良い点取ったら愛される」「外食で自分が高いもの頼んだら愛されない」みたいに、愛っていうものを「〇〇すれば愛される」みたいな条件付きのものだと勘違いしてしまうんです。
摩美々も、プロデューサーが自分を心配してくれることにはどんな条件があるんだろうと思ってこの質問をしたんじゃないでしょうか。それに対して、プロデューサーの答えはシンプルです。
「そんなの決まってるだろ
俺が、摩美々のプロデューサーだからだよ」
これが無条件の愛ですね。カント言うところの定言命法にも近いのかも。これを言われて素直に謝ってることからも、かなり摩美々の核心をついた一言なんじゃないでしょうか。
プロデューサーが「摩美々のプロデューサーだから」という理由だけで摩美々のために頑張れるように、摩美々も「プロデューサーのアイドルだから」という理由だけでプロデューサーのために頑張れるようになった瞬間なのかもしれません。
摩美々・シュガートラップ
「アイドルが楽しく仕事できるようにするのが
プロデューサーの役目じゃないんですかぁ?」
微妙に正論っぽいこと言いながら絡んでくる感じ好きだわぁ...。
このコミュでの付かず離れずの距離感はさすが摩美々という感じ。そもそもイタズラという行為自体が相当繊細なバランス感覚持ってないとできない。
そして距離感に敏感という部分は三峰との共通点でもありますが、摩美々のそれは単にきまぐれで付かず離れずの感じになっている部分もあり、三峰のそれは付かず離れずになるように調整してるところが二人の違いでしょうか。摩美々は無意識のバランス感覚、三峰は意識的にバランスを取ってるという感じ?
相変わらずイタズラ好きだな......
されたイタズラに対して、「無駄使い」したことと「他の人が使うときに困る」という点を叱り、叱られた摩美々が嬉しそうにする。叱られて喜ぶ摩美々も大概ですが、プロデューサーも自分がイタズラされたことそのものを怒るのが先じゃない?という気もします。大人としての論理が優先された選択肢ですかね。
わざとやったのか?
イタズラしたことを叱り、「他の人にはこういうことしたら駄目」とたしなめる。イタズラされたことを自分ごととして捉えてるし、3つの中では一番ニュートラルな感じがします。
そして「プロデューサーは私のイタズラ、独占したいんですよねー?」とか「やっぱり優しいんですねー」とか、極めつけに普通のコーヒーも入れてくれて、一番摩美々の機嫌が良い選択肢でもあります。真正面から、素に近い感じで受け止めてくれたのが嬉しかったんでしょうか。
いや、おいしかったぞ
プロデューサーがやり返そうとしてやり返されるパターン。アイドルごとにプロデューサーのキャラが違ってくるのは周知のことですが、その中でも子供っぽい感じが出てますね。
まみみ・悪い子ですから
レッスンを以前よりも本気で受けるようになった摩美々。ご褒美に欲しい物があるか聞くと「プロデューサーにはいつも色々もらってる」と独りごちる。
暗殺教室の好きなセリフで、「たぶんその生徒は...見てほしかっただけなんですよ、あなたに」ってセリフがあるんですがまさにという感じです。真正面からきちんと「見て」くれることって凄くありがたくて救われることなんですよね。摩美々の嬉しい気持ちは凄く共感できる気がします。
[悪い子]まみみをみつけて
衣装名:『ミスティックマエストラ』
他の演奏隊はファンシー色強いんですが、ギターの人だけがっつり人間なのちょっと面白く感じてしまう。[悪い子]まみみをみつけてというアピール名はもうなんか切なくなってしまうくらいですね。
おわりに
随分期間が空いていて、恋鐘の「長崎よかとこ」までは11月に書いた文章、それ以降は3月現在の文章になってます。5ヶ月ぶりに文章書いた割には読み返してみてもあんまり変化がない。ちょこちょこと更新できればと思ってますので宜しければまた読んでいただければと思います。
次回読むカードは
・【秘めやかファンサービス】白瀬咲耶
・【カラフルメタモルフォーゼ】三峰結華
・【包・帯・組・曲】幽谷霧子
の3枚です。