シャニマスのコミュ全部読む【Part15】
はじめに
『流れ星が消えるまでのジャーニー』、良かったですね~~~!!
『ふたりはひとり』で始まった双子の関係が、二人で一緒に願ったデビ太郎をきっかけにした一つのすれ違いから道が分かれていき、『いいところは、違うところ』『ふたりはふたり』というところへ変化してしていく辺りは双子キャラとして定番ながら王道で良い。そしてそこからさらに今までと違う形での『ふたりはひとり』へと収束していくのは高校生になってもお互いを大好きな大崎姉妹らしい展開でかなり新鮮な感じがしました。
「そっくり」って言われたときの反応の変遷や、テレビから流れるトークもお話を象徴してくれてるんですけど、個人的にはケーキの例えが好き。『イチゴ、ピーチ、砂糖菓子』『ケーキの上に同じだけ』が『イチゴとピーチはそれぞれで』『砂糖菓子ははんぶんこ』へと変わることで、二人はそれぞれ違うし違う人間になっていくのだけど、それでも共通してるところはあって、『砂糖菓子ははんぶんこ』に出来るような関係性で居続けていくことを示しているんですよね。
甘奈と甜花が寝る前や、ラストで星に願う場面でも何を願ったのかを明確にしないのもそこに繋がってる気がします。ここで甘奈と甜花は同じことを願ったかもしれないし、違ったことを願ったかもしれない。でも甘奈も甜花も、自分と違うから相手のことが好きなわけでもないし、自分と同じだから相手のことが好きなわけでもないんですよね。ただ甜花ちゃんが甜花ちゃんだから、甘奈が甘奈だからお互いのことが大好きなんです。だから二人の願いは同じだったとしても違っていたとしても関係ないんですよね~~~。上手く言語化出来ないですけどこの辺に凄い""良さ""を感じます。
この企画のPart4の【283プロのヒナ】のときとか、Part12の【彩りファッションドール】のときにもちょっと話してるんですけど、私は個人的に甜花の、自分の出来ないことを出来ないと認めてきちんと人に頼れるところに凄く強さを感じるし、甜花ちゃんのことをかっこいいと思っています。
その点、今回のイベントでは甘奈視点からの強くてかっこいい甜花がたくさん見れたのでそこがとても嬉しいです。甜花ちゃんがおかゆを作るときも、1から作って失敗するんじゃなくてちゃんとレトルトをベースにして作ってるのとか、自分の弱さを知ってるからこその強さなんだよなって個人的には思います。
概要
・全カードのコミュを少しずつ読んでいく。
※ただし自分の持っているカードに限る。
・コミュを見て感想を書く。ある程度まとまったらnoteにアップする。
※多い、少ない、正しい、間違ってるは気にしない。思ったことを書く。
・絞込み機能の「リリース順」「昇順」を使い、サポート→プロデュースの順番で見ていく。
※ただし【283プロのヒナ】など同時実装のカードは適宜ユニット順序を整理して読む。
この企画の記事は下記リンクのマガジンにまとめているので、最初から読みたい方はこちらから読んでいただけると嬉しいです!
今回見たカード
・【金色の元気いっぱいガール】八宮めぐる
【金色の元気いっぱいガール】八宮めぐる
めぐる、大活躍!
「こんなところで会うなんて偶然だね!何してたの?」
こんなん好きになるが??街角で慌てて走るめぐるとプロデューサーがぶつかってしまったときの一言ですが、プロデューサーに気付くなりぱあっと笑顔になって話しかけてくるのがすっごく魅力的ですね。
そしてここがガチャ演出の場面でもあります。落ち着いた引きの絵からアップに入る真乃や灯織の演出と比べると、手前から奥に向けてめぐるが動いてからいく感じで躍動感があり、めぐるの元気いっぱいさが伝わってきます。
「プロデューサーも見ててくれたしね!」
「今度は事務所のみんなも見に来てくれないかなぁ」
「あ、そっか...。そうだよね!みんなもお仕事、あるもんね」
ガチャ演出時のセリフも「わたしのこと、しっかり見ててね!」ですし、めぐるは「誰かが見てくれること」に思い入れがあるようです。
しょぼんとしてしまうめぐる...。このめぐる見たらそら「見に行く」って言っちゃうわ。誰かがそばにいてくれることに強く嬉しさを感じるからこそ、そうでないときの寂しさも強く感じるという、めぐるの寂しがりな一面がちらっと見えていますね。
止まらない着信音
「めぐるもなかなか休めないな」
「えー!そんなこと、考えたこともなかったよ!」
「友だちと話すの、すっごく楽しいよ!」
ま、まぶしい...。プロデューサーも言うように、めぐるの人とお話することを純粋に楽しめるところは一つの才能ですね。
電話が無理なら直接会いに行けばいい
これ選択肢だけ見ると「???」って感じ。でもプロデューサーがこっからどうフォローするのか気になるので、最初にプロデュースしたときに結構これ系の選択肢選びがちなところがあります。
「ほんとに!?わーい!プロデューサー、ありがとう!」
めぐるがこうやって嬉しさを全力で表現してくれるの、見てるこっちまで嬉しくなってしまうな。
俺とは直接話そう
「俺がいるから電話できるって...。俺は電波の受信器か...」
「あはは!プロデューサーが受信機だったら
わたしずっと持ち歩いちゃうな!」
プロデューサーのよくないユーモアが出てるな。めぐる相手じゃなかったらだだ滑ってるような気がしないでもない。(めぐるは嬉しそうで仕事の連絡はしやすくなる...我ながらいいアイデアだったな!)って振り返りのアホっぽさも含めて、ツッコミどころが多い選択肢だ。
友だちとの連絡は家で済ませておこう
夜遅くまで起きていられないめぐる、かわいい。
「...でもプロデューサーの言う通り、
昼はアイドルのお仕事を頑張らなきゃ、だよね!」
「なんとか家で連絡を済ませるようにしてみるよ!」
なんかここの物分かり良く引き下がってしまうめぐる、心にくるな...。『Star n dew by me』で出ていた寂しがりな一面を抱えつつも、表面上は大丈夫そうに振舞えてしまうめぐるなので、大きな問題についてはきちんと相談してくれるんだろうけれども、こういう細かい部分については「わたしが頑張る」で自己解決しようとしてしまうような気もします。
仲直りの仕方
学校の友達が喧嘩してしまい、そのことで悩むめぐる。めぐるは特にそういうの背負い込んでしまう性質ですが、実際仲の良い人同士が喧嘩してるとこっちも悲しくなってくるのはありますね。
「でも...これは二人の問題だから、
わたしが首を突っ込んで迷惑かけちゃうのも嫌なの」
ガツガツ踏み込むタイプに見えて、こういう部分での繊細な気遣いが出来るのがめぐるらしいですね。ただこれだけ友達のことが好きで相手のこともよく考えているめぐるなら、突っ込んでいってもどちらかを傷つけてしまったり迷惑かけてしまうってことはそうそう無いと思いますし、遠慮して一歩踏み込めていないとも言えます。出てくる選択肢の内、二つがめぐるの背中を押すような言葉であることもその説を補強している感じ。
二人を信じて見守ってあげればいい
「二人が本当にめぐるの言うような仲の良い友達だとしたら」
「きっと二人だけで仲直りできると思うぞ」
ひとまず現状維持の選択肢。時間が経つことで本人の中で割り切って考えられるようになるというのはありますし、自然に解決してることもままあるので、信じて待つっていうのも一つの手ですね。
友達同士の関係で悩む子に対して、信じて待つという形で自身の考えを変えて対応しようという提案はなかなか現実的なラインではありますし、世界の方を変えようとするんじゃなくて世界との向き合い方を変えるっていうのはシャニマス的でもあります。
めぐるが何とかしてあげよう
「わたしから...でも...おせっかいだって嫌がられないかな?」
「めぐるの、本気で二人の力になりたいって思いはきっと伝わるはずだよ」
この選択肢が自分の感じたことに一番近い気がします。めぐるにも拒絶される怖さとか、自分への自信の無さっていうのがあるんだなっていうことが分かることで、ぱっと見一人でも大丈夫そうな子だけど、やっぱり隣に誰かがいてあげることが大事なんだなと分かるコミュですね。
強行突破だ!
「プロデューサー、わたしちょっと怖がってたのかも」
「そうやって人のことを考えて動けるところ、
めぐるの良い所だと思うぞ」
今までちょいちょい触れてたことがちゃんと言語化されてる感じの選択肢。『Star n dew by me』でもメインテーマの一つとして描かれる部分ですが、改めてコミュを見直すとめぐるのこういう部分はきちんと示されてるなって感じます。めぐるの良いところが「人のことを考えて動けるところ」なら、プロデューサーの良いところはこういった皆が内心では思ってるけどなかなか口に出して言うことのないことをちゃんと言葉にして伝えてくれるところですよね~。
本当の自分と特別な人
「ケンカしてるって話した友達がいたでしょ?
その二人が、ちゃんと仲直りできたんだよ!」
すごく嬉しそうだし、その嬉しさを共有してくれようとするのがかわいい。
「多分ね、プロデューサーは
わたしのことをちょっと勘違いしてるんだと思うの」
「うん。わたしはプロデューサーが思ってるよりずっと臆病で...」
「でも、プロデューサーが話を聞いてくれたから勇気が出たんだよ」
うわ~~~~!めぐる~~~~~~!!感情があふれてしまうやつだ......。このコミュのセリフは全編良いので、あんまり見返したりしてない方は是非もう一度読んでみて欲しいです。
めぐるはAnniversaryのコミュのときなどでも「プロデューサーが隣にいてくれること」に対する感謝をしてくれることが多いのですが、改めて「めぐるの隣にいてあげたいな」って思いました。
俺にとっても、めぐるは特別な存在だよ
「なんて言ったって、大切な担当アイドルだからな」
「...それだけ?」
「いーや、俺のほうがめぐるのことをよく考えてるよ」
「...えへへ!じゃあ、分かった!これからも
わたしのことを大事にしてね、プロデューサー!」
あ~~かわいい~~~...。めぐるとプロデューサーがいちゃいちゃしとる。めぐるが「先生みたいなのに、友達みたいで...」と言うように、この二人の距離感はちょっと独特な感じがします。【小さな夜のトロイメライ】はそんな二人を象徴するようなコミュで、今から読みなおすのが楽しみです。
俺はめぐるのプロデューサーだからな
「先生でも、友達でもなくて...
プロデューサーは、プロデューサーなんだ...!」
プロデューサーって言葉、実際「具体的に何?」って感じであんまり明確にイメージが追い付いてくるものじゃないと思うんですが、めぐるの中にあった「この人は自分にとってどういう存在なんだろう?」っていう疑問に「プロデューサー」っていう言葉が当てはまることでプロデューサーがどういう存在なのかっていうのを実感と共に理解できたんでしょうね。
(自分でもここはあんまり言語化出来てる気がしないんですが、言いたいこと伝わってます?)
そんなこと言ってると、誤解されるぞ
「アイドルとして、そういうことは簡単に言わないほうがいいってことだ」
「プロデューサーだから言ったんだもん」
「わたしの特別でいてくれたらいいな!」
プロデューサーとして線引きをしようとする選択肢ですね。ただめぐるの方はあんまり恋愛とかそういう感覚は無いという、なんかそれはそれで罪作りな感じですね。
きみのための翼
「あのねっ!」「それでね、それでねっ!」「あ、あとあと!」
ちょっとめぐるの話を聞こうとしたらず~っとノリノリで話してくれるめぐる。私自身が日常をぼ~っと生きてて全然話題の無い人間なのでマジで尊敬してしまうな。
ここすごいドキッとしてしまった。ギャルゲー的な言い方で申し訳ないんですが、めぐるのコミュを見てるとき、「キャラクターを攻略してる」っていうより「キャラクターに攻略されてる」っていう感覚があります。クラスメイトにめぐるが居たら速攻で好きになってしまうんだろうな...。
「これからもずーっと、わたしのそばにいてほしいな!」
「この先のプロデューサーの予定、
これでゲットしちゃった!えへへ!」
めぐる、結婚しよう。
[お日さま]ぽかぽか友達思い
なんかカメラワークがめぐるのボディラインに沿って動いてて若干えっちだな(最悪の感想)。これはMUSIC DAWNの感想になるんですが、「We can go now」で「イ、ル、ミ、ネ!」っていうコールに入る前に白のライトが当てられて、スパークルイルミネーションのモノクロ感が強調された後に、パッと青い光が当てられることで一気に色がついたような演出になるのが衣装と照明の相性が考えられてて良いな~って印象に残ってます。
アピール名はめぐるそのものって感じですね。めぐるはお日さまみたいにぽかぽかと周りと照らしてくれる子ではありますが、だからといって「凄い人」「自分とは違う人」と神聖視して遠ざけるんじゃなくて、悩んだり怖がったりもする普通の女の子として、隣にいてきちんと支えてあげなきゃな、という使命感をひしひし感じています。
おわりに
ここまでめぐるの色んな姿を見てきてるからか、やっぱりサービス当初にこのカードのコミュを読んだときとはキャラへの愛着が段違いで、「めぐるってこんなにかわいかったのか」っていう衝撃が強かった回でした。
次回読むカードは
・【ばってん長崎恋岬】月岡恋鐘
・【裏腹あまのじゃく】田中摩美々
です。P-SRを読むのは初めてなので、どのぐらいの分量なのか様子見ながら書いてみようと思います。