その治療に迷ったら、、、
歯科医師も歯科衛生士も人間。個性が出ちゃう。
得意、不得意がある。
こんな事態に遭遇したことがある...
左下の親知らずの虫歯治療を始めた男性がいた。
麻酔をして、削り始め、しばらくして
担当医が言った「虫歯が深くて神経まで行ってます。やっぱりこの歯、抜きますか?」
その男性は「え?抜く??前回、抜かずに虫歯治療しようって話じゃなかったですか?」と混乱した。
担当医は「えーまーそうなんですけど、神経があれやこれや(省略)で治療終えるのに回数も時間もかかるので、抜けば1回で済みますから...」
これについては、担当医の言っていることは理解できる。
まず1つ目の問題は、前回の説明時に抜歯案を出さなかったこと。
男性が混乱するのは当たり前。
男性は歯を残すメリット、抜歯のメリットなど質問をし、
担当医はそれに答えて、抜歯が決まった。
男性は最後に質問した。「すぐ抜けますか?」
担当医は「やってみないとわかりません!」
清々しい言い切りで私が唖然とした!笑
いや、分かるよ。言ってることは分かる。けども言い方よ。
予想外のことが起きることは確かにある。
おおよその見当は伝えなきゃ。
私の方が不安いっぱいになったけど、口出し出来ないし、見守るのみ...
結果、、、、
力ずくの抜歯がはじまり、私もその男性も震えた!
そして、その後も長時間に渡ったらしい(途中で時間が来てしまい、私の勤務は終了したので最後まで見届けることは出来なかった)
2つ目の問題
なぜ苦手な抜歯に挑んだのか?(症例からすると難しい抜歯ではなかったはず)
双方にとって辛い時間になってしまったじゃないか...
患者さんは、貴重な自分の時間を使って来院しているから
せっかく来たのだから治療を終えてしまおう!と思うかもしれないが、
少しでも ??? となった時は、一旦保留にしてみて欲しい。
抜歯が得意な先生は、最初から抜歯案を分かりやすく、メリット・デメリットをきちんと説明してくれます!!
惚れ惚れする抜歯をするあの先生、元気かな〜
歯科医院が多くて、どこへ通院するか迷うと思います。
たくさんの患者さんが自分にとって相性が良い医院に出会えますように!
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