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Footwork records Vol.5(Cica series)
フットワークに焦点を当てたインタビュー第5弾!
この企画では初の沖縄県外在住Bboyです。
兵庫は姫路からスタイルを研ぎ澄ますこの御方。
Bboy Cica series!! We must be check it!!
About the person.
・Name: Cica series
・Represent: K9 crew/Sweet coast breakboys club/Crenitygenerationz
・From: Himeji Hyogo Japan
兵庫県姫路出身。神戸を拠点に活動中。
フローとシルエットに重点を置いてスタイルを構築し、
外面のムーブと内面のフィーリング、イメージどちらも大事にしている。
無骨な佇まいから繰り出される多彩かつ複雑なバリエーションと独特のフロー。
Cicaさんの考えるフットワークの要素やロジックについて伺いました!
Cica series spoke.
ーー自己紹介をお願いします。
Cica series(以下、Cica):名前はCica series。
レペゼンはK9 crew、Sweet coast breakboys club、Crenitygenerationzの3つです。
出身は姫路です。
ーー自分のフットワークのスタイルとは?
Cica:細かい。一言でいうと細かいスタイルかなと思います。
ーーベーシックとなっているフットワーク、または考え方
Cica:ベーシックになっているフットワークは、
動きで言うと日本で言うサルフット、フック&スリング、CC、あとノックアウトっていうフットワーク。
この4つが大体僕の基礎です。
考え方は、点と線を結んでいくような考え方をしてて、
点がシルエット。線がフローっていう形で考えてて。
まぁこういうフットワークのシルエットがあって、次にこのシルエットにいくのに、直線で早く線でいくのか、フワッとした線でいくのかとか。
簡単に言うとそういう考え方を元に作ってます。
"シルエット"を"フロー"で繋ぐ。
ーーフットワークにおいて大切にしていることは?
Cica:大切にしていることは、ムーブに意味を持たせるっていうのは結構大事にしてて、
例えば、バトルでよく使うんやけど、左足を右足の膝でフックするようなフットワークがあって、
それは言ったら、足で相手の頭と見立てて、それをヘッドロックするみたいな。
そういう意味をフットワークに結構入れたりしてて。
ムーブだけだと、ちょっとつまんないところがあって、フットワークに意味を付けて、周りからもしかして黙々とやってるように見えるかもしれんけど、内面で遊んでるみたいな。
そういうのを大事にしてますね。それがないと楽しめへんていうか...。
それ無かったらあまり面白くないなって感じ。
財産みたいな考え方です。それは大事にしてます。
ーーイメージとフィーリングについて
Cica:フィーリングやけど、ちょっとスピン入れるような時は、地面を掘るようなイメージとか、
意味やイメージとかも付けながらやると楽しいから。
他には、シャッフルする時とかはなんかハサミのように相手をカッティングするみたいな、っていう意味も持たせたりとか。
ーーインスピレーションを受けたBboyは?
Cica:特に3人おるなと思って、時系列で言うと、1人目は、
I love footworkのHiroさん。最初の僕の先生。
なんでかって言ったら、ブレイクを通して音楽のこととか、音楽を表現することを教えてくれた人で、
ビートの刻み方とかリズムの種類とか、あとは音の表現の仕方とか。
身体で音を表現する楽しさをブレイクを通して教えてくれた人。
すごいそれはめちゃくちゃ影響を受けてて、自分の核となるところにあるかな。
2人目は、今SICKDUDEやってるブッダさん(Buda flowwolf)。
僕が大阪住んでた時によく練習したり、遊んでもらったりしとって。
で、なんていうか、ブッダさんに出会う前の自分ってむちゃくちゃ単純な考え方やって。ダンスに対して。
毎回練習に行ったりするとBboyトークみたいなのしてくれてて、
そこで聞く話がめちゃ面白くて、大衆が気づいてないようなすごいピンポイントで面白いとこ突いてくる発想やったりとか。
自分には無い、というか大衆に無い考え方。それが結構真実やったりしてめちゃくちゃ面白くて。自分の思考に奥行きを作ってくれた人。
だから練習行く時は、練習行くんだけど話聞きに行くみたいなとこもあって面白かった。
3人目がBoogie bratsのBounceで、2〜3年くらい付きっきりで教えてくれてたことがあって。
練習もしてて、普通に一流の動きをしてて。
動きとかにも影響を受けてたけど、Bboyに対するストイックさもすごいあったし、かつ、遊び心みたいなのもすごいあって。
ストイックさと遊び心って一見相反しててそうな感じに思えるねんけど、
それがどっちも両柱が太く芯があるみたいな人で、どちらもすごい。
ストイックにもするし、遊べるし。ブレイクで。
それを見て、正直めちゃくちゃインスピレーション受けました。
Bounceの動きとか考えてることもホンマに今の自分の礎となってる。
ーー兵庫、または関西の中でやばいと思うフットワーカーは?
Cica:身内になるけど、Hirotoやな。
ベーシックのクオリティっていうのはズバ抜けてるし。
一番関西ではフットワークに関してはやばいんちゃうかな。
他はね、結構考えたんやけど、いないです(笑) パッと出て来なかったです。
ーーこれからフットワークを頑張ろうとしている若手へ。
Cica:若手に言うと...。今やったらSNSで色んな人のフットワークとか見て参考にできる時代やと思うんやけど、見れるのってそういう動きの部分やって、
この足満足やったらインタビューとかもしてて、その人の内面とかも垣間見れるから、
表面化したフットワークの種類とかどういうフットワークをやってるかっていうのは、その人の内面から出てくると思うから。
Youtubeで動きを見て参考にするのもいいけど、インタビューだとその人の内面が見れて、内面を見た上で参考にして、自分のフットワークを作っていけたら、
表面を真似するんじゃなくて内から自分のフットワークが作れると思うから。
それが出来ちゃうのがこの足満足。インタビューあるし。
内面が知れちゃうからこのコンテンツは要チェック。要チェックです。
ーーCicaさんありがとうございました!
最後に
InstagramのFoot satisfactionでは今回のインタビュー含め、
いくつかの動画をアップしています。
今後も更新していきますのでチェックお願いします!