母趾外転筋
こんにちは。今日は母趾外転筋について投稿したいと思います。
まずは、基本情報から!
起始:踵骨隆起の内側突起、屈筋支帯、足底腱膜、短趾屈筋との筋膜中隔
停止:母趾の基底骨の内側
作用:母趾の外転、母趾の基節骨の屈曲
支配血管は、内側足底動脈。支配神経は、内側足底神経
さぁ今までに、短趾屈筋、小趾外転筋と投稿しました。ここで、皆様に気づいて欲しいことがあります。それは、この3つの筋肉が筋膜中隔によって繋がっているということです。
筋膜として繋がっているのであれば、どこかの筋肉が硬くなってしまっているとこの全ての筋肉に何らかの支障が起きる可能性があります。
また、足底腱膜とも密接しているため、足底腱膜の硬さの影響も受けます。
つまり、どこか一部が動きがおかしくなると全てに影響するということ。もし、足の裏に痛みがあった場合、痛みがある場所以外の硬さによって誘発されることも考えなければならないのです。
とっても複雑ですよね。だから基本が大事なんです。
それでは触診へ!
触診は、母趾を伸展、内転位に他動的にもっていきます。すると、母趾外転筋は伸長され、触診しやすくなります。そこから、母趾を屈曲・外転方向へ力をいれてもらいます。すると収縮が感じられます。短趾屈筋が近くにあるため、触診を間違えないように注意してくださいね😝
小趾の外転運動や母趾の外転運動のみを動かせる人はなかなかいないためとても収縮を促すのは難しい筋肉です。そのため、伸長位にしてあげることで、触診しやすくなります!外転運動が難しい人にはぜひ誘導して自動解除運動を促してあげてください。
次回は長趾屈筋について投稿したいと思います。ここから深層筋へ向かっていきます。ぜひ楽しみにしていて下さい😋
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