バイエルンミュンヘンVSホッフェンハイム (2/6 DFBポカール3回戦)
2月6日に行われたDFBポカール3回戦。バイエルンミュンヘンVSホッフェンハイム。両チームのスタメンは以下の通り。
ホッフェンハイムはボール非保持時4-1-4-1の形。
最終ラインの左サイドに17番ズーバーが下がる。
11番のグリリッチュが中盤の底に位置し、斜め前に6番ノルトヴェイトと16番ルディが位置する。
バイエルンの攻撃
対するバイエルンの攻撃の形は以下の通り。
左サイドでは、コウチーニョがインサイド。デイヴィスがアウトサイドに位置し、アラバが頂点となる逆三角形を形成する。
右サイドでは、ミュラーがインサイド。ニャブリがアウトサイドに位置し、キミッヒを頂点とする逆三角形を形成する。
ただしミュラーが右サイドにも左サイドにも現れるのでそれぞれの位置は度々入れ替わっており、以下のような形もとっていた。
3つの崩しのパターン
この逆三角形での崩しのパターンは主に3つあった。
①内側の選手がサイドに流れる。
②内側の選手の抜けだし。
③外側の選手の抜けだし。
①内側の選手がサイドに流れる。
前進の際に多く見られた。内側の選手がサイドに流れて外側の選手が内側に入る。というようにボールも選手も循環させながら前進していた。
②抜けだし
中央でレヴァンドフスキが待ち構え相手CBをピン留めし、サイドで2VS1ができたときにはこの形。内側の選手がディフェンスラインに対し縦に抜け出す。
そこからクロスやシュートまで持って行く。
③②の逆
②の形の逆で、外側の選手がディフェンスラインの裏に抜け出す形。これも見られた。
1点目はこの形から生まれた。
内側でコウチーニョが受け、デイヴィスが3番カデラベクの裏を取り、中に飛び込んできたミュラーに合わせるクロスでオウンゴールを誘った。
アラバの飛び道具とミュラー
バイエルンの2、3点目はこの2人の関係から生まれた。
2点目。
左サイドではデイヴィスとコウチーニョで3番カデラベクと9番ベブーのマークを翻弄。16番ルディはアラバもトリッソも見なければならず、アラバへのプレッシングが甘くなったところでアーリークロスを入れられた。
このアラバ→ミュラーで3点目にも繋がっている。
ミュラーはこの試合で左右どちらのサイドの三角形にも関与していた。これにより三角形でのボールの循環が良くなってもいた。
また、2、3点目に繋がったように、ミュラーの抜け出しとアラバのフィードが崩しの選択肢になっているのは脅威である。
記事の写真:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200206-00369681-usoccer-socc
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