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「足をみる。その人をみる。」part2

皆さまこんにちは!!

堀友美です( *´艸`)

いつも私の記事を読んでくれてありがとうございます!

最近、自分の活動がメディアに掲載されたこともあって、沢山の人からメッセージをいただくようになりました!

私の展開するサービスを「待っていました」という言葉を貰い、フットケアのニーズを再確認することができてます(/_;)

おかげさまで、最近は(も)忙しい毎日を送らせてもらっております(笑)


そんな中で、このnoteでの発信も多くの方に知っていただけると嬉しいです!

noteは文章として残る以上、掲載されている文章が正しい情報になっているかを常にチェックしながら投稿しています( ..)φ

その分、誰かにお伝えする際も、安心してお渡しできる情報にしているつもりです。

ぜひ皆さまの身近な方にもシェアしていただき、足のケアが身体に及ぼす影響について知っていただけると嬉しいです!

是非ともよろしくお願いします☆

という事で今日もさっそく参りましょう!

今回のテーマは「足をみる、その人をみる」part2です。

令和5年5月に投稿した「足をみる、その人をみる」は読んでいただけましたでしょうか?

もし読まれていない方がいましたら、ぜひこちらのPart1から読んでいただくことをお勧めいたします(^^ゞ↓↓
part1を読み終えたら、こちらの記事にまた戻ってきてくださいね!


〇いつもの質問です


すでに「うんうん!あの記事ね!ちゃんと頭に入ってるよ~」という方。

では、前回と同じ質問をさせてください。

皆様は「足をみてますか?その人をみてますか?」

そもそも「足をみる、その人をみる」ってどういうことなんでしょう?(再び)


今回も、爪切りやタコ・魚の目のケアを「するorしない」以前の本質的なお話をしようかと思います。

ここから事例を出します。ちょっと想像してみて下さいね?


「本日のあなたのお客様は、高齢で巻き爪のある方です。
足の親指の爪はひどく巻いており、爪の両端が皮膚に食い込んでいました。」


さて、このような少ない情報の中ですが。

あなたが、仮にこの巻き爪の利用者様のケアをするときに、どのようなことを考えますか?どんな情報がもっと欲しいですか?

単純に「足をみる」というだけの業務に徹するのであれば、


お金がかかるけど「巻き爪矯正をする」「巻いて食い込んでいる部分の爪を取り除く」なんてことを考えるのではないかと思います。


でも果たして、これで良いのでしょうか?


「巻き爪」というものがかなり奥深いので、今回のテーマにはあまり適切ではなかったかもしれませんが、、

でも「巻き爪だから矯正!」「巻き爪だから食い込み部分を取り除く!」ではない、ということは断言させてください。


安易な爪切りは危険?

〇必要なのは想像力


では、情報を加えましょう。


この方は、左足の親指の巻き爪で、かなり食い込んでいました。

痛みを訴えることはありません。なぜならば、左足の麻痺があるからです。

となるとどうでしょう。
状況が一気に変わりましたよね?


もしかしたら、食い込んでいる部分が既に傷になっているかもしれません。または、今後傷ができる可能性があるかもしれません。

麻痺があるから、食い込んでいても、傷になっていても痛みを感じないのです。イメージできますか??

さらに想像を膨らませる必要があります。


では、足の形足の指の形はどうでしょう?

外反母趾や麻痺の影響で足の指が変形し、左足の親指の巻き爪を圧迫してないですか?

はどうでしょう?
左足の親指の巻き爪を圧迫するような形の靴ではないですか?

そもそも、この方は歩くのでしょうか?
車椅子の生活なのでしょうか?
それとも寝たきりの生活なのでしょうか?

足や足の指に体重をかけるかかけないか、でもその巻き爪が食い込むかどうかに関わってきます。

食い込むことで傷ができるなどのリスクがあるなら、食い込み部分を取り除くような爪切りや、巻き爪矯正が必要になってきます。

逆に言うと、巻き爪が食い込むリスクがない状況であれば、わざわざ余計に手を加える必要はない、ということです。

「爪切りをしない」のではなく、食い込み部分を下手に触る必要がない。

今の巻き爪の状態でうまくいっているなら、今の状態を変化させてしまう方がリスクになる可能性があるということなんです。

ここの判断ってなかなか難しいんですよね。

ついつい「やってあげなきゃ!」なんて使命感にかられるんです。


爪切りの前に相手の生活背景を知ることが大切

〇私の失敗談



でも、日々のケアで「足を見る、その人をみる」を考える癖をつけないと、思わぬトラブルになりかねません。

私自身も恥ずかしながら、トラブルは過去に沢山ありました。

「食い込み部分を取り除きたい」という思いで切った部分が、体重をかけることで思わぬ方向に負荷がかかり、逆に爪が皮膚に食い込み始めたこともありました。


「この人のために何とかしてあげたい」という熱い思いとか、良かれと思って、という良心。
とても素敵で素晴らしい気持ちだとは思うんです。

しかし、ケアで大切な「なんとかしてあげたい」という素敵な気持ちが、逆に仇(あだ)となって相手の方に痛い思いや不快な思いをさせてしまう。

この時の気持ちって、本当にやり場のないんですよね。

良かれと思ってしたことが逆効果だった!」なんてお互いに悲しいじゃないですか…。

いや、相手は「悲しい」という感情すら湧かなくて、ひたすら怒りの感情ですよね。
支援する側の「エゴ」は時として相手に対する「凶器」にもなったりするんだと思います。

どんな支援をするにしても、まずは土台となる人間関係が大切です。


だからこそ、「その人をみる」って必ず必要で、その人を見ずにフットケアをすることをしてはいけないんです。

こんな偉そうに話していますが、皮膚科クリニックでフットケアをしていた6年半は、恥ずかしながら「足しか」見てませんでした(/_;)


ケアの後にその人が、その足でどんな生活を送っているのかなんて想像したこともなかったです。

〇本日のまとめ


ここまでの内容を読んで、どう感じられましたか?

劇的ビフォアアフター
のためのケアになってないでしょうか?

私は、「足をみる、その人をみる」が理解できるまでに、多くの失敗を経験しました。

今も、自分自身の「なんとかしてあげたい」という熱い想いという名のエゴや、劇的ビフォーアフターのためのケアになっていないか、など自問自答しながらフットケアを行なっています。


フットケアは本当に素敵なお仕事なんです^ ^

ちょっとしたケアでその人の足の痛みがなくなったり、歩けるようになったりもするんです!それって素晴らしいと思いませんか?

でもその分、落とし穴もあるm(__)m。

だからこそ、みなさんが私と同じようなトラブルを起こさないように、ここでシェアさせていただきますね。


「足をみる、その人をみる。」


ケアに入る前に一旦深呼吸して、この言葉を思い出してください。

私と同じ過ちをしてしまい、利用者様を爪難民・足難民にしないように。

今日は「足をみる、その人をみる」part2を話しました。

今後もまだまだ「足をみる、その人をみる」の話は出てくるかと思います。さらなる足の沼にみなさんをお連れできたら、と思っています。


という事で、今回も最後まで読んでくれてありがとうございます^ ^

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これからも堀友美の活動を応援していただけたら嬉しいです^ ^

それではまた次の記事でお会いしましょう♡


著者:堀友美 プロフィール


編者:さんかくしおハッカ


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