爪甲鉤彎症(重複爪パターン)のケア
爪甲鉤弯症(そうこうこうわんしょう)ってご存知でしょうか?
「鉤爪状に伸びて肥厚・ねじれがある状態の爪」?
「爪が何重にも重なっている状態の爪」?
実は諸説あって、定義はまだ定まっていないような印象です。
なので、分厚くて伸びてねじれて変形しているような鉤爪様の爪は、みんな爪甲鉤弯症と言ってよいと思います。
ただ確実に言える爪甲鉤彎症の特徴は、
・爪甲と爪床が離れており、その間隙には古い角質や死んだ上皮が詰まっている
・爪は血の通ったピンク色ではなく、黄色~茶色になっている
ということ。
爪床と離れている爪は、もはや死んだ爪です。
死んだ爪をくっつけているメリットって、ありますか??
死んだ爪がくっついているままだと、きれいな爪が新たに生まれて伸びていこうとする力を邪魔してしまいます。
知識技術を身に付けて、怖がらず慎重にケアしてみましょう。
なぜ、爪が変な形になってしまうのか?
原因は、高齢者なら自分で切れなくて伸びすぎた結果だったり、若年者なら外傷(重いものが爪に直撃など)や爪甲剥離がきっかけになったりします。
原因や病態が何種類かあるのですが、今回はそのなかで「重複爪」ともいわれる爪甲鉤彎症のケア方法についてお話したいと思います。
このタイプの爪は、前方に伸びていく時点で前方・下方から圧迫を受けて爪甲と爪床が剥離するのを繰り返して、重なった状態の爪になっています。
ひらたく言えば「うまく前に進めなくて重なりながら伸びた爪」です。
では、この爪の何が問題か?
変形していることも問題ですが、それよりも「変形した爪のせいで爪周囲が圧迫されて痛みを生じたり炎症を起こしてしまう」ことが問題です。
この爪のケア方法について、詳しく書いていきますね。
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