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高校生がマッチレポート風に書いてみたpart3UEFAチャンピオンズリーグ 1st leg リバプールVSバイエルン

今回のざっくり分析&感想はリバプールVSバイエルン!
僕が今年リバプールを応援してるのでおそらくリバプール要素強めになると思われます(笑)

スタメン

まずはスタメン

リバプールはCBがおらず、ファン・ダイクも出場できず、マティプとファビーニョという臨時の2CB。中盤はミルナー、ワイナルドゥム、ヘンダーソンかと思いましたが、ミルナーではなくケイタ。攻撃を重視したのではないでしょうか。リバプールはミルナー、ワイナルドゥム、ヘンダーソンの3人の時はワイナルドゥムは攻守両方できますが、残り二人が守備的であるため、後ろと前の中継役がおらず、フィルミーノが下がってきてしまう時間が長くなるなど、守備面では素晴らしいですが、攻撃面で停滞してしまうことがありました。
ケイタは自らドリブルで持ち上がるなど後ろと前を繋げる選手であり、攻撃の活性化が期待されます。

対するバイエルンはロベリーは不在ですが、スピード溢れるコマンとドリブル能力が高く得点も取れるニャブリという十分怖い両WG。リバプールのアーノルドは攻撃時は素晴らしいのですが、守備面の特に1対1では不安のあるプレイヤー。それだけに対戦するコマンにぶち抜かれないか心配でした。後ろはボアテング不在ですが、ジューレがいるのでほぼ問題ないでしょう。

シティ戦を彷彿させたリバプール 一撃の重いバイエルン

この試合を簡単に言うとリバプールがチャンスを作り続けるも、なかなか決まらず、少ない攻撃の機会で高精度な攻めで大きなチャンスを数回作ったバイエルンという感じでした。

その中でリバプールのプレスはハマっている印象でした。
リバプールはいつもと同じプレスのかけ方。WGはSBを切りながら、中に誘導するようにSBへプレス(カバーシャドウ)。フィルミーノはアンカーへのパスコースを切る立ち位置(カバーシャドウ)。そうして中央の相手IHに入ったところをワイナルドゥム、ケイタ、ヘンダーソンが狩りに行くという方式。

また、チアゴが下りてきてマルティネスと2ボランチを形成しサポートに入るもワイナルドゥムがしっかり着いていき簡単にビルドアップをさせない。

そのため出しどころがなくったバイエルンはGKのノイアーを積極的に活用(活用と言えばポジティブなイメージだがCBがボールを持った際出しどころがなくGKに下げざる負えないというネガティブな原因だった)。
ノイアーに出た際、前からの意識が強かったリバプールは、フィルミーノがGKに対してもプレスに行くシーンが見られた。しかしその際マルティネスが少しポジションをずらし、カバーシャドウを逃れることで、パスをもらいビルドアップするシーンは度々見られた。リバプールはIH3人で相手のチアゴとハメスを見ていたので1人マルティネスを見ても数的には問題ないが、GKにパスが出る一歩手前はCBがボールを持っていることがほとんどなわけで、その時点ではマルティネスはフィルミーノが見ており、中盤三人は中に入って来たときのために構えている。CBからGKに出た時、距離的にフィルミーノがマルティネスの位置からGKまでは容易に行けるが、中盤三人の位置から少し下がり気味のマルティネスまでは少し距離があるので厳しいところ。これによりマルティネスはフリーで受けることが出来た。

ただもちろんすべての場合でそうではなくマルティネスに出せないこともあった。その場合はWGがCBにプレスに行くことであいているSBへのロブパス。ロブパスであればカバーシャドウは意味を持たなくなるのでパスを通すことが出来る。しかしパスを通されてからのWGのプレスバックの速さは素晴らしいものでSBがボールを持った後奪われるシーンもあった。またWGが間に合わなくても、IHがスライドしサイドで蓋をしてボールを奪うこともあった。

こんな感じでプレスはうまくいっていたリバプールだがやはりバイエルンも個の力は強くプレス耐性も強いため狭い中を素早いパス回しでかいくぐるシーンもあった。特にチアゴは狭い中でも上手く、かなりスピードのあるパスをダイレクトでさばいたりなど素晴らしいプレーが多かった。

バイエルンは中央で繋ぎ崩すシーンは少なく、簡単にサイドに展開しWGの突破力+SBのオーバーラップでサイドを崩しにかかる。心配していたアーノルドだが以外に善戦、抜かれることもあったが、ヘンダーソンが抜かれた後カバーに入り止めるなどいいプレーもあった。しかし逆サイドのニャブリに関してはロバートソンが苦戦。ニャブリにチャンスを多く作られ、あわや失点という場面も。臨時のCBは思いのほか躍動。マティプはロングパス、繋ぎの面でも良く、対人守備、クロスの処理などDFとして素晴らしいプレーも多かった。ファビーニョはCBでないながらもボランチで培ったボール奪取能力を活かし、相手のドリブルを度々阻止。レバンドフスキに競り負けることはあっても、臨時のCBとしてこれ以上ないパフォーマンスだった。

バイエルンはチャンスこそ少なかったが、その少ないチャンスがどれもリバプールにとって脅威だった。前線のプレー精度が高く、得点の気配が漂っていた。一撃一撃が強烈で、攻めている時間が長かったのはリバプールだったが、怖さをより強く感じていたのはリバプールの方であった。

続いてリバプールボール保持時
リバプールはSBが高い位置を取り、2-3-2-3がベース。二列目には二人のIHに加え、フィルミーノ、マネが下りてきてポストを担う場面も多かった。この時のフィルミーノはさすがであった。マネが落ちた際、それに合わせてケイタはサイドに開く。マネが下りてそこにボールが入った際には、逆サイドのIHワイナルドゥムが高い位置を取る。


下りていくマネに対してはジューレがそのまま付いていく。そうすることによって空いたジューレのスペースにフィルミーノが入り、隣りのキミッヒが食いつき、外のケイタ、ロバートソンがフリーになるシーンは特に速攻などで見られた。

中盤はお互い三枚同士なのでそれぞれがそれぞれを見る。ハメスはヘンダーソンに付き、レバンドフスキは中を切り、CB間のパスコースを切る。ニャブリ、コマンはSBをマークし、逆サイドの側は絞る。
このプレスのかけ方により、CBがボールを持った時CBがレバンドフスキがいるのでパスは出せない。SBにもWGがついているので出せないし、ヘンダーソンにはハメスがいるので出せない。そうするとIHしかパスコースが無く、バイエルンは上記のシーンでケイタに入った瞬間隣のハビ・マルティネスも自分のマークを外し、一人に対し二人でいくなどそこを狙い目にしている、ここで奪うんだというのは感じられた。

しかしリバプールはハビのマークであるワイナルドゥムがマークが外れるタイミングでトップのようなポジションを取り、ケイタに入った瞬間ヘンダーソンにすぐ戻し(落としと言ってもいい、レイオフのような形)ヘンダーソンが相手DF-MFライン間でフリーになっているワイナルドゥムに出し疑似カウンターのようになる場面も。またケイタではなくマネが落としをするときはワイナルドゥムに入った瞬間フィルミーノがキミッヒとジューレの間にポジションを取り、2人を食いつかせて外にいるケイタがフリーになる場面もあった。
ハメスロドリゲスはヘンダーソンをカバーシャドウ気味に守っていたので、リバプールのレイオフ気味の攻撃には相性が悪かった。

この試合リバプールはバイエルンが前から来ていたのでシンプルに3トップにロングを入れるシーンも多かった。CB2人がロングの精度が高いのでどちらからも高精度のボールが出ていた。また前線はサイズはないが体は強い三人なので、バイエルンの屈強な選手たちを相手にしっかり収め前述したように、レイオフなどIHを絡めた攻撃を見せた。またヘンダーソンのパフォーマンスはとても良く、守備での献身さはもちろん、セカンドボールもしっかり回収し、フィルミーノなど縦が空いているときはスピードのあるボールを打ち込み、バイエルンの守備ブロックが中央にコンパクトに守っていたため、オーバーラップしたSBか、サイドに開いたWGに精度の高いロングパスを中央から供給し攻撃のタクトをふるっていた。

ここまでは良かったリバプールだが肝心なフィニッシュでとにかく決まらない。特にマネは度々決定機を外し、リーグ戦で黒星を喫したシティ戦を思い起こさせた。
リバプールはペナルティ付近でボールを持った時何か判断に迷っている、出しどころを探している、相手がきたから出すしかないというような後でに回るような崩し、コンビネーションが多く、主導権をもって攻めているという感じではなかった。連携があまりとれていないのか、意思疎通ができた攻めというのは少なかった。フィルミーノを基準とするとフィルミーノのアイデアもあり、スムーズに流れるように崩せるのだが、それ以外の選手はどこか一杯一杯というか余裕のない印象だった。
攻撃陣の連携強化、意思疎通ここが今のリバプールの課題であると思う。

格下相手には個の力で勝てるが、CL決勝トーナメントレベルになると、意思疎通のできた崩しでないと中名か点は取れないのではないだろうか。
その点PSGなどは強い。
特にケイタがペナ付近で判断が遅い、迷っている、出しどころを探している印象だったので改善に期待したいところ。

感想

正直スコアレスドローに終わるとは思っていなかったのでビックリしました(笑)
やっぱり今期のリバプールは攻撃が課題ですかねー、サラーが復調してきているとは言ってもまだ昨シーズンほどの怖さはなく、今シーズンはペナ内右側から切り返しを多用したドリブルで、シュートを流し込むというシーンが昨シーズンより少ない気がします。というよりペナ内でボールを持つことが少ないというか…
その分ペナ外からメッシのように切り込んだり、フィルミーノとの横のワンツーをした後マネにロブパス(これに似た右サイドからマネにロブを入れてそこから崩すプレーは練習でもしていました。詳しくはリバプールのYOUTUBEで)が多い気がします。昨シーズンのリバプールは途中から見始めたので詳しくはわかりませんが。

ただリバプールとしてはアウェイゴールが取られなかったのは非常にいいことでした。2nd legはアウェイではありますが、ダイク戻ってくるので期待したいと思います!


それでは今回はここまでです!

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。

もしよろしければ感想、指摘など一言でもいいのでコメントよろしくお願い致します。


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