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夏の帰国の終わり。感じた4つの事は発見というよりも全て自戒。

今年の夏は約二か月間ほど日本に滞在することができました。とはいえ体感は二週間くらいで、あ、もう帰るのかと。
体感がどれだけ短いとは言え、感じた物得たもの考えたことは沢山。この夏は何かを始めるというより、今後の方向性が固まる二か月間だったなと思います。サッカー、仕事、もっと広げて将来や人生、社会の事。色々な事の方向性・スタンスが固まった出来事が多かったです。

そんなかんやでざっと二か月間を振り返っていきます。


細部にまで意識を向けた努力が全て。いや、細部を見なければ努力と呼ばないのかもしれない。

この夏は元々サッカーや仕事等普段から行っている事をより取り組もうと思っていたので休暇という意味合いの帰国ではありませんでした。
帰国一か月前から、結構緻密に帰国後の一日の理想スケジュールを組み立てていました。どの時間帯にどこで何をするのか。しなければいけない行動(タスク)の洗い出し。効率的な順序(ピリオダイゼーション)の考案。そして場所のリサーチ。
おかげでこれ以上なく充実した一日を毎日送れていたような気がします。
サッカー・勉強・仕事・プライベートそのバランスを取り続ける事は難しいですが、緻密に考えたこともあって良いバランスだったなと思います。
特に効率化の観点ではかなり良かったかなと思います。マルチタスクの懸念点は効率化と質の担保ですが、この二か月を経ての自身の変化、二か月間の成果を見てもうまく行ったといえる結果でした。

一見難しそうな事、複雑な事を前にした時きっとそれに手を出さない事がおそらく最も楽な手段。ただし、目指してるゴール地点が高ければ高いほどそれを通り抜けていかなければならない。そんな一見難しい事は難しいというより複雑性が高いというのが正解な気がします。
それを乗り越えるためには簡単な物を乗り越える時よりも細部にまで気を配り、それぞれを抜け目なく対処すること。細部に全て向き合いそれぞれを対処していく事。それが「努力」と呼ばれるものなのではないのでしょうか。

人間が環境を作り、環境が人間を変化させる。

人間は必ず何かしらの「環境」の中で育ち、その環境の影響を大きく受けて成長していく。それは大人になっても大事な事ですよね。職場、友達、家庭等々様々な環境の中で生活する中で、もちろん個人としての取り組みで自分自身を作っていく事はありますが(自己投資)、その中でも少なからず何かしらの影響を他人から受けています。例えばXも一つの環境ですよね。そこで深く繋がる人達が集まってできた環境の中での当たり前がいつしか自分の当たり前になるし、その環境の基準が自分の基準になったりもする。
この環境から受ける影響を大きく感じた二か月でした。
様々なキッカケを経て今夏は今までの中ではかなりレベルの高い環境でサッカーをさせていただくことが多くありました。どんな環境でも全力を尽くすとか、環境に関係なく自身の自律で上達するとか考えていた僕ですが、環境が個人に与える影響の大きさに衝撃を受けました。密度の高さ、基準の高さ。基準の高さに慣れてきて自分の基準が上がるという事が自身の上達や向上にどれだけ大きな影響を与えるのか。

自身の中にある基準を上げるためにはその基準よりも高い基準の環境に属すること。それがステップアップであり、その環境に適応していくプロセスが大きな成長をもたらすのだなと思いました。このエコロジカル的な作用の中で逆も起こり得るなと。自律した個人が環境に関わらず基準を上げようと努力し実際に上がる(俗にいう成長)事例は多くありますが、その際に環境が基準を下方修正しようとするネガティブな作用もあると考えられます。
そういった意味でも個人の属するべき環境と言うのは今まで思っていたよりも大事だなと再認識した期間でした。

自然体こそが幸せであり、すなわちそれは自由であり、自由とは思考の省エネである。

この夏は色々な人に会って繋がりを広げるとか視野を広げると言ったいつものやつではなく、いわゆる仲の良い人とだけ会う事を大事にした期間でした。
その中で感じたのは圧倒的な楽しさ。まあ、仲が良い人とだけあってるから当然なんだけど楽しい。
やっぱりそれは、仲が良い人と一緒にいると自然体でいられるしそれはつまり良い意味で気を遣わない。いつも通り自由に生活していて問題がない。
だからずっと一緒にいても疲れないし楽しい。自然体で自由という事はすなわち「余分な思考にリソースを割かない」という一種の思考の省エネ状態。これが良い。省エネという事は疲れないし、疲れないという事はネガティブな要素が一つ減るわけですよね。
よく初対面の人と会うと凄く疲れるとか、交流会終わった後は疲れるとかあるけど、それは気を遣ったり自然体でいられないが故の思考過多。
友達でも、めっちゃ仲良くない人とは疲れるのも同じ。
じゃあその分れ目は何のか?時間なのか、相性なのか。おそらく答えは価値観の親和性と許容度。要するに自分の思考を駄々洩れにして問題があるかどうか。これが問題がある時は、その衝突を起こさないように自身の中でこれを言っても大丈夫、こうすれば大丈夫と思考過多になるが故に疲れる。自然体という事は基本的に駄々洩れにして問題ないのでせき止めの労力が無く省エネできる。
だからこそ、自己分析と人間観察が得意な人ほど合う人合わない人の見極めが早いし正確。結局は自身の価値観と相手の価値観とその許容度の見極めなのでね。
この夏は初めましての人とは多く会わない期間だったけど、いつもとは違う充実度がありました。

もちろん初めましての人と会うことが嫌いなのではなくむしろ好きな方なのでそこはお間違いなく笑

最後に勝つのは、人の記憶に残る大きな事をしようとしてる奴ではなく、人の記憶に残らない、なんなら理解されないほど小さい事をひたすら続ける奴

これはこの夏に限った事ではないですが、世の中には僕を含め何かで一番になりたい人や何かを残したい人がいますよね。
そんな大きな功績を残そうとしてる中で結局最後に上手く行く人は、記憶にも残らない小さなことをひたすらやり続けた人が最終的に上手く行くという事を特に強く感じました。何かを残したい思いが強いがあまり、「何かを残す」「記憶に残す」「有名になる」が先行しすぎて、プロセスの中にも求め、派手なプロセスにしてしまう人は多いかと思います。でも最終的に着実に力をつけ、本来の目的を達成できるのは、そんなことしてたの?それって何の意味があるの?となんなら理解できなくて引かれてしまうような小さなことをやり続けた人だなと感じました。実際そういう人に数人会えたのはこの夏の大きな収穫でした。
自分もひたむきに頑張ろうと思います。

今後の歩み

今年は特殊で10月から2月頭まで、日本にいる事になりました。
色々な人の助けがあって、自分の中で大きなサッカーに取り組む上では最高な環境が整いました。
今後はより一層力を入れ、プライベートの両立を大事にしていましたが、大事にしながらもできる限りサッカーに比重を傾けていきたいと思います。
10月から新たなシーズンが始まります。今後は日本で試合をすることも増えるので良かったら是非見に来ていただけるとても嬉しいです!

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