【思考-Pt.21】就活しないニートが就活向けGD練習会に参加して感じたこと
お久しぶりです。
ご存じの方はご存じの通り、21歳の年になっても未だ大学に入っておらず、将来的にも就活のする可能性の低いニートをしているハシモトタツキです。
21歳の年、つまり同年代が就活に向けて動き出す年になってきました。
今年の4月あたりからTwitterでも23卒と呼ばれる人たちが増え始め、就活に向けたイベントやプログラムを目にする機会が増えました。
個人的には就活はする可能性はかなり低いです。
ただし、『就活』という物にはかなり興味があります。
個人的に就活というのは日本独自の文化の一つであり(おそらく日本と同じように就活をしている国もあるかとは思いますが)、就活についての形式だけでなく、そこにある背景・文脈といった後ろにあるもの、あるいは無意識的な事を紐解くことは、日本・日本人という物を理解することに繋がる部分があると感じています。
実際にイタリア人と日本の就活についてはなしても、これはわけわからん、理解できん。といった部分もあれば、ここはイタリアも同じという部分もあります。
今回自分と同世代が就活を始める時期になったこともあり、いくつか興味本位でイベントに参加しました。
特にその中でGDと呼ばれるものに出会い、個人的に「ディスカッション」自体は好きなので練習会に何度か参加しました。
今回はその中で感じたことについて書いていきます。
二つの「ディスカッション」の違い
まずGDをここでは就活におけるディスカッションとし、ディスカッションを僕個人が定義しているディスカッションとします。
GDとディスカッションは明確に別物でした。
それぞれの目的と方向性が全く違うので、最初はかなり戸惑いました。
GDにおいてはテーマがゴール地点となり、開始時点での抽象度を「定義づけ」によって具体度を高めていき、実際の行動として起こせるものまで具現化し、発表します。
そのため、テーマは話の中心に据えられる核ではなく、話しの向かう先となるゴールという位置づけになります。
また最後に発表という場に置いてグループ全体としての結論を出し、行動という形で具現化しなければなりません。
それに対しディスカッションは「それぞれの視点からの覗き合い」となります。
テーマは話の中心に据えられる核となり、その核をそれぞれのフィルターから覗き、見えている物を共有する。
故に、定義づけは共通認識とする必要はなく、むしろ揃っている部分と揃っていないことの判別がポイントとなります。
特に揃っていない部分に関しては覗いている場所の違いから生じる物であり、それを理解し合う事は自分が覗けていない部分を覗くことができるということなので、それぞれの思考の拡張に繋がります。
さらに具体的な行動として起こすとしたら?という場面においてもそれぞれの文脈で考えた場合、どのような形として残るのかを知り合うということに重きが置かれるため、共通化と定義の一致はむしろ学びを半減させる場合もあります。
このようにディスカッションは文脈をしっかり持っていることが重要となります。
GDにおいては、現実においての限定的な場面での一時的な効果のみが重要となるため、データと知識といった「事実」の価値はかなり高いものとなります。
これらはGDにおいて最も信憑性と価値の高い具体物となるので、かなり意味を持ちます。
しかし、ディスカッションにおいては前提となる文脈の認識が重要視され、その文脈の中での知識・データをどのように用いる事ができるか?といったところのそれぞれの結論で垣間見える文脈等がキーポイントとなります。
このようにGDとディスカッションは行動としては似ていますが、背景の文脈、構造が持つ目標が違うため、スタンスや方向性がかなり違います。
GDをやってみて
実際参加してみてですが、最初の方はこの違いを理解していなかったのでかなり苦労しました。
方向性、目的が全く違うので大分苦戦しました。
実際やってみて一番感じたのはこのGDは自分の中ではミーティングという部類に入るなということでした。
日頃から所属している組織内で行っているミーティングとかなり構造的に近い物を感じました。
それを理解してからようやくどのようにしていくかを理解したわけですが、僕自身が所属している組織内でミーティングをする際に、基本的にどのテーマを取り扱っていくかといった方向性を決める役割が多く、逆に具体的な部分はメンバーの強力を得たり、組織内にいる専門性の高いメンバーに専門的な面は任せて、それを軸に全体で考えて行くということが多いので、自分が実際に具体案を出す立場になるとかなり難しかったです笑
メンバーのありがたみを感じました笑
後半は慣れてきた部分もありましたが、やはり自分自身が今は抽象的な部部における能力を磨いている時期ということもあり、具体的な部分は全くできないので、専門性の高いテーマとなるとかなりしんどかったです。
ただし、個人的にはミーティングに分類されるものだったので、何か団体等の組織に所属したい学生はそれこそ高校生のうちとかでも経験しておくとプラスになるのではないかと思いました!
他にも「就活」について触れる事で学ぶことが沢山あると思うので、引き続き触れていきたいと思います!
今回はこんな感じで!ありがとうございました!