見出し画像

オナイウ阿道探究中 ~点が取れるストライカーの共通点~

こんにちは。こんばんは。
おはようございます。

お久しぶりのnoteになりますね。
間が空いてしまい申し訳ございません💦
何を書こうか迷ってたら気づいたら2ヵ月近く空いてしまいました…

今回はマリノスが15試合を終えて得点ランキング日本人トップの10ゴールをあげているオナイウ阿道について書きたいと思います。
昨シーズンが公式戦30試合出場で10ゴールだったことを考えればまさに覚醒している(現在進行形)と言えるでしょう。
そんな阿道がなぜこんなに点を取れるようになったのか。

今回はよりオナイウ阿道にフォーカスして阿道がゴールを取れている理由を探究していこうと思います。

今回も僕が勉強中のアウトプットのひとつなので暖かい目で見守っていただければ幸いです。

◆comeの概念

・「行く」と「来る」

皆さんは英語の勉強をしたことある人なら一度は「come」と「go」という2つの動詞を使ったことがあると思います。
皆さんはこの2つの言葉の意味、何て習いましたか?
僕は「go=行く」「come=来る」と習いました。
おそらくほとんどの方がこのとおりに習ったと思います。

今回の話の内容は学校で習った意味のまま理解しようとするとおそらく理解できないです。

というのもそもそも日本語と英語では特徴が違います。

日本語の特徴は「話者の見えてる景色を共有して話が成り立っていく」ところ。
英語の特徴は「第三者的目線でそこで起こっていることを述べていく」ところ。
つまり、何かを見るためのカメラの置きどころが異なります。

この特徴を頭にいれて話をすると、日本語は話者の視点がカメラの置きどころになるので…
話者の視点から離れる動き="行く"となり、
話者の視点に近づいていく動き="来る"となります。

・「go」と「come」

では先ほどの言葉が英語になると皆さんは「go」と「come」の2つを思い浮かべるはずです。
この2語を辞書で調べてみます。(※webilo辞書一部参照)

まずは「go」です。



「go」
行く,(ある場所・人(の所)・方向へ)行く,向かう,(活動などに従事するために)行く,通う,(ある目的で)行く,運行している,移動する,進む,(…で)行く

簡単にイメージを説明すると、
「今いるところ(視点が置かれてる場所)から離れていくこと」となります。

比較的、goに関してはイメージ通りの部分が多いかなぁと思います。

次に「come」です。



「come」
来る,(話し手のほうへ)やってくる,(相手のほうへ)行く,やってくる,(ある場所に)到着する,届く,達する,巡って来る,到来する,現われる

僕は勉強が苦手でしたのでこれを学ぶまでcomeに「行く」という意味があるのを知りませんでした…
そりゃ勉強できませんわ。笑

興味深かったのはそのあとに記述されていたことです。

go は出発点を中心に考えるが,come は第 1 に話し手のほうにだれかが移動してくる時に用い,第 2 に相手を中心にして相手の思う場所へ移動する時にも用いる; その時,日本語では「行く」になる。

つまり簡単なイメージをすると、
日本語の特徴である「話者の視点がカメラの置きどころ」という前提とき、話者のほうに移動してくるときは「来る」になり、
英語の特徴である「第三者目線にカメラが置いてある」という前提のとき、話題となっている場所に視点が置かれる場合は「come」を用いて「行く」となります。

前置きが長くなりました。大変申し訳ございません😅
たくさん色々なこと書いてきましたが、僕もまだまだ勉強中です。
ただ、このあとの話をするときに覚えてほしいのは最後の、話題となっている場所に視点が置かれる場合は「come」を用いて「行く」ということです。

自分のアウトプットのためにつらつら書いてきましたが、もし分かりづらくて上手く伝わってない場合は、この一文だけでも覚えておいていただければ、少なくともこの後の話はそれなりに理解していただけると思います。

もっと詳しく解説を見たい方はこれを書くにあたってとても参考にした記事を貼っておくのでぜひ一読ください!
https://soccer-rs.com/koushi/1289.html

◆ゴールが取れる位置にcomeする

やっと本題です。笑
彼の今シーズンのここまでのゴールを振り返るとまさにcomeの概念が凝縮されたゴールが多いなぁという印象を受けます。

つまり、今シーズンの阿道はゴールが取れる位置にcomeする動きが抜群であるように感じます。
アウェイ札幌戦の同点ゴールもAJの素晴らしいプレーもありましたが、彼がゴールを取れる位置にcomeしたことによってAJの技術を引き出したとも言えるのではないかと思います。


このcomeの概念を極めたことでストライカーの頂点に登り詰めたのがバイエルンのLewandowskiです。
阿道がこのcomeをマリノスで極めることは今後彼にとってもマリノスにとっても勝ちきるためにとても重要であることが伝わっていると思います。

・「点が取れる選手」の共通点

では、点が取れる選手にはどのような共通点があるのか。
結論から言うと…
「点が取れる場所に"真っ直ぐ"comeしていること」です。

分かりやすい例をご紹介いたします。
この動画の3:20からのLewandowskiの動きに注目して見ていただくと、彼は決して特別マークを外す動きをしているわけではないですがゴールが取れそうな位置に"真っ直ぐ"comeしただけで勝手にマークが外れ、いとも簡単にゴールを決めました。

これこそLewandowskiが点を取り続けれる最大の武器であると思っています。
よくマークを外すのがどうとか言われますが、それが目的となってしまい出し手とのタイミングが合わなかったりゴールを取れそうな位置から離れてしまったりすることがJリーグを見ていると少なからずある印象です。
日本人ストライカーが海外で大成しきれない理由のひとつなのではないかとも思っています。

しかしオナイウ阿道はそんな僕の考えを覆してくれるのではないかと期待させてくれるストライカーであることをここで紹介したいと思います。

アウェイFC東京戦での2点目のシーン。
エウベルが右サイドを突破し、そのクロスを阿道が合わせたシーン。
このシーンも細かいステップは踏んでますが、結果的には走り始めた位置からゴールへ向かって真っ直ぐ走ったところでクロスを受け、シュートを打っています。
これこそまさに「comeの概念」です!
札幌戦のゴールも同様です。


結果的にまっすぐ走って目的地にcomeするだけでマークは外れるということです。
無駄なことをしすぎず、ゴールが取れる位置に「行く」。
これができるようになった阿道はさらにゴールを奪ってくれることでしょう。

◆阿道覚醒中

今回の記事は言葉の解釈から始まって阿道のゴールを考察しました。
本当はもっと説明が必要な場面があるので少し分かりづらい部分もあったかと思います。
それには僕も勉強中ですのでお許しください。

今回の阿道のゴールが取れそうな位置にcomeする動きを少しでも1回でも多く見れること、そして皆さんのひとつの着目点になっていただけたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!







いいなと思ったら応援しよう!