守備の個人戦術2 【ディフェンスの優先順位(1vs1)】
相手のパサーから自分のマークにボールが渡る前から渡った後の原則です。
ディフェンスの優先順位は以下の6つ。
1. インターセプト(パスカット)を狙う
2. トラップ際を狙う
3. 前を向かせない
4. コースを限定する
5. 前進させない(抜かれない)
数字が小さければ小さいほど優先順位が高く、「1」ができなければ「2」を、「2」ができなければ「3」をと狙いを変えながらディフェンスをする。
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以下補足説明。まずは個別に重要な所。
1. インターセプト
相手の死角からスタートするのが良い。自分の仲間の立ち位置や振る舞いでインターセプトを狙える場面と狙えない場面が変わる。
3. 前を向かせない
体の向きだけでは無い。文字通り、前を向かせない(顔を上げさせない)ことが大切。これを全うする場合、自然にディフェンス強度は高くなる。
4. コースを限定する
チームによって限定させるコースが変わる。外に追い込むタイプなのか、真ん中に追い込むタイプなのか。基本的には外に追い込む。
5. 前進させない
自分より自チームゴール側へ人もボールも侵入させない。ドリブルで抜かれると、自チームゴール側へ人とボールが侵入する。前へパスを通されるとボールが自チームゴール側へ侵入する。これを許さない。
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次に「遅らせる」について。
多くのサイトでは「遅らせる」が優先順位の中に組み込まれている。しかし、これはカウンターに対しての個人戦術であり特異のものと考える。よって今回は組み込まない。
※遅らせる
カウンターアタックを受けた際の手段。味方がサポートに来るのを待つ。位置的・数的優位を回復する。