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トレーニングの組み立て方ってこういうことか!?

おはようございます。
タイトル画像は、@yyyy_note_yyyy さんより拝借いたしました!

今の世の中には、理論や理屈、そして結果を分析した資料が溢れる世の中となりました。

しかし、理論や理屈、結果の分析ではなく、このサッカー界を一番サポートしているボランティアコーチの皆さんは、そこではなく、もっと即効性のある疑問や質問があると思います。

実際に、海外でもこの「ボランティアコーチ」は多く存在し、地元のサッカーをサポートしています。

驚くべき話をすると、某リーガエスパニョーラの女子チーム監督は、通常サラリーマンをやっています。(聞いたときの驚きは半端なかった)

朝起きて、仕事をして、夕方からサッカーを指導し、帰宅した時は23時をすぎ、自チームの分析をして・・・・気がつけば2時なんてことはざらにあると、本人から話を聞きました。

今日は、すぐにでも使えるトレーニングの組み立て方をお伝えします。

組み立ての順序は、w-up、Tr1、Tr2そして試合?

JFAの研修など受けると、トレーニングのなどを組み立てなどを教えてくれますが、ボランティアコーチの多くは、
①息子がそのチームにいる
②自分にサッカー経験がある
故に、指導者としてチームに関わっているということが多いと思います。
そして、「ライセンスを取るほどではない。」という場合が多いと思い、このnoteを立ち上げました。

皆さんも、指導者です!少しでもいいので、自分の知識を与えられればと思います。

まず、大枠として、1日のトレーニングの組み立て方は
①ウォーミングアップ
②トレーニング1
③トレーニング2
④ゲーム
と言われています。大枠として、今回はこちらを統一していきましょう。
セオリーなしに、発展なし。まずは基礎から!

ウォーミングアップって?

さて、まずはウォーミングアップ。少年団などを見ると、ジョギングして、体操して、少しステップして。なんてこともあるでしょう。
毎回のルーティンが決まっていて、それをこなしていく。

これは4点/5点と行ったところでしょうか。

ウォーミングアップの目的は
①身体を温めること
②心を準備すること
③今日のテーマを意識させること

です。ルーティンはいいことです。選手たちが勝手にサッカーの気持ちになり、切り替えの瞬間を作れるので、いいことと思います。

じゃあ、なんで満点じゃないの??

それは、一番難しい③今日のテーマを意識させることができていないからです。バルサのカンテラコーチは、アップからテーマを導入していくべきであるとよく言っていました。

特にトレーニング日数も、時間も限られている少年団であればあるほど、今日のテーマをウォーミングアップから混ぜるのは必要なことです。なんせ時間がないんですから。1分1秒でも今日のテーマに近づける。そんなアップを混ぜてください。

アップから要素をいれる

このnoteではその方法も伝えていきます。例えば、テーマが「ポゼッション」だとしましょう。
この時にアップでよくやるのは、ハンドパスでのポゼッションです。

ルーティンの時間を短くして、このようなことを追加していくことで、選手にポジショニング、身体の向きを意識させることができます。
また、手でのパスなので、難易度も高くなく、少年にとってもより簡単に導入できます。

条件(ルール)を設定することでアップにバリエーションを加えます。

■導入段階
・ボールを持って歩いていいのは2歩まで
・10本パスしたら1点
・守備はパスカットのみ

■発展段階1
・ボールを持って歩いていいのは2歩まで
・10本パスしたら1点
・守備はパスカット+選手にタッチで攻守交代

■発展段階2
・ボールを持って歩いていいのは2歩まで
・10本パスしたら1点
・守備はパスカット+選手にタッチで攻守交代
・攻撃のパスは、頭より低い高さで行う

これで、頭の上ばかりいくパスを減らすことができます。ただ、チームコンセプトとして、「引き寄せたあと、ロングボール」を使う場合は、パントキックのみ頭より高いボールでもいいとするだけでもいいでしょう。

ロングパスを出す時、そんなに時間がない時が多いですからね。

トレーニング1って?

ウォーミングアップが終わり、いよいよトレーニング1です。よく「トレ1」と略されます。このトレ1では、今日のテーマの導入を行います。選手のレベルや年齢によりますが、このトレ1では、そのテーマをさらに細かくしたものを行うことが多いです。

テーマ「ポゼッション」
・状況をイメージできるパス練習(対面より三角形)
・ロンド

上記のようなトレーニングを使って、身体の向き、パスコース、ポジショニングをより意識させます。

トレーニング2って?

トレーニング1で行ってきたことをより発展させます。
例えば、方向性を付けてみたり、より関わる人数を増やしたりします。

要するにメインとなるトレーニングです。ここで大事なことは、発展させる!ということ。発展こそに意味があり、似てようなものではなく、要素を加えるのが必要です。簡単な要素の加え方は、「ゴール」をつけることにあります。
ポゼッションの目的ってなんでしょうか?ゴールしかないんです。
ゴールへいく手段として、ポゼッションを使っています。

ゴールを意識した時の身体の向き、展開の方向が変わっていきます。
それだけ、大事なんです。

つまり、トレ2では以下のことをするといいでしょう。

・ラインゴールのゲーム
・ミニゴール4つおいてゲーム
・フリーマンを付けてゲーム

こう言ったものに自分の狙いをより濃くできる条件を付けます。
・リターンパスなし

これは私の最近の流行りです笑
リターンパスがなくなると、出した選手が走ってくれるので、狙っている動きを勝手に考え始めてくれます。

そのほかに発展の仕方として、フェーズ(守備・中盤・攻撃)と3つのエリアを作って、攻撃の組み立て方を教えるのもいいでしょう。

試合はどんな試合?

そして、試合に入ります。試合でもポゼッションを意識して行わせましょう。
なんとなく、試合をやらせても、選手が実践なしにテーマを終えるので、浸透率は下がってしまします。

例えば、パスを最低3本繋いだらシュートできる!とか、同じようにリターンパスなしとか、いろいろな条件を考えてみてください。

ちなみに、ドリブルをテーマとした時、「前進するのはドリブルだけ」という鬼のような設定をしたのを覚えています笑

仕事と同じ?PDCAサイクル!次回へつなぐために

トレーニングの最後に、選手に聞いてみてください。

■今日は何をしたのか?
■どんな技術の練習をしたのか?
■できたことは何か?

こう言ったぐあいに選手からフィードバックをもらうことで選手が再度考える時間ができます。

仕事のPDCAサイクルと同様で、このDoから選手のフィードバックと自分の主観から、Checkしてそれを分析してみてください。

なぜ、選手に伝わらなかったのか、選手はどんな意見を持っていたのか。

そこからまたPlanです。次の練習をまたアップから構築していきます。

プロチームの指導者は、これを凄まじいスピードで行っています。
また、Planしても、当日の人数の変更や疲労度、試合の結果などにより、当日の変更なんて日常茶飯事です。

ボランティアコーチの皆さんの頻度は分かりませんが、毎日トレーニングしている方は、かなりの時間と労力を使用することでしょう。

分析までできなくても、まずはプランニングそして練習してフィードバックまではやってみてください。

きっといいチームになりますよ!


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