【ACL】#004.アジア最強へ歩みを止めるな。GS第3節vs.ユナイテッド・シティFC(フィリピン)
はやいものでグループリーグは第3戦。
もう折り返し地点だ。
ここまで2戦2勝とリーグ戦での強さをアジアの舞台でも発揮しているフロンターレ。
フィリピンのクラブと激突した。
■スターティングメンバー
第3戦は通常のスタメンをベースに、中盤に大島僚太が今季初スタメンに復帰。また成長著しい大卒ルーキーの橘田も名を連ねた。
前線の3枚は三苫、レアンドロダミアン、家長の陣容で、確実にゲームを決めに行く鬼木監督のハートを感じる布陣だ。
■立ち上がり15分
ユナイテッド・シティFCは攻撃時は逃げずに低い位置からボールをつなぐ姿勢を見せ、守備時はフロンターレの攻撃力を警戒し5バックでスタートした。
ボールを動かしながら、インサイドハーフで橘田や大島僚太がボールを引き出し、チャンスを伺う構図が続く。
最初のチャンスは前半24分。
山根が相手ブロックの中でボールを受けるとふわっとしたスルーパスを最終ラインの背後へ供給。三苫とダミアンが被ったことで得点こそ繋がらなかったが、チャンスになった。
試合は突然動く。
前半33分。コーナーキックから生まれた。
大島のキックをニアで谷口がすらすと後ろで待っていた三苫薫。攻め続けてはいたが、なかなか得点が奪えない中でワンチャンスをモノにした。
続く41分。今度は大島僚太!
三苫の横パスを華麗にターンして受けるとダミアンとの壁パスから綺麗にゴールを決めてみせた。
素晴らしい。ほんとに天才だと思う。
■大舞台でテストを。勝ちながら成長。
後半頭から谷口彰悟をアンカーに据えた。
車屋をセンターバックに入れることで、谷口彰悟を押し出した。アンカーを固めたい時はシミッチが弱点になってしまうフロンターレに新たなオプションを生み出そうとしている。
50分山根の突破からレアンドロダミアン!
パスを出したコースにランニングする山根の真骨頂で右を崩して仕留めた。素晴らしい。
56分今度は橘田!
縦パスが入った瞬間、連動して選手たちが動き出し、真ん中を割った。シュート前のファーストコントロールも見事。
65分・70分も橘田の得点。こぼれ球をミドルシュートの形だったが、キック技術のうまさを見せつけた。
■着実なレベルアップはアジアの舞台でも強さを発揮
Jリーグを通じて誰が出ても強いフロンターレを実現してきたが、その強みがまさにアジアの舞台でも発揮されている印象。
どこにいる選手も得点の意識が強く、点をとってやろうという気概を感じる。
さらに、攻撃のスイッチが入った瞬間の3人目の動きや連動性は目を見張るものがあり、相手チームが恐れていてもなかなか止めれないチームになっている印象だ。
これでグループリーグも3戦を終え、折り返し地点だ。3連勝と見事な戦いを見せているが、勢いを止めることなく勝ち進んで欲しい。
それでは〜。
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