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【ACL】#006.成長の証をいま。倒すグループ最大の好敵手。GS第5節vs.大邱FC

 いよいよグループ1位通過をかけた大一番を迎える。アジアチャンピオンズリーグ初戦で両チームは激突すると、レアンドロダミアンのバイシクルやチョンソンリョンのPKストップといった活躍もあり3-2で激戦を制した。

 それ以降勝ち続けてきた両チーム。
 このグループの中では頭一つずつ抜けた強さを誇っていた。そして、川崎フロンターレは着実にチーム力を高めながら勝ち続けてきた。
 大島僚太は時間限定ながら戦列に復帰すると試合を追うごとに状態を上げているし、谷口彰悟はアンカーとして新たな価値を示した。橘田もハットトリックを達成し、猛アピールこの大一番に向け準備は整っている。

※写真は前日記者会見の様子

■スターティングメンバー

 現状想定しうるベストメンバーか。
 前線の三枚は家長、レアンドロダミアン、三苫揃い踏み。脇坂、旗手がシャドーを務め、アンカーにはシミッチだ。
 チーム一丸となって勝ちに行こう、フロンターレ!

■不穏なコーナーキックの立ち上がり

 立ち上がり5分で3本相手チームにコーナーキックと珍しい立ち上がり。
 序盤の徹底したロングボール、状態が決していいと言えないピッチコンディションの中でのプレスに少し嫌な感覚を持った。
 戸田さんも言っているがはやく芝になれたい。

 おそらく選手の距離感は通常よりも遠い可能性が高い。パスでリズムを生み出せない分、どこで違いを出すのかがこの試合の注目ポイントになるか。
 ピッチコンディションでパスが封じられることは往々にしてありうる。

 家長がボールを持った瞬間には時が止まる。これはさすがだ。そして、敵が食いついた瞬間に一瞬左サイドバックの裏が開く。ここに脇坂や旗手が入っていけるととても良い気がする。

 25分。中盤のパスを引っ掛けると大邱FCのショートカウンター。シミッチの所で狙われると即時奪回も難しく、失点に直結してしまう。戦い方含め調整をかける必要がありそうだ。

 34分!ついにフロンターレが先制ゴール。
 旗手のクロスをワンタッチで三苫が相手を外すとシュートはゴールポストに。こぼれ球をレアンドロダミアンが押し込んだ!ゴール!

 ただ、42分。大邱がクロスから同点ゴールを奪う!シミッチと谷口がぶつかる形になったことで、エジガルがフリーになってしまった。ボレーシュートを入れられて同点。

■テンポアップは一瞬に。

 55分。出せなかった縦パスを三苫がアウトサイドで送ると旗手のフリックから家長が抜け出した。
 フィニッシュは脇坂が左足で。さすがに浮いてしまったことでクロスバーに阻まれたが決定機を作り出した。

 63分、またしてもレアンドロダミアン!
 いい流れの攻撃をしていた中で、脇坂の素晴らしい切り替えからレアンドロダミアンの右足一閃!
 ついに川崎フロンターレが一歩前に出た!

 脇坂に変えて、大島僚太登場。
 シミッチがイエローカードをもらっていることもあり、山村をボランチとして起用した。
 中盤を強固にしながらも、クリエイティブなことができる大島僚太を入れてきた鬼木監督。

 86分、三苫薫の突破!その折り返しをレアンドロダミアン!ハットトリック達成!
 急激に加速する三苫のドリブルは止められない。素晴らしいゴールを決めた。勝負を決める3点目!

■首位通過でグループリーグ突破

 1試合を残し、川崎フロンターレが首位通過を決めた。1試合3得点以上をグループリーグとはいえACLの舞台でもやってのけた。
 充実の戦いをした選手たちには拍手をたくさん送りたい。慣れないコロナ禍で、異国の地で試合を続け、結果をしっかりと残した。

 おめでとう!!
 次は最終戦。いろんなメンバーを出してほしい。
 それでは〜。

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