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既存の価値を面白がる〜愛にあふれた「コミュニティ」を想う夜〜


こんにちは。
ちゃんゆみです🧸

最近は、この情勢でも将来に繋がる動きをしたいと思い、北海道イベントでお世話になった柴田涼平さんが企画している、“将来の場作りを考えるプロジェクト(ヒトカナlab)”に参加しています。

そのプロジェクトは、オンラインでの対談イベントを企画していくもので、
第1回目は、「株式会社ここにある」の代表、藤本遼さんとのイベントでした。

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このイベントについて、私の感想も入れながら振り返りたいと思います。


目次
 きっかけは、子どもの頃に感じた思いだった
 小さな輪から大きな輪へ
 横の繋がりをつくっていく
 場をもっているからこそできること
 対談を終えて 


きっかけは、子どもの頃に感じた思いだった

藤本さんは、子どもの頃に親がいなくなり、家庭という身近なところでの安心と安全がなく、自分の居場所のなくなった寂しさが今の仕事の原点でした。

自分の近くに、「ここに居てもいいんだ」「来たらハグしてくれるような安心感」そんな場所をつくりたい。楽しい遊び場をつくりたい。

これらは、藤本さん以外の人も考えていたことでした。

「ないところから新しいものを考えるのでなく、既存の価値を考え、生かす」

この言葉を聞いて、過去を振り返っているつもりでいましたが、まだまだ考えの余地があると感じます。正解はないけれど、自分に問い続け、人との会話から価値を見つけていくことは、今からでも遅くないと思いました。


小さな輪から大きな輪へ

「自分が考えていることは、他の人も考えている」

そう、確信した藤本さんは、少しずつ活動の輪を広げていきました。

人に会う時は、単に仕事の話だけをするのではなく、その人の考えや今後やりたいことといった将来のことも話した上で進めていくと、より深いところで繋がると言います。

藤本さんのほか、中心で関わっている人たちから少しずつ輪を広げていって、行政や企業など多くの人を巻き込んでいく。

ここまで巻き込める事ができるのは、
「居場所」に対して、共感する愛があるから人は集まっていくのかもしれません。
「暮らしベースで繋がる」から、仕事が進めやすくなるのかもしれません。

ただ大切なのは、色々な人と自分の考えや将来のことを話すことです。


私自身、将来のことはなかなか人に話せるわけではありません。人を選んでしまいます。
話すのが気恥ずかしかったり、目の前の楽しさで満足していたり…

けれど、どこに今後に繋がるかけらが転がっているかわからないから、できるだけ多くの人に話すことが大切だと思いました。


場を持っているからこそできること

新型コロナが広まっている今、場を持っている運営側は、とても厳しい現実に直面しています。
この状況でも、場を持っているだけで、固定費、運営のためのランニングコストがかかり維持するのが大変です。

しかしながら、藤本さんは、場を持っていることのメリットは、その場所にいったら目的の人に会えることだと考えています。
ゲストハウスを経営している柴田さんなら、「ゲストハウスwayaの柴田さん」「(同)Staylinkの柴田さん」に会いにいく、というように。

また、その地域の資産や価値を多くの人に提供していくためには、今後も場を維持していくことが欠かせません。

「場を持つ」すなわち、「人が集まることを生業にしていく」という問いに、自分はどう関わっていくか。

藤本さんは、「お金や数字で表せられないことに関して価値を生み出し、自分の思いを忠実に多くの人へ伝えていくことが大切である。」と話します。

私も、やりたいことがすぐ形に表れないため、悩んでしまう時期がありましたが、まずは、自分の思いを人へ伝えていくことから始めようと思いました。
同時に、どのような方向性を持って進めていくことが良いのか考えながら。


対談を終えて

対談を聞いて、まず藤本さんは、問いを考えてから答えを出すまでのスピードの速さが印象的でした。

普段何気なく過ごしている毎日では、自らに問うことはない。
時間がある今、「将来に向けて、これからどうしていきたいか」と考えることはあっても、「なぜ」「どうして」と突き詰めることは少ない。

突き詰めた先に正解がないから、もやもやして考え続けることを遠ざけてしまう。学生の頃に学んだ数学のように、誰しも共通の100%の答えがないからだ。

しかし、自分のペースで、自分の中の「これかもしれない」と思うものを見つける作業こそ、意味があるのだと強く感じました。
見つけて行動してみる。探しながら行動してみることで、「これかもしれない」ものが見つかるのです。

思い返してみると、最近は、嬉しかった日記を書くためにその日を振り返っていますが、この作業は幸せを感じる材料を見つけている作業と同じなんだと思います。プラスして、「なぜそう感じたか」と問い続けたら、その出てくる答えは、やりたいことの根っこの部分に繋がるのではないかと思いました。

加えて、このコロナの状況でも、周りにいる人たちを信じて、これまた速い速度で自分たちでできることを模索している事が印象的でした。

今までと同じように動けないことはマイナスに捉えられますが、反対に、今後に生かせる新しいことを考えるならプラスになります。
先の時代が、少し早く来たという感じに。

できることを一人で考えることも良いですが、周りにいる関心を持ってくれている人と話し合って探っていくこともできるのです。
現に、今回のイベントの運営で動いているヒトカナlabは、今後の場づくりについて関心があるメンバーで進めています。

ヒトカナlabがそうであるように、私のやりたいことも複数人で話し合っていいのです。

私が今、やりたいと思っていることは、食の持つ温かい雰囲気を伝えていくこと。このためにできることは、身近な人に、やりたい思いを伝えて形に近づけること、同時に、自分でも考えつくものを実験し続けていくことなのだと思います。

今回のイベントは、「自分の思いを突き詰める大切さ」という気づきを得られた良い時間でした。

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