インターネットで誰でも出来る!警察への懲戒処分情報の公開(開示)請求

 昨年二〇二三年中に懲戒処分をされた警察官の数は、警察庁のまとめによると二百六十六人で、内訳は免職四十二人、停職五十四人、減給百二十二人、戒告四十八人。逮捕者六十一人だったことがわかった。中には取り調べ中に被疑者の少年の胸ぐらをつかんで前後に揺さぶるなどの暴力行為もあったという。


ネットでできる!警察への懲戒処分の情報開示請求

 懲戒処分の事案は、広報を通じて報道されるか、報道各社が報じない限り知ることは出来ないが、自分で調べることもできます。簡単な方法では、インターネット申請による情報公開請求ができます。
 例えば警視庁の令和五年に処分された懲戒処分者の一覧を見たいという場合、行政手続きオンラインから開示請求をすることができます。
警視庁行政手続きオンライン

懲戒処分者の情報開示請求の例

 私は警視庁管内で、一昨年から去年末にかけて処分された警察官の内訳や情報を知りたくなったため、このような内容で入力を進めていきました。
 まずはメールアドレスを入力し、完了するを押すと、入力したアドレス宛に確認のメールが届きます。

 確認アドレスに記載されてるURLを開くと、開示請求書の作成画面になります。

 この画面は少し分かりづらい作りになっていますが、デフォルトで個人のままになってるのでその下の「氏名」欄にチェックを入れて名前を入力します。そのまま自宅の郵便番号、住所、電話番号(携帯でOK)を記入してください。

 開示請求の文面は、揚げ足を取られないような内容にしましょう。懲戒処分者の内容の閲覧を希望する場合、このように書きます。

警視庁管内警察署、及び本部庁舎、支部庁舎(全方面)における、令和五年一月一日から令和五年十二月三十一日までの間における懲戒処分(減給、本部長訓戒、停職、免職を含む)を受けたものの一覧、及び保有する関連書類一式の写し(懲戒審査事案書の写しなど)に関して情報開示を請求する。

 入力が完了したら、確認に進むを押したあと、申し込みボタンを押します。あとはひたすら待ちます。

警視庁から確認の電話

 私の場合、朝七時に申し込みしたところ、その日の午後三時に警視庁から着信がありました。架電者は警視庁情報公開センターからで、「懲戒審査事案の書類は大量にあるため、開示延長になることは避けられませんがよろしいですか?」という趣旨のものでした。もちろん私は懲戒の内容を知りたいため構わない旨を答えてやり取りは終わりました。


警視庁から届いたのは控え!

 三日ぐらいして、自宅に警視庁からの手紙が来ました。受理が完了したという控えで、現在のところまだ処理が進んでいない様子です。



 今後、どのような書類が出てくるのか、そしてどれほど黒塗りされて出てくるのか!気になります。

オンライン行政手続きに対応している都道府県ならどこに対しても気軽に行えます!

 まだ結果が出ていないものの、受理自体はされたので、あとはどのような書類が出てくるかを待つだけとなります。もちろん、出てくる書類はみんな大好き!のり弁当ですが、部分部分に書かれている内容にはとんでもないものがあります。

 試しに神奈川県警察に対しても同様の情報開示請求をしたところ、同じく受理され、大量の書類を用意するから少し時間がほしい旨の連絡がありました。オンライン行政手続きに対応している都道府県なら、警察に対する情報開示請求は簡単です!みんなも開示請求して、のり弁当をゲットしましょう!


神奈川県警への情報開示請求
警視庁への情報開示請求

いいなと思ったら応援しよう!