宇宙は感情の共有空間。
アリス・マンロー「小説のように」を読み始める。
いつも情報交換している後輩から借りた。
映画や演劇、本やテレビまでいつも感情の共有をしている。
その後輩に、仕事中ひどく怒ったこともある。
ただいつも、数日後何事もなかったように話しかけてくる。
もちろん嬉しい。
逆の立場だったら私はこんな振る舞いができるだろうか。
おそらくできない。
何も考えていないのか、無理をしてるのか。
つかみどころのないこの性格が少しうらやましい。
スポーツ一家で育った私は、正と悪で物事を考えていた。
近頃は「正義を振りかざす」の意味を何度も調べては反省する。
こんな私と後輩の共有した感情は宇宙に漂っている気がする。
今までもこれからもずっと残り続ける気がする。