私と要約筆記(第3回)

 前回の投稿から2年くらい間が空いた。前回は「要約筆記奉仕員」という、いわば「ボランティア」の活動のようなことを始めたところまでだった。今回は、その後の話になる。
 2011年、2012年、2013年と3年間は、実は要約筆記についてはあまり力を入れず、時間に余裕のある時だけ活動するということをしていた。そして、2013年に「要約筆記者」になるために力を入れ始めた。というのは、この年、「ステップアップ研修」なるものがあるということで、受講した。いわゆる、「奉仕員」から「者」にならないと活動できないよ、というお達しのようなものがあって、「だったら研修受けておこう」と考えて、受講したわけである。この辺は、法律や制度の整備が今と比べるとまだまだの状態だった10年前のことだから、ボランティアしていて急に会社員になれと言われたようなもので、びっくりすると同時に、どうしたらいいんだろと、周りの皆さんも自分と同じように1つ1つ模索しながら挑戦していたように記憶している。
 ただ、この時は研修を受けたらそのまま要約筆記者になれる・・・・というわけでもなくて、「全国統一認定試験」を受験して合格しないと要約筆記者になれないという次のハードルが待ち構えていた。認定試験自体は現在も継続して年1回開催されているので、毎年受験者は大変だなと思う。

ここから先は

716字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?