タスクシュートと四則演算(第十二回)
いきなり質問ですが、皆さんは、人は何歳まで生きられると思いますか?
昔は「人生五十年・・・」という、どこかで謳われている言葉があるように50歳まで生きられれば万々歳という感じだったのではないかと推測されます。
ところが今はどうでしょうか、テレビのCMや、講演会などで「人生百年時代・・・」というような言葉が飛び交っています。
さて、なんでこのような話をしたかと言いますと、人が生きていられる時間というものが非常に長くなっているということが言いたいわけです。それなのに、世の中には「時間がない」という言葉が飛び交っている。
なんとも矛盾した内容だと思いませんか?
そもそも「人は生まれた時から死に向かって生きている」という、いかにもネガティブな考え方をされる方がいたりします。
しかし、よく考えてみてください。死ぬために生きるって、その言葉自体が矛盾しています。この考え方はいわゆる「引き算」の考え方なんですね。
分母はわからないけれど、最終的にゼロに向かっているというような感じです。
でも、タスクシュートを実践されているスマートな皆さんなら、お分かりのように「時間はある」ですし、人は自分の人生をどんどん積み重ねている、すなわち「足し算」の考え方なんです。その足し算が、時には重く感じることがあるかもしれませんが、積み重ねているのですから当然のことなのです。
皆さんの年齢は?と考えた時、普通は「年」の単位で考えますが、タスクシュートでは「時間」、「分」などもう少し小さな単位で考えますから、かなり大きな数字になると思います。
そうです、それだけの時間を皆さんは使って、積み上げてきたのです。
そう考えると、今抱えている問題があるとして、これから時間をかけて解決できると思えることがわかると思います。
今日私が言いたかったことは・・・
「人生は足し算」
決して引き算なんかではない!
続く