山菜と健康とのかかわり【日本安全食料料理協会】
春の山菜や秋の山菜は日本人の食卓を彩り豊かに飾ってくれます。今日は山菜について紹介します。
ふきのとう
ポリフェノール、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれているので整腸作用も期待できます。免疫力や動脈硬化を予防し、新陳代謝を活発にさせる働きがあります。
たらの芽
タンパク質、ミネラル、ビタミンE、食物繊維などが豊富に含まれています。「エラノサイド」はインスリンが上昇するのを抑えてくれる効果があります。そのためダイエットにも効果的です。また、ベータカロチンは花粉症予防にも効果的です。
ぜんまい
炊き込みご飯や煮物などに使われ、山菜の中では代表選手と言ってもよいでしょう。ただ、アクが非常に強いので一度アク抜きをしましょう。パントテン酸、葉酸、ベータカロテン、ビタミンCが豊富に含まれています。ベータカロテンはビタミンAに時間と共に変わっていきます。ビタミンAは女性にとってうれしいアンチエイチング効果があります。
わらび
わらびは旅館の朝食などでよくお目にかかることがありますが、しんなりとした食感が人気を呼んでいます。ちなみに根はわらび餅の原料になります。ビタミンB2が豊富に含まれています。ビタミンB2が含まれている山菜の中では1位ではないでしょうか。ビタミンB2は髪の再生と肌の健康をキープしてくれます。
せり
日本人にとっては、せりはお正月を思い出させてくれる野草と言っても過言ではないでしょう。せりは春の七草のひとつで、七草粥にいれて食べる野草のひとつです。独特のにおいが春を思い出させてくれます。栄養としてはカロテン、カルシウム、カリウム、食物繊維が豊富に含まれています。血液をサラサラにしてくれてさらには解熱、解毒作用があります。
うど
ほのかな苦みとしっかりとした歯ごたえが人気を呼んでいます。クロロゲン酸を多く含みメラニンの抑制などの効果があるようです。
ふき
食物繊維とカリウムが豊富に含まれています。腸を整え、ダイエットには最適です。
日本安全食料料理協会には山菜ソムリエの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。