マクロビの歴史【日本安全食料料理協会】
マクロビを行なっている人は、カラダに悪いとされる飽和脂肪酸やコレステロールの摂取が少なく、一方でビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質、葉酸やカリウム、マグネシウムなどのミネラル、食物繊維など健康を維持するのに必要な栄養素をたくさん摂取する傾向があり、非常に健康的です。結果的に血中脂質や血圧が健康的に保たれ病気のリスクを下げることができます。
マクロビ歴史
1960年代の間は「ブラウンライス(玄米)・ダイエット」として日本のヒッピーの間で流行し、それがアメリカに伝わりました。しかし、1971年にアメリカ医学会が「マクロビは公衆衛生上、大きな健康問題だ」と弾糾したことから、マクロビは個人の健康を害するだけではなく、その人の人生そのものにとっても悪だというレッテルを貼られてしまいました。それにならうように、その後多くの栄養士から危険なダイエットとみなされてきました。
マクロビと菜食主義の違い
マクロビと菜食主義は似て非なるもの。菜食主義とは以下のような人たちのことを指します。
ベジタリアン:肉を食べない人たちの総称で卵や牛乳などの乳製品は食べます。
ビーガン:ベジタリアンの中でも乳製品を含む動物性食品は一切食べません。
一方、マクロビは東洋医学の「陰陽」の考え方が元になった食事法です。基本的に、玄米などの全粒穀物とたくさんの野菜を主に食べ、塩・醤油・植物性オイル・果物は時々食べ、陰性の食べ物(酒、肉など)を控える食事法です。
細かい方法や主張はマクロビを唱える人たちの間でも統一されていませんが、動物性食品を控える点からはビーガンに似ているとも言えます。
マクロビの基本の玄米
玄米を最も大切にするのは、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維と六大栄養素がすべて含まれているからです。さらに、玄米の外側についている果皮・種皮・糊粉層を併せてぬかといいますが、この部分には抗酸化作用や免疫力向上作用のある成分があります。
また、同様に白米では取り除かれる胚芽はビタミンB群やE、亜鉛、カルシウム、鉄が非常に豊富です。白米では捨てられてしまう部分に、健康効果の高い重要な栄養素が含まれているのです。
日本安全食料料理協会にはマクロビオティックマイスターの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。
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